見てきました。
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
非常に胸をえぐられるような、不快な気分でしたね。
面白かったです。
ビバリウムというタイトルや、冒頭のカッコウの托卵の映像から「あー、そういう感じか」っていうのはなんとなく予想はつきました。
が、いざ正体がわかってからは余計に不気味に気味悪く感じましたね。
ていうかあの子供の時点で気味悪かったけどね。なんか子供の声が変な響き方してなかった?
モザイク声というか、高い声と低い声が同時に聞こえる感じ。
いや、もとをたどればマーティンとあった時点で相当気味悪かったわ。
大人に成長したときも、あの風貌は気味悪すぎるし。
ピッケルで殴られたときのあの叫び声と、四つん這い走行と、突然地面めくりあげて別世界(?)に逃げるさまは、脳みそが一瞬追いつかなかったですよ。本当に絶句でした。
パンフレット見たら、現代の消費社会を見事なまでに風刺している構成だってことが指摘されてて、「うわーなるほどね」って思ってしまいました。
トムは、たまたまタバコを捨てたとこの芝生が急にはげて地面が露出したところを掘り進めていたけど、あれも全部計画通りなのかね。
穴の底には死体袋あったし。
あのヨンダーの作り物感もすごかった。
さっきの地面が見えたとこも、土がなんか作り物っぽい、というか自然の土ではない感じがすごかった。
一切形を変えず動きもしない雲とか。
でもさ、あの侵略方法って成功してるのかな…?
夫婦をターゲットにして巣で子供を育てる方法。
2人を犠牲にして一人を生み出してるけど、マーティンはあそこにいる以外に何もしてなかったっぽいから、結局成長したあいつと入れ替わりだったし。
まあ人類掃討作戦ならまあ、時間はかかるけど確実なのかな…?
映画本編も十分衝撃的でしたが、冒頭のカッコーの托卵はまじで現実に起きているので、それも衝撃でした。
托卵という性質は知っていましたが、いざ映像でみると、ヒナを自力で巣の外の落として、親鳥よりも十分に大きく育ってもそのでかい口を広げて餌を要求するのは、めちゃくちゃ異質でしたね。
親鳥が奴隷のようにも見える。
弱肉強食な生物の世界では珍しくもないかもしれないけど、人間社会的にみるとやっぱり不気味な瞬間でしたね。
不気味で面白かったです。
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