奈良橿原市の今井町は、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。東西約600メートル、南北約310メートル、面積にして17.4ヘクタールの地区内には、全建物戸数約760戸のうち、約500件の伝統的建造物が存在していて、地区内の数としては日本一だそうです。重要文化財に指定された建物の幾つかは模型によって詳しく紹介されています。今井まちなみ交流センター「華甍」(はないらか)には、そのような模型の展示が幾つかあります。今井町の南東に位置する「華甍」自身、奈良県の指定文化財となっています。明治36年(1903)高市郡教育博物館として建設され、昭和4年からは今井町役場として使用されていた建物です。現在は、今井町の歴史を詳しく、分かりやすく解説する資料を一堂に集めた資料館です。実際の今井町の町並みを歩く前に、ここで歴史を知ってから訪れるとより理解が深まる、そのような展示があります。重要文化財の建物では、その建築技法が解るような内部を再現した模型があります。
30秒の心象風景29804・文化財の再現模型~今井町~
https://youtu.be/bA6azM-Hb2s