レガスピへの道 (でも時々、菊川)~Road to the Legazpi City Albay!~

37年7ヶ月の会社生活を終え、次のステップをフィリピンで過ごす事に決めた男のつぶやき
レガスピ市に興味ある方ご連絡を

2021年7月23日のまにら新聞から

2021-07-23 06:29:51 | フィリピン

2021年7月23日のまにら新聞から

7月23日のまにら新聞から
VAT新規則を一時凍結 財務相が「見直し」明言

 輸出業者による原材料や部品などの国内購入にも12%の付加価値税(VAT)を課すフィリピン内国歳入庁(BIR)の新歳入規則について、ドミンゲス財務相は21日、オンライン会議に出席した際、「われわれはそれ(新規則)を見直す」とした上で「(輸出業者へのVAT課税実施は)厳密に言うと延期される」と述べた。比の財界や外国人商工会議所連合などが「比国内の競争力をさらに低下させ、外国人投資家の流出を引き起こす」と強く反対し、政府に同規則の即時撤廃を求めていた。

 22日付英字紙マラヤによると、業界筋の情報として、VAT課税の実施凍結は21日に発効したとしており、同規則が発効した6月27日までさかのぼることはできないという見解も示している。

 22日付英字紙マニラブレティンによると、財務相は「見直しは今月中にすぐに終わる」とも述べており、見直しの結果次第ではBIRの新規則が再施行される可能性もないとは言えない。しかし、同相は、今回のVAT新規則の根拠となっている税制改革法第1弾「加速と内包的成長のための税制改革(TRAIN)」(2018年1月発効)と税制改革法第2弾「企業復興税優遇措置法(CREATE)」(今年4月発効)における国内購入向けVAT税に関する条項で明らかに矛盾があることを認めたという。

 新法のCREATEでは、投資促進機関への既存登録プロジェクトで「直接的かつ限定的に使用される物品・サービス」の輸入ないし国内購入はVATの対象にならないことが記されている。一方で、6月27日に発効したBIRの新歳入規則では、輸出型企業向けの「間接輸出」はVAT12%の対象になると規定しているが、VATの課税対象範囲は必ずしも明確ではない。

 日系企業などが多数進出する特別経済区などを管轄するフィリピン経済区庁(PEZA)のプラザ長官は「VAT課税の実施延期に関する通知などはまだ受け取っていない」とした上で「PEZAとしては新規則の実施延期ではなく、完全に撤廃されることを期待している」と述べている。

 BIRの新規則については、フィリピン半導体・エレクトロニクス産業協会(SEIPI)のダン・ラチカ会長が会見で、VATによる追加コスト発生のため「原材料などの調達を海外に移した方が安くなる」とみて準備を進めている多国籍企業が相次いでいると説明。海外に移る調達額は同業界だけで「最大280億ペソになる。1〜5万人の労働者の離職が起きる可能性がある」と懸念を示している。(澤田公伸)


7月23日のニュース
  東京五輪、きょう開会式 式典めぐり混乱相次ぐ
あすの東京五輪開会式で、比選手団はバロンタガログなどを着て行進

  未成年の外出再び禁止に 首都圏全域への拡大も検討
ナボタス市は新型コロナデルタ株の脅威を理由に5歳以上の未成年者の外出容認を撤回

  実効再生産数さらに上昇 首都圏1.15に
OCTAリサーチによると、新型コロナの首都圏での実効再生産数1.15に上昇

  新規感染5828人
保健省によると、22日の新規コロナ感染者は5828人。死者は17人増の2万6891人

  船員の過半数が感染 アルバイ湾
新型コロナ感染者11人を乗せた貨物船がアルバイ湾沖で船内隔離中

  野党陣営入りを模索 大統領選視野にパッキャオ氏
パッキャオ氏のスポークスマンがパッキャオ氏の野党勢力入りの可能性を示唆

  比6社、外資17社が応札 国鉄カランバ線整備事業
比国鉄カランバ線整備事業の入札で国内建設企業6社、外国企業17社が応札

  きょうも大雨に注意 台風が季節風呼び込む
台風6号が季節風を呼び込み、ルソン島など各地で連日大雨を降らせている


大衆紙の話題
カガヤン州で2人落雷の犠牲に

 カガヤン州リサール町で19日午後4時30分ごろ、64歳の男性と42歳の女性が雷に打たれ死亡した。警察によると、死亡したのは同町マウナナンに住む教会手伝いのバージニア・アコスタさん(64)とサミュエル・クルスさん(42)。2人はカラバオ(水牛)と共に農場から帰る途中、土砂降りの雨に見舞われ同地区にある宿に避難した。そこに突然稲光が走り、宿を直撃した。その直後に2人が床に崩れ落ちる様子が目撃されている。2人は近くの病院に搬送されたが、死亡が確認された。