華と風とメロディと

ペイントママと華(空組)風花の日々

近々オーダーSHOP再開予定。只今準備中。 

2015.2.14 バレンタイン リサイタル 

2015-02-19 15:16:35 | 日々の事


東京オペラシティコンサートホールにて
牛田智大さん・ピアノリサイタルに行って来ました。
1階席が取れたものの、管理人、年末から少し体調を崩しておりまして
悩みつつ・・・・でも行きたい!聴きたい!が勝りました^^
また会場も初台駅直通とあり、前日から体調を整えて少し緊張等
しつつ・・・ワクワク♪
初めて訪れるので、少し早めに着くようにし、施設内をあちこち散策。
エントランスもお洒落。会場ロビーも吹き抜けで開放感があります。
ホール内は撮影禁止でしたので画像はありませんが、ため息です。
ゆったりとした席。舞台とは程々の距離。やや右側から。
中央に置かれたスタンウェイ・・・・期待が高まります(^^)
ここ、東京オペラシティコンサートホールは、2年半前、本格的にデビューを
果たした会場でもあります。




今回はバレンタイン リサイタルと言う事もあり、楽曲を通して様々なタイプの男性を
描写する・・という楽しい試み。
『演奏しているうちに意図せず違うタイプが出て来るかもしれません・・・』

モーツァルト
プロコフィエフ
ベートーベン
ラフマニノフ
・・・を通して牛田さんご本人が描写されるかもしれません。


~プログラム~
 
 モーツァルト:ピアノソナタ第11番イ短調 K.331「トルコ行進曲付」
 
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番変ロ短調 Op.83「戦争ソナタ」

 ***** 休憩 *****
 
 ベートーベン/ラフマニノフ:劇付随音楽「アテネの廃墟」より トルコ行進曲
 
 ベートーベン:バガテル「エリーゼのために」イ短調

 ベートーベン:ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27‐2「月光」

 ラフマニノフ:ピアノソナタ第2番 変ロ短調Op.36(ホロヴィッツ版)

古典・現代・古典・現代と、大曲の間に小さい子にも聴き覚えのある曲
をはさんでいます。

ライトが落ち、舞台に登場した牛田さんは、懐かしそうな表情で、正面、2階席、3階席と
見渡し、微笑み、丁寧にお辞儀をし、椅子に付きます。
昨年10月、所沢ミューズの時よりも、また一回り大きくなったかな?

暫く目を閉じ、ミューズの神と対峙しているかのよう。
そっと指を置き、モーツァルトのソナタ第1楽章が奏でられます。
聞き慣れたはずの曲、管理人も遥か昔、弾いた曲。
軽やかに、唄うように。目を閉じて、ただただ目を閉じ、至福の音に身を委ねます。

プロコフィエフ 戦争ソナタ、彼が弾くのを初めて聴きます。
弾き込んで弾き込んで、こちらもどんどん曲に引込まれて行きます。
スターリンの演説・との解釈もあり、難曲のはずですが、とても心地良い。

アテネの廃墟よりトルコ行進曲・エリーゼのために、
きっと小さいピアニスト達はキラキラの瞳で聴いていた事でしょう。

そしてベートーベン 月光
静かに音が紡ぎ出され、1楽章、終始目を閉じて弾いていたように見えます。
最終楽章は「えっ・・この速さでパッセージを?」と、軽やかに、速く激しく深く。
溢れる熱い想いを込めて。
牛田君のベートーベンソナタは、初めて聴きましたが、5年・10年後歳を重ねたら
一体どのような演奏になるのか・・・・
割れるような拍手が起きます。

ラフマニノフ ソナタ2番 ご本人も、ラフマニノフは、素のままの自分が出せると言っていた
楽しみにしていた大曲・難曲。
稲妻のような出だしから瞬きも出来ず、惹き込まれます。
渾身の演奏。最終楽章終盤では涙腺が・・残響がホール内に消えるのと同時にブラボー!の嵐。
鳴り止まぬ拍手。ため息。
正しく彼はピアノを弾くために生を受けたのだと。
ピアニストになるべくして生れて来たのだと。
そして、もう牛田君でも、智君でもない・・・・ピアニスト 牛田智大さんだと。

舞台袖に花束を持ったご婦人が・・膝まづき笑顔で受け取り握手。そのお二人にまた拍手です。
花束をそっとピアノに置き、アンコール ショパン:ノクターン ロミオとジュリエットから乙女の祈り。
先程まで大暴れしていた彼ですが(笑)、穏やかで優しい表情で、時折頷くように謳うように奏でます。
あぁ・・・本当にピアノが好きで好きで堪らないんだなぁ・・・。

幸せなひと時をどうもありがとう。バレンタインなのに逆に大きなプレゼントをいただきました。
暫く座席から立てずロビーに出ると既にサイン会の列。
お手渡しを諦めて主催側の担当の方に小さなチョコレートの箱を託しました^^
その際「必ずお渡ししますので、メッセージとご署名を。」と言われ、ドキドキ♪でした。おばさんは^^

お疲れだろうな、休ませてあげたいな、お食事摂らせてあげたいな・・と思いつつ会場を後にしました。
帰路、ラフマニノフ第3楽章が頭の中で終始響いていました。



帰り、最寄駅のお花屋さんでバレンタイン仕様の小さなアレンジメントを買ってしまいました。
この日、華パパ、大阪から一足速く帰って来ることが出来「せっかくだからゆっくりしてくれば。」
とメールをもらい感謝です。
ブラボー!!至福の時間を、夢のようなひと時をありがとう~!



ガトーショコラを焼き、翌日はと言うと、7cmヒールを履いて都会まで出掛け頑張ちゃった分
疲れが出てヘロヘロ・・・でした^^



そして我が家の娘ふたっつ。元気ですよ。ブログをずっと更新していなくてご心配を
いただき申し訳ありません。
ケーキの苺ちゃん待ちの期待度Maxのお顔♪
毎日朝から笑えるシニアさん生活を過ごしています。
穏やかな日々です。もちろん寝んこ♪の共・BGMは、牛田智大さんのCDをメドレーで。