仏像彫刻家でありながら、仏像修復者として、京都三十三間堂の千手観音像をはじめ、国宝・重要文化財クラスの仏像・神像の修理を約 1300体もおこなっている西村公朝氏の彫られた観音様です。ふれ愛観音の「ふれ愛」には、単なる「ふれあい」を超える意味が含まれています。実際に「触れる」仏様ということに、本当の意味があるようです。とくに視覚障害者にとっては大切な要素である「触覚」です。全ての人に備わっているはずの触覚を通して観音様に近づくことを願っている。そんな観音様を造立されたのです。仏像修復者として、先人の優れた造形に直に触れてこられた西村氏こそが知る感覚なのでしょう。多くの人々に「ふれ愛」を感じさせる観音様は、清水寺の奥の院のみならず多くの寺院で接することができます。兵庫県加西市の五百羅漢で知られる羅漢寺でも「ふれ愛」ができます。
30秒の心象風景21294・ふれ愛観音~清水寺奥の院~
30秒の心象風景10607・ふれ愛観音~五百羅漢~
https://youtu.be/pMhdM7DT5-o
30秒の心象風景21294・ふれ愛観音~清水寺奥の院~
30秒の心象風景10607・ふれ愛観音~五百羅漢~
https://youtu.be/pMhdM7DT5-o