(無症状者が感染を広げていることについて)
つまり、新型コロナウイルスは、会話をしている、咳をしている、
くしゃみをしているなどの人たちに近接している者の間では、
症状が現れていなくても広がる可能性があります。
この新しい知見に基づき、CDCは、
他の社会的距離を維持することが困難な公共の場(食料品店や薬局など)では、
布製のフェイスカバーを着用することを推奨します。
特に市中感染が著しい地域ではなおさらです。
WHOの発表を受けてかはわかりませんが、
アメリカCDCが明確に布マスクの推奨を発表しました。
特に「会話をしているだけで感染させる」を明言したことは、
これまでの感染拡大予防の対策(一個人の感染予防対策ではない)に
影響を与えるでしょう。
安倍総理が1世帯に2枚の洗えば使い続けられる布マスクを配布することを決定したところ、
「アベノマスク」などと揶揄する向きがありました。
布マスクのみならずマスク全般において、
「健康な者」に対する感染「予防」効果のエビデンスが乏しいことから、
これを感染予防の面からも批判があったところですが、
これはマスク自体の「目の粗さ」と、着用の際のずれによる顔回りとの隙間からウイルスが侵入してしまうからという理由です。
「感染者が他の人にうつさないため」には、一定の効果があるというのは前々から言われていたことです(飛沫飛散が減るから)。
これまでは無症状の者は他人にうつすことが無いか、あっても稀な場合のみであるという認識が行政でも医療関係者の間でも主流でした。
それが、無症状の感染者が自覚のないままうつしてしまうという場面が大いにあり得るという認識に変わったとなれば、
健康な人(と思い込んでいる人)であってもマスクを着用させることで、
「集団における感染拡大予防」効果があるのだということは可能性として十分にあり得ます。
また、CDCの推奨を見ると、
これは医療機関への不織布・サージカルマスク等の確保にも意味があるのだと言えるでしょう。
でも、今更?
アメリカは認識が甘いと思うのは、赤ずきんだけだろうかw
日本では普通にされている対策ではないかしら?