皇子を救ったバルサは、二番目に皇子を生んだ二ノ妃に歓待されます。
豪華な食べ物を与えられ、ゆっくりお風呂も楽しみます。
お風呂の描写が日本的、いよいよもって、和風ファンタジー。
活躍の後のひと風呂って『水戸黄門』のおゆきさんみたいです。
お風呂につかりながら、バルサは自分がこの先どんなことになるのか、いろいろ考えたことでしょう。この『新ヨゴ国』ではバルサは異邦人。皇族だって、心を許していないはず……。なのにこの歓待ぶり。皇子救出が、よほど二ノ妃の心の琴線に触れたのか、ちょっと異常です。
だからこそ、相手の用意した服装を
拒絶
したのかもしれません。
相手の服を着る、それは相手に合わせますという意味になる、と思ったのかもしれない。
自分には着替えが2つもあると説明しますが、着慣れない服を着ることでいざという時に対処できないとなったら、命にも関わることですから。
そんな彼女に、ニノ妃は、皇子の身辺警護を頼みますが、バルサは断ります。
つ、つめたい……(汗)。