半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

控え目は日本人の美徳!

2010年08月05日 12時43分46秒 | コラム
こんにちは、半次郎です。

昨日は久し振りに渋谷の街に行きました。
夏休みらしく、昼間から若者たちが、思い思いのファッションで闊歩していました。
おじさんは肩身が狭かったですよ。
夜は、近所の夏祭りに行きました。
浴衣姿が多い中で、甚平姿の若い娘も多く、最近のブームになっているようです。

さて、日本人は古くから『控え目』を美徳としてきました。
その結果、あらゆる事に控え目になりました。
一見すると、消極的でやる気がないように見られがちですが、どうしてどうして、やり遂げるだけのパワーも能力も備わっています。
『能ある鷹は爪隠す』と言うあれです。

ところが、そこに異質な文化が入って来ました。
何でも目一杯自己主張し、目一杯楽しむと言うアメリカ文化です。
この文化が、敗戦後の日本を駆逐して現在に至っています。
言わば『アクセル全開』で楽しもうとする文化です。

ところが、車でもアクセル全開では危険が伴います。
サーキット場の様な、それ専用の施設ならいざ知らず、狭い道だろうが歩行者がたくさん歩いていようが、いつでも何処でもアクセル全開なのです。

これでは事故が起きて当然です。

しかも、長い間、控え目にアクセルを踏む事に慣れている人種には、ことのほか難しいのです。
ハンドル操作を間違えたり、ブレーキのタイミングが遅すぎたり…。

そう、大事故に繋がるのです。

それでなくても、不慣れな生活を続けることで、ストレスは最高値に達しています。
その結果が、昨今の異常とも思える事件の数々を引き起こしたと言えましょう。

やはり、日本人には『控え目』が適しているようです。

“オレがオレが”の『アクセル全開』文化より、“お先にどうぞ”の『控え目』文化が、向いているのではないかと思うのです。

『控え目』であることは美徳です。
何より、粋ですよね。

早く、そんな社会に戻らないかな~。

from 半次郎


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