福崎町の妙徳山神積寺では鎌倉時代より続いているという「鬼追式」があります。寺院の修正会の一環として行われ、追儺と言われる会式ですが、通称は「鬼追い」です。運営しているのは、地域の住民で、古刹寺院では地域の住民と共に行う伝統行事が守られてきたのです。一般庶民にわかりやすい方法で表現される、住民参加型の会式でしょう。この鬼追い式でアナウンスされていたのは、薬師如来の化身が「山の神」で毘沙門天の化身が「赤鬼」、そして文殊菩薩の化身が「青鬼」だということです。仏教の神々が邪を払い福をもたらすということを体現しているのです。妙徳山神積寺は播磨六山とよばれた古刹で、六山のうち、八徳山八葉寺、増位山随願寺、そして書写山円教寺は、同じく鬼追いと呼ばれる行事を守っています。
30秒の心象風景23839・外で舞う鬼~妙徳山神積寺~
https://youtu.be/YGiITXRqyyg
30秒の心象風景23839・外で舞う鬼~妙徳山神積寺~
https://youtu.be/YGiITXRqyyg