これまでに訪れた神宮で感じていたことは、なんとなく皇室と関わりのある特別な神社であるということと、特別に広大な境内を有していることでした。最近訪れたのが近江神宮と橿原神宮ですが、どちらも伝説的な土地に広い境内を広げるものでした。しかし、どう見ても古社のような風情は感じられないのです。そこで、神宮とは何なのかが気になって調べたのですが、近江神宮は昭和15年創建、橿原神宮は明治23年の創建なのです。そこで、浮かんだのが明治神宮と平安神宮です。明治神宮は大正9年の創建、平安神宮は明治28年の創建でした。明治政府が国家戦略として神社を優遇したことは知られていますが、そのときに、古社で皇室との関わりの深いもの、また、天皇をお祀りした神社は神宮と改称されたようです。そして、新たに天皇ゆかりの地に神宮を創建しているのです。いずれも、戦前までの明治、大正、昭和の創建でした。畝傍山の山麓に境内を広げる橿原神宮は、神武天皇をお祀りしています。
30秒の心象風景29709・境内図から~橿原神宮~
https://youtu.be/d-0kUPu_OgY