ロサンゼルスで、着物暮らし

太陽燦燦のロサンゼルス近郊で接する和なあれこれ。
LAに帰って来ました。肌寒い日が続いています。

義母の琉球絣

2006年06月04日 | ひとえ
義母の琉球絣をお借りしました。しゃきっとした感触でありつつ体に沿うこの琉球絣は、何か単衣ものを、と義母にお願いしましたら、洗いに出してくださり昨日あがってきたものです。もともと亡義父が鹿児島あたりの方にいただいたという反物を、義母のお母さまがお仕立てなさったのだとか。一尺三寸よりも少し短めの袖に合うクレープ地の長襦袢も一緒に仕立てられたものでしょうか。袖口に施されたレースも可愛く、さらっとした肌触りでとても軽い着心地。臙脂の紬帯、薄色の帯揚、薄緑・水色・白色の細紐三本の帯締、草履も義母のものです。
これを着て、幼い夫を抱いたこともあると聞き、義母の着姿もここに登場させたいとねだりお手を煩わせたのですが、見当たらないとのこと。残念でした。