「ついに」というべきなのでしょうか。
世界の有名ホテルグループ6つが共同で、検索・比較・予約サイト「roomkey.com」のベータ運用を開始しました(「ベータ」とは正式リリース直前の試運転中ということです)。
これは言わば、複数のホテルグループが直接立ち上げた「エクスペディア」といえるものです。さて、これからは旅行代理店などの中抜きになって、我々旅行者にはありがたいことになるのでしょうか。
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ベータサイトにアクセスしてみると、なかなかスッキリしたデザインで、操作もしやすく、好印象を持ちました。
ただし、ある程度リッチなアクセス回線でないと、操作性のよさを得ることはできなさそうです。そしてまた、実際に予約のステップを進んでみましたが、やはりベータ版であるためか、選択したホテルの予約システムへは的確にリンクできませんでした。
このウェブサイトに参加しているホテルグループは6つ。それぞれ多くのホテルブランドを所有しています。
1.Choice Hotels International
2.Hilton Worldwide
3.Hyatt Hotels Corporation
4.InterContinental Hotels Group
5.Marriott International, Inc.
6.Wyndham Hotel Group, part of the Wyndham Worldwide Corporation
まぁ、トータル金額を安く抑えたいということであれば、やはり旅行代理店のツアーがお得だとは思います。それも、往復の航空券とホテルのみの「スケルトンツアー」というものです。
しかし、ホテルにある程度こだわりをもって旅をしたいという場合は、自分で直接手配してしまうのも悪くはありません。
昔は「ラックレート」といって、表向きに提示する最も高い価格というものが存在しましたが、いまでは有名無実といっても過言ではないでしょう。
まして、各ホテルが自ら直接「ベストレート」を提示する比較サイトを利用できるとなれば、革新的なお話しです。
さて、今年はどこかへ出かけられますか?