ハル★のダラダラ日和・2 (ハル★ダラ2)

趣味のイラスト・切り絵と、日常の生活をオリジナル画像とともにアップします。

開高先生を思う。

2011年11月10日 | 日常雑記

 

『あなたにとって、大好きな人は誰?』

こんな質問されたら、たぶんこう答える。

 

『ユーミン(松任谷由実さん)と、小説家の開高健さん。』

 

『どこがどのように好きなの?』

この質問に対して、開高先生について、うまく答えられないと思う。

と云うか、開高先生の作品を読んでも理解できないことばかり。

それは簡単なこと。

 

自分と、開高先生の(思考)レベルが違いすぎるから。

 

例えば一流と呼ばれるアスリート。試合などの中継を見てて、『なんでここでしくじるの?』とか罵ってしまう。だけど自分たちと全く次元の違うステージに居る人を、簡単に罵声を浴びせるなんて、本来論外なこと。

 

普通の小説家なら、自分なりの解釈ができるけど、開高先生の小説は、自分には理解できない。

 

ただ云えるのは、自分に共感できる言葉をたくさん残してくれたこと。これは理解できる。

 

ユーミンと開高さんが好き、と何度も公言してよかった。

知人からBSで放送された開高先生のドキュメントをコピーしてくれた。

画質は今ひとつだけど、あのお姿、あのお声にまた逢えた。

 

   

 

   

 

   

   

   

 

この番組に、こんな言葉を残してます。

 

『やりたいことやりなさい。あとで後悔しなさんな。

やりたいことやりなさい。

グラスのフチにくちびる付けたら、とことん一滴残らず呑み干してしまいなさい。

あとで戻ってきても、もう滴(しずく)は残ってない。

今のうちに呑み干してしまいなさい。』

 

    

もうひとつ。

 

『酔っ払いと釣り師は、口実を見つけるのは天才ですからね。』

 

今年の12月9日で没後、22年になります。あらためて合掌。

 

                              ハル★