_良い意味で、期待を裏切る結果が殆どの試合で生まれました。
上位が勝ち続ける魅力もありますが、下位が健闘する事。
これは、競争力のあるリーグである為に必要不可欠です。
_サッカーにおいて勝敗を分けるファクターになりうるのが、チームの勢いです。
調子の良いチームは、1年を通して見た場合。
例え最悪の状況が、それまでに長く続いていたとしても……。
一度、歯車が噛み合い出すと勢いをもたらします。
_逆を返せば、勢いに乗れないチームは結局……。
インパクトを残せないまま、不完全燃焼するしかありません。
今日の試合は、そういった意味で明暗を分けた様に思えます。
_チームとしてのバイオリズムを、安定させる事は特別難しくありません。
逆に勝負どころで上向きにしたり、疲労が蓄積してきた際のリカバリー。
そういった要所要所での手綱裁きに、チームとしてのマネジメント能力が問われます。
_つまり厳しい言い方をすれば、J2のクラブには適切なマネジメントが行われていないのです。
もしくは、そのマネジメントを超えるだけの勢いを持ったチーム。
それが、複数存在するとも言えるでしょう。
_今日は下位のチームが日程的に厳しい中で、そのマネジメントを卓越したクオリティーを発揮出来たのだと思います。
そのチームを支える熱意や、真摯さこそが日本のサッカー界に必要であり続けるのです。
小さな番狂わせが集まって、刺激的なリーグは出来あがるとするならば……。
今日の結果は、その一ページとなるでしょう。
そして、間違い無く人々の記憶に残る一日になったかと思います。
(2012年9月27日 7:40 修正)
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