ハナウマ・ブログ

'00年代「ハワイ、ガイドブックに載らない情報」で一世を風靡した?花馬米(はなうま・べい)のブログです。

RMT-B003Jのリモコンを代用品にしてみたら

2021年04月22日 | 生活・暮らし

SONY製ブルーレイ・レコーダーのリモコンの調子が悪くなり、代用品を購入してみた。個人的には不満はないものの、100%の満足度を期待するとガッカリするかもしれない。筆者の拙い体験をレポートする。

本体はSONY製BDレコーダー

拙宅のテレビ環境は、テレビ1台とBDレコーダー1台という簡素な構成である。テレビはPanasonic製のTH-42C305、BDレコーダーはSONY製BDZ-T90で、HDMIケーブルで接続している。

このBDレコーダーは2008年春に発売されたモデルで、つまりコロナ禍の2021年春で13年経過した代物ということになる。数年前にBDドライブ部が壊れて以来、もっぱらHDDレコーダーとして使用している。
HDD上の録画番組はBDに移動することが叶わない。また本体背面のRCAジャックからアナログ信号を取り出そうと試みたこともあったけれど、アナログでもコピープロテクト機能があるとかで、録画番組の移動(取り出し)は出来なかった。
修理するという気も起きないし、たぶん新しいBDレコーダー購入時には切替器でも購入して使い続けることになるだろう。

さて、このBDレコーダーのリモコンRMT-B003Jである。
1年ほど前から一部のボタン(おもに「ホーム」と「オプション」)の反応が悪くなり、力強く押してみたり大きめのボタンは押すポイントを少しずらしてみたりしながら、なんとか操作をしてきた。
また反応の悪いボタンを使わずに、自分が望む操作画面に至る方法も使ってきた。たとえば水色の「ホーム」ボタンが真っ先にきかなくなったので、「予約する」ボタンから入っていくというような方法である。
念のために付け加えておくと、電池(単三×2本)の残量は十分にある。

通販で購入したSN-B003J

このままでは時間の問題でBDレコーダーのリモコン操作が出来なくなってしまうと考えSONY純正品を探してみたけれど、やはり大手家電量販店などではすでに販売を終了している。そこで純正でないものを探した。それがSN-B003Jである。

型番もよく似ているし、当時の製造技術を譲り受けたかどうかしたリモコンメーカーが作ったものかもしれない。いちおうセッティング次第で各社のテレビやAVアンプなども操作できるような謳い文句が通販サイトに載っている。価格は1,596円(税込)で送料は無料であった。
ちなみにSONY純正リモコンはMADE IN MALAYSIAであり、購入した品はMADE IN CHINAである。

手に持った感じは純正品よりスリムで、それゆえたくさんあるボタンは密集度が高い。操作性に関しては「慣れ」の部分が大きいかもしれない。
操作フィーリングについては、ボタンを押すときの感覚も少し異なる。純正品は「にゅっ」とでもいうようなソフトな感覚であったが、SN-B003Jはカチッとしたクリック感がある。しかしこれも悪くないと感じる。
使用する電池は純正リモコンとは異なり、単四×2本である。そしてわずかだけれど純正リモコンよりも軽い(含、電池)。

テレビが一部操作できない

誤解のないように最初にいっておくと、SONYのBDレコーダーの操作に関しては問題ない。純正リモコンの下部にある、スライドカバーの下にあった「録画」ボタンや「チャプター書き込み」などのボタンも、他のボタンと同じくリモコンの表面に並んではいるが(そして多少配置も異なるが)、ちゃんと機能する。

問題があるとすれば、他の機器つまりBDレコーダー以外の機器を操作する場合である。
SN-B003Jは「TV」ボタンを押してテレビリモコンモードに切り替えると、出荷時設定ではSONY製のテレビを操作できるようになっている。しかし筆者のテレビは既述のとおりPanasonic製である。そこで説明書の手順に従ってPanasonic製のテレビが操作できるように変更する。ところが、他社製であるがゆえか操作に制限があるようだ。

たとえばテレビを見ていて(テレビ側チューナーの)チャンネルを変えたい場合、数字ボタンで直接希望のチャンネルに切り替えることが出来ない。「チャンネル」ボタンの「+」「-」で切り替えるしかないのだ。また地上波とBSを切り替える際の「デジタル」「BS」ボタンが効かない。さらに「番組表」ボタンも効かない。
筆者の場合はテレビの純正リモコンは問題なく使えるので特段困ることはないが、「これでBDレコーダーもテレビも1本で操作できるぜ!」などと思っていたらガッカリするかもしれない。拙宅のテレビがもしSONY製だったならうまくいったのかもしれない。
テレビを単なるモニターと割り切って、常にBDレコーダーのチューナーを使うようにするという方法もあるけれど、電気代的にバカらしいし、録画中に別番組を見たい場合だってある。やはりテレビ単体操作は必要なのである。

なお説明書には、BDレコーダー以外の機器(TV, AMP, DVD)については、それらの機能すべてが操作できるとは限らない旨、ちゃんと書かれている。

ちなみにSN-B003Jの初期設定では、「TV」ボタンを押してテレビリモコンモードに切り替えたあと、無操作時間30秒で自動的に「BDモード」に戻るようになっている。その場合、いちいち「TV」ボタンを押さないとテレビを操作できない。これが使いにくいと感じる場合は、設定変更して自動で切り替わらないようにすることもできる。すなわち一度「TV」ボタンを押したら、「BD」など他の機器モードボタンを押さない限り、テレビリモコンとして固定されるわけだ。

総合評価は「★4つ」

5段階評価で言うと筆者の場合は「★4つ」である。
やはりPanasonic製のテレビ側を完全には操作できないという個人的環境条件の部分である。それさえ除けば、ボタンの「クリック感」も新鮮でおもしろい。スリムで軽く、手の小さい筆者としてはありがたく感じている。そもそもこの製品はSONY製BDレコーダーの操作が主要機能なのであって、他の機器の操作はオマケ機能と整理できれば納得できるのではないだろうか。価格もそれほど高額なものでもない。
いずれにしろ13年使っているBDレコーダーを、また快適にリモコン操作できるようになり満足している。


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