Spring 2011
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最近、駅とかで配っている無料の新聞や、スーパーのチラシとか、真っ赤で派手な「バレンタイン近し!」という広告をよく目にします。
日本のバレンタイン商戦はすさまじいものがありますが、ここデンマークでは「バレンタイン?なにそれ、新種のみかんとか?」くらい、これまで非常に影の薄い存在でした。
が、今年になって急に巷が騒ぎ始め、コペン近郊のショッピングセンターではこぞってバレンタイン広告を打ち出し、デパートや格安航空会社までもバレンタインセールをしだす勢い。きっと経済危機でどん底の消費をあげるためだとは思うのですが、ずいぶんなはりきりようです。
日本でバレンタインといえば、そりゃーもうチョコ。森永だか明治だかが決めたものがすっかり定着したという噂ですが、この時期の日本のデパートって、歩いてるだけで鼻血がでそうです。
こんな私も、人が素手で火を起こしていたくらい昔には、キディランドで手作りチョコキットを買い、ラッピング材料を買い、明らかに買ったチョコの方がもらう方もうれしいはず、という自己満足手作りチョコを作っていたものです。
しかしここヨーロッパはドイツあたりの伝統的バレンタインというと、なぜか日本とは逆で、男性が女性になにかプレゼントをする、もしくはお互いカードを贈り合うというものだそう(そこにチョコは定番としては組み込まれていない)。
地理的にもドイツと近いデンマークですが、バレンタイン自体真新しいこともあって、このへんはかなり曖昧。例のショッピングセンターの広告なんかをみていると、男女ともにクリスマスプレゼント並みの高価なもの(例:Yシャツ、iPod、セクシーな下着、デザイン雑貨)がラインナップ。しかもピンクや赤い色のもの多し。
なんかタイトルが「クリスマス」から「バレンタイン」に変わっただけな気もしないでもないですが…。
我が家のヨナスは、日本にいて日本のバレンタインがどういうものか知っているとは思うのですが、こちらでは私になにも要求するようなそぶりもなく、毎年彼の方から花やチョコなんかを買って来てくれます。
なので私も「あらー!すいませんねえ、もうー」と近所のおばさんのようにありがたく受け取り、しかもこちらからのアクションは控えてきました(当然、ホワイトデーもスルー)。
しかしこんなに巷がバレンタインバレンタインとうるさくなってくると、しかも男女平等に広告されているのをみると、「もうそろそろ逃げ仰せなくなるかも…」と。
ちなみに去年のバレンタインは二人で九州におり、私がな~んにも用意してない(するそぶりもない)のを見透かしてか、ぐっさんのお父さんが、一緒に行った阿蘇山で「ほらこれ、ヨナスにバレンタインにあげんしゃい」と、こっそりまんじゅうを渡してくれたのでした。
そんな優しいぐっさんのお父さんのためにも、今年はしっかり自分でなにかをせねばなあ、とソファーでぼりぼりスネを掻きつつ思っています。
うーん、しかし何を。カードとか?「たまったビールの空き缶をスーパーに持っていって、ついでにネギとひき肉を買って来てください」とか。って、それって伝言じゃん!
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こやつもそういえば男であった。
あっという間にクリスマスが過ぎてしまいました。後に残るは真っ暗極寒な冬です。
クリスマスはつつがなく、例年通り過ぎました。
23日はヨナス父宅にて、超ヘルシーかつ非伝統的彼流クリスマスディナー。ディナーでは今年も芸術家な父作、奇妙なワイングラスで乾杯し、アヒルのかわりに魚と盛りだくさんの野菜、そしてデザートにはリーサラマン(生クリームおかゆ、チェリーソースがけ)のかわりに絶品ナッツタルト。父の作る料理は年々精進料理風になっていく気がします…。
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父宅のツリー。
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父のアートがマッチしたヒュゲリなダイニング。
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じんわりと集められた父の素敵小物たち。ヒュゲ。
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これがアーティストな父作、アートワイングラスだ!!
グラスの茎?がぽきっと折れて、「捨てるのがもったいなかったから」と作ったらしい。つーかでかいよ!
そして24日は御年93歳のヨナスばあちゃん家にて。まずシルケボー市内の教会ミサへ行き、今年は巨大なアヒル二羽をヨナス姉と母が焼き方をめぐって熾烈な闘いを繰り広げ、さらにそこへソースに関しておばあちゃんも参戦。嫁の私が入る隙はみじんもありません(というわけで、私はソファーで昼寝)。
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忙しい女達。
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と、なにもしない男達。
そんなすったもんだの末できあがった素晴らしいアヒルとソースをおいしくたっぷりいただいた後は、お決まりのツリーの周りを歌いつつぐるぐる回る、というお楽しみのプレゼント交換(しかし私、プレゼントのラッピングを開ける際、中身の包丁が飛び出ていて指をざっくり切るというハプニングあり)。
私達から家族へのプレゼントは、今年すべてブダペストで買いそろえたので、いつもより少し豪華になりました。デンマークで買うのとハンガリーで買うのとでは同じ金額でも内容がだいぶ違います。
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モアモア(ヨナス祖母)宅のツリー。
25日は雪の中今度はフュン島のヨナス母宅へ移動し、クリスマスランチ、その後まったりどうでもいい映画をだらっと観て、お茶をがぶ飲みし、巨大なチョコレートを2箱食べ、夜更かしし…。
気がつけばブダペストからの食い倒れも手伝って、ズボンがきつい!!帰ったら即ジム通い再開です。そしてここ2週間ほど続いた肉肉肉の食生活をかなぐり捨て、野菜中心の健康的な食生活を心がけたいと思います。
…おっと、まだニューイヤーがあった。酒量はまだもう少し落ちませんな。
クリスマスはつつがなく、例年通り過ぎました。
23日はヨナス父宅にて、超ヘルシーかつ非伝統的彼流クリスマスディナー。ディナーでは今年も芸術家な父作、奇妙なワイングラスで乾杯し、アヒルのかわりに魚と盛りだくさんの野菜、そしてデザートにはリーサラマン(生クリームおかゆ、チェリーソースがけ)のかわりに絶品ナッツタルト。父の作る料理は年々精進料理風になっていく気がします…。
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父宅のツリー。
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父のアートがマッチしたヒュゲリなダイニング。
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じんわりと集められた父の素敵小物たち。ヒュゲ。
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これがアーティストな父作、アートワイングラスだ!!
グラスの茎?がぽきっと折れて、「捨てるのがもったいなかったから」と作ったらしい。つーかでかいよ!
そして24日は御年93歳のヨナスばあちゃん家にて。まずシルケボー市内の教会ミサへ行き、今年は巨大なアヒル二羽をヨナス姉と母が焼き方をめぐって熾烈な闘いを繰り広げ、さらにそこへソースに関しておばあちゃんも参戦。嫁の私が入る隙はみじんもありません(というわけで、私はソファーで昼寝)。
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忙しい女達。
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と、なにもしない男達。
そんなすったもんだの末できあがった素晴らしいアヒルとソースをおいしくたっぷりいただいた後は、お決まりのツリーの周りを歌いつつぐるぐる回る、というお楽しみのプレゼント交換(しかし私、プレゼントのラッピングを開ける際、中身の包丁が飛び出ていて指をざっくり切るというハプニングあり)。
私達から家族へのプレゼントは、今年すべてブダペストで買いそろえたので、いつもより少し豪華になりました。デンマークで買うのとハンガリーで買うのとでは同じ金額でも内容がだいぶ違います。
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モアモア(ヨナス祖母)宅のツリー。
25日は雪の中今度はフュン島のヨナス母宅へ移動し、クリスマスランチ、その後まったりどうでもいい映画をだらっと観て、お茶をがぶ飲みし、巨大なチョコレートを2箱食べ、夜更かしし…。
気がつけばブダペストからの食い倒れも手伝って、ズボンがきつい!!帰ったら即ジム通い再開です。そしてここ2週間ほど続いた肉肉肉の食生活をかなぐり捨て、野菜中心の健康的な食生活を心がけたいと思います。
…おっと、まだニューイヤーがあった。酒量はまだもう少し落ちませんな。
クリスマスな雰囲気が日に日に濃くなる今日この頃。なんだかんだいって今ぐらいが一番楽しいのかも。
部屋を飾り付けしたり、お店にクリスマスクッキーだのグリュッグ(ホットワイン)だのが出回ったり、職場にお歳暮のような甘いお菓子が届けられるようになったり。もう少しすると盛り上がりもうるさいぐらいにピーク!クリスマスソングも聞き飽きてくる!そしてクリスマスショッピングにストレス!ということになるので、今の感じが私的に一番ヒュゲではあります。
先週は深夜勤中にアシスタントのおばちゃんと、病棟およびナースステーションを飾り付け、殺風景な病棟が若干ファンシーな感じになりました。
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本物では火事が恐い、でもどうしてもキャンドルでヒュゲリたい!という、デンマークならではの、キャンドルランプ。ここまでくると、キャンドルへのこだわりというより、執着?ちなみに夜はナースステーションでもこんなに真っ暗にします。
窓辺に置かれているのはお歳暮の甘いものたち。
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派手ではないけど…
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さりげにニッセとか少しだけ飾ってみたり。
ステノには冬でもしっかり植木や庭の手入れをしてくれるガーデナーがおり、玄関やエントランスにクリスマスツリーを置いたり、イルミネーションをつけたりとヒュゲ演出をしてくれています。
そんなヒュゲ真っ盛りのステノで、今日ノボからスタッフ全員へクリスマスプレゼントが配られました。公立ではそういうのないけど、企業や私立のところでは社員へのささやかなボーナスって感じでしょうか、よくあることだそうです。
ノボのクリスマスプレゼントはなかなか豪華だと聞いていたのでちょっと楽しみだったのですが、内容はGeorge Jensen Damaskのブランケット、Tina Jakonsenのチョコレート(しかし私の分のバッグにはチョコが入ってなかった!)、赤ワインと白ワインでした。ノボとステノ、ノボザイムなどグループごとに内容も違うのかな?ステノの年齢層的にGeorge Jensen Damaskのブランケットはお似合いだけど…。私的にはちょっと渋過ぎるチョイスではあります…。
ちなみに去年はフルーツカッター、小型ミキサー、スムージーレシピブック、そしてチョコレートとワイン(これは定番らしい)だったそうです。なかなかセンスのいいチョイスです。
ああ、来年もステノでクリスマスプレゼントもらえてるといいんだけどな~。
部屋を飾り付けしたり、お店にクリスマスクッキーだのグリュッグ(ホットワイン)だのが出回ったり、職場にお歳暮のような甘いお菓子が届けられるようになったり。もう少しすると盛り上がりもうるさいぐらいにピーク!クリスマスソングも聞き飽きてくる!そしてクリスマスショッピングにストレス!ということになるので、今の感じが私的に一番ヒュゲではあります。
先週は深夜勤中にアシスタントのおばちゃんと、病棟およびナースステーションを飾り付け、殺風景な病棟が若干ファンシーな感じになりました。
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本物では火事が恐い、でもどうしてもキャンドルでヒュゲリたい!という、デンマークならではの、キャンドルランプ。ここまでくると、キャンドルへのこだわりというより、執着?ちなみに夜はナースステーションでもこんなに真っ暗にします。
窓辺に置かれているのはお歳暮の甘いものたち。
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派手ではないけど…
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さりげにニッセとか少しだけ飾ってみたり。
ステノには冬でもしっかり植木や庭の手入れをしてくれるガーデナーがおり、玄関やエントランスにクリスマスツリーを置いたり、イルミネーションをつけたりとヒュゲ演出をしてくれています。
そんなヒュゲ真っ盛りのステノで、今日ノボからスタッフ全員へクリスマスプレゼントが配られました。公立ではそういうのないけど、企業や私立のところでは社員へのささやかなボーナスって感じでしょうか、よくあることだそうです。
ノボのクリスマスプレゼントはなかなか豪華だと聞いていたのでちょっと楽しみだったのですが、内容はGeorge Jensen Damaskのブランケット、Tina Jakonsenのチョコレート(しかし私の分のバッグにはチョコが入ってなかった!)、赤ワインと白ワインでした。ノボとステノ、ノボザイムなどグループごとに内容も違うのかな?ステノの年齢層的にGeorge Jensen Damaskのブランケットはお似合いだけど…。私的にはちょっと渋過ぎるチョイスではあります…。
ちなみに去年はフルーツカッター、小型ミキサー、スムージーレシピブック、そしてチョコレートとワイン(これは定番らしい)だったそうです。なかなかセンスのいいチョイスです。
ああ、来年もステノでクリスマスプレゼントもらえてるといいんだけどな~。
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今年もまたやってきました!Copenhagen Irish Festival!!
去年は中央駅そばにあるPHcafeでの、楽器を持った人々がぞくぞくと集まった、もはやオーケストラ並のセッションを聴き、フレッシュ生ギネスを飲み、超堪能したわけですが、今年もまた盛り上がってくれそうです。
以下のウェブサイトで去年のPHcafeの様子が動画でみれます。
コペンアイリッシュフェスティバルのホームページはこちら
もう、あのアイリッシュフォークを聞くと、自分が前世ではアイルランド(の羊として牧場かどっかに)いたとしか思えないほど、むちゃくちゃ高揚します。アイルランドで羊をみかけたときと同様に、あのジャムセッションの群れに「混ぜさせて!」と猛烈な欲求が生じます…。
そういえば去年のフェスで、「絶対この暗い冬を乗り切るためにも、アイリッシュフルートを買って習うんだ」と思ったのに、今年もまだ同じことを思っています。いつ行動に起こすのか、私…。
今年は今日、木曜日からこのフェスが始まり、日曜日までやっています。私は明日金曜日の8時頃からPHcafeへいく予定。興味のある方、アイリッシュフォークミュージックに打ちのめされたい方、おいしくわいわいギネスやキルケニーを飲みたい方、PHcafeへ!一緒に楽しみましょう~!
(ちなみに今年もダブリンで買った、「I love Ireland」Tシャツを着ていきますよ!)
あーーーーっという間に大晦日ですが、今年はなんと大晦日なのに日勤、その後なんと深夜勤です。うはっ。
先日クリスマス後に仕事へ行ったら、病棟のキッチンの戸棚にスプマンテ3本が。噂には聞いていましたが、本当に大晦日に患者さんに振舞うらしいです(もちろんシャンメリーのような子供だましのものではなく、ちゃんとアルコール入ったやつですよ)。赤ワインも栓を抜いたものが置かれており、それはどうやらクリスマスにあけられたものらしい。病院なのに、ヒュゲもここまでくるとあっぱれというか、なんというか。
さて、仕事があるとはいえ、せっかくの大晦日を寝て過ごすのはもったいない!ということで、グルメなお友達を呼んでおいしものを食べて過ごそうじゃないか、と。日本人にとっておいしいもの、ご馳走といえば、やっぱり魚介。今回も知人に借りたメンバーカードで、会員制(業者用)スーパーINCOへ食材調達へ!
新鮮な魚を求めるなら午前中の早い時間に(INCOは6時から営業してる)、というのは鉄則ですが、夜勤明け翌日、さすがに早起きは無理。それでも私なりにがんばって11時に行ったのですが、もうINCO内すごい人・人・人!!明らかに我々と同じことを考えてるような人たち(つまりカードを借りて来ているプライベート客)であふれかえる中、目指すは魚介コーナー。
が、すでにお刺身系はすべて売り切れで、がっくし。やはり早く来るべきだったか・・・。デンマークではお正月にオードブルっぽいものをよく食べるようで(パーティーだからね)、お寿司とかちょっとつまめるようなのは大人気なのでしょう。きっと。
でも普通のお店では見られない種類豊富な魚介を、一緒についてきてくれたGさんと一緒に「これ塩焼きとかにしたらやばそうだねえ・・・」とか食い入るように眺めつつ、物色。結局人の多さと物の多さとで平常心を失った我々は、ノルウェーサーモンまるごとの半身(脂がのりのり)、タラバガニ、ムール貝、巨大ホタテ貝柱(あとでSuperbestで同じものが3倍の値段で売られてた)、そしてななんと!伊勢海老(いけすから取り出したばかりで生きてます)を購入。とんでもなく豪華です。
明日はこれを外のグリルで焼くなりして、シャンパンを開け、Gさんの奥さんがこの前忘年会のときに買って来てくれたおいしい日本酒を開け、さらにK子さんが予約してくれた、Vesterbroの激うまシチリアンジェラート屋の「お正月限定シャンパンジェラート」も食べます!!
そしてカウントダウン目前の23時半からは私だけ仕事へ・・・(泣)。でも丘の上に立つ病院の窓から、コペン中に打ち上げられる花火を仲良しの同僚のおばちゃんと患者さんにシャンパンを振舞いつつ眺めます。そのためにも今日は早く寝ますよー。
あー今年もよく飲んで食べて笑った、いい年でした。私と愛する人たちがみんなとりあえず健康でよかった。みなさま、本年もお世話になりました。どうもありがとう!そして来年もどうぞよろしくお願いします!
ではでは、よいお年を!!
先日クリスマス後に仕事へ行ったら、病棟のキッチンの戸棚にスプマンテ3本が。噂には聞いていましたが、本当に大晦日に患者さんに振舞うらしいです(もちろんシャンメリーのような子供だましのものではなく、ちゃんとアルコール入ったやつですよ)。赤ワインも栓を抜いたものが置かれており、それはどうやらクリスマスにあけられたものらしい。病院なのに、ヒュゲもここまでくるとあっぱれというか、なんというか。
さて、仕事があるとはいえ、せっかくの大晦日を寝て過ごすのはもったいない!ということで、グルメなお友達を呼んでおいしものを食べて過ごそうじゃないか、と。日本人にとっておいしいもの、ご馳走といえば、やっぱり魚介。今回も知人に借りたメンバーカードで、会員制(業者用)スーパーINCOへ食材調達へ!
新鮮な魚を求めるなら午前中の早い時間に(INCOは6時から営業してる)、というのは鉄則ですが、夜勤明け翌日、さすがに早起きは無理。それでも私なりにがんばって11時に行ったのですが、もうINCO内すごい人・人・人!!明らかに我々と同じことを考えてるような人たち(つまりカードを借りて来ているプライベート客)であふれかえる中、目指すは魚介コーナー。
が、すでにお刺身系はすべて売り切れで、がっくし。やはり早く来るべきだったか・・・。デンマークではお正月にオードブルっぽいものをよく食べるようで(パーティーだからね)、お寿司とかちょっとつまめるようなのは大人気なのでしょう。きっと。
でも普通のお店では見られない種類豊富な魚介を、一緒についてきてくれたGさんと一緒に「これ塩焼きとかにしたらやばそうだねえ・・・」とか食い入るように眺めつつ、物色。結局人の多さと物の多さとで平常心を失った我々は、ノルウェーサーモンまるごとの半身(脂がのりのり)、タラバガニ、ムール貝、巨大ホタテ貝柱(あとでSuperbestで同じものが3倍の値段で売られてた)、そしてななんと!伊勢海老(いけすから取り出したばかりで生きてます)を購入。とんでもなく豪華です。
明日はこれを外のグリルで焼くなりして、シャンパンを開け、Gさんの奥さんがこの前忘年会のときに買って来てくれたおいしい日本酒を開け、さらにK子さんが予約してくれた、Vesterbroの激うまシチリアンジェラート屋の「お正月限定シャンパンジェラート」も食べます!!
そしてカウントダウン目前の23時半からは私だけ仕事へ・・・(泣)。でも丘の上に立つ病院の窓から、コペン中に打ち上げられる花火を仲良しの同僚のおばちゃんと患者さんにシャンパンを振舞いつつ眺めます。そのためにも今日は早く寝ますよー。
あー今年もよく飲んで食べて笑った、いい年でした。私と愛する人たちがみんなとりあえず健康でよかった。みなさま、本年もお世話になりました。どうもありがとう!そして来年もどうぞよろしくお願いします!
ではでは、よいお年を!!
日本のお正月の伝統が家族で異なるように、デンマークのクリスマスもそれぞれ家族で微妙に差があるわけで。
一応オーソドックスなデンマーククリスマスというと、早い人では22日くらいに実家に帰って、リース飾り(あのドアとかに飾っているものは実はお墓参り用の飾りだった)を持ってお墓参り、24日は教会のミサの後クリスマス晩餐。
クリスマス晩餐では、ロースト鴨、赤キャベツを甘酸っぱく煮たもの、バターと砂糖で甘く煮付けた小さなじゃがいも、普通のゆでたじゃがいも、ブラウンソース、そしてデザートに殺人的量の生クリームとゆでたご飯、くだいたアーモンドを混ぜてチェリーソースをかけたリーサラマンを食べ、その中に一つだけ混ぜられた丸ごとのアーモンドを当てるまで、競って馬鹿食い。
そして食後はツリーに本物のろうそくを立て、その周りを家族が手をつないでクリスマスソングを歌いつつぐるぐる回り(黒魔術的)、最後に「Nu er det jul igen」という歌ではなぜか家中を手をつないだまま走り回ります。
で、最後はいよいよツリーの下に集められたプレゼントを交換。で、また寝るまでお菓子やお茶やアルコールを飲みつつまったり・・・。という感じでしょうか。
が、ヨナスの家族はこれらと一味違った伝統を持っています。
まず、毎年23日に行うお父さん家での晩餐は、お父さんが超天然系スーパーヒッピーな芸術家、しかも99%オーガニックかつベジタリアンということで、食事は通常のデンマーク料理の十分の一くらいのファットと塩、野菜の量は通常の十倍。メインは鴨料理ではなく毎年魚で、しかも超創作系料理です。
歌、プレゼント交換などは普通ですが、その後は家にTVがないのでBerlingsketidneという新聞の、毎年クリスマス前に出るクイズコーナーでクイズ大会をしっぽりと。あとはひたすら人里はなれた草原の一軒家で、しずかーにお茶を飲みつつおしゃべりをして終わります。
そして24日のおばあちゃん家では、午後、行きたい人だけで教会ミサ参加(今年はなんと私だけだった)、家にいる人は姉マリアさんが子供のときから大事にしている伝統、「Disnney show」をTVで観ます(これは彼女にとってプレゼント交換くらい大切らしい)。
その後普通の伝統料理を食べますが、デザートはりんごケーキ。ケーキとは言うものの、煮詰めたりんごにクッキー生地のものを混ぜ、上にどかっと生クリームを載せた、どすこい系デザート(ヨナス母がお米デザートが嫌いなので)。リーサラマンよりヘルシーではありますが・・・(この中にもやはりアーモンドが一粒入っている)。
普通に歌、プレゼント交換とした後は、クリスマスB級映画を鑑賞しつつ、寝るときが来るまで家中に置かれたお菓子を食べまくり、おしゃべりしまくり・・・という具合です。
日本でも地方や家族によってお雑煮の味付けや具が違うように、こちらも家族で(家族の中でさえ)違いがあり、色んな家族の「クリスマス伝統」を聞くのはちょっとおもしろいです。
みなさんの家族の伝統はいかがですか?ちなみに私の実家のお雑煮は角餅、ほうれん草、しいたけ、鶏肉、人参などです。あー、今日は早くも雑煮が食べたい・・・。
ところで、私が今年ゲットしたプレゼントは、ヨナス祖母からシルバー製アンティークのフォーク(6本)とフットバス、ヨナス父から最高級シルバーのアンティークスプーン、ヨナス母からプジョー社製の塩、胡椒すり器、欲しかったサラダレシピ本、ヨナス姉からシチリア料理の本とホルメゴーの水入れ、弟からは好きなデザイナーAnna Blackの花瓶、ヨナスからはグレイズアナトミーシーズン3の日本語版DVD。ほくほく。
一応オーソドックスなデンマーククリスマスというと、早い人では22日くらいに実家に帰って、リース飾り(あのドアとかに飾っているものは実はお墓参り用の飾りだった)を持ってお墓参り、24日は教会のミサの後クリスマス晩餐。
クリスマス晩餐では、ロースト鴨、赤キャベツを甘酸っぱく煮たもの、バターと砂糖で甘く煮付けた小さなじゃがいも、普通のゆでたじゃがいも、ブラウンソース、そしてデザートに殺人的量の生クリームとゆでたご飯、くだいたアーモンドを混ぜてチェリーソースをかけたリーサラマンを食べ、その中に一つだけ混ぜられた丸ごとのアーモンドを当てるまで、競って馬鹿食い。
そして食後はツリーに本物のろうそくを立て、その周りを家族が手をつないでクリスマスソングを歌いつつぐるぐる回り(黒魔術的)、最後に「Nu er det jul igen」という歌ではなぜか家中を手をつないだまま走り回ります。
で、最後はいよいよツリーの下に集められたプレゼントを交換。で、また寝るまでお菓子やお茶やアルコールを飲みつつまったり・・・。という感じでしょうか。
が、ヨナスの家族はこれらと一味違った伝統を持っています。
まず、毎年23日に行うお父さん家での晩餐は、お父さんが超天然系スーパーヒッピーな芸術家、しかも99%オーガニックかつベジタリアンということで、食事は通常のデンマーク料理の十分の一くらいのファットと塩、野菜の量は通常の十倍。メインは鴨料理ではなく毎年魚で、しかも超創作系料理です。
歌、プレゼント交換などは普通ですが、その後は家にTVがないのでBerlingsketidneという新聞の、毎年クリスマス前に出るクイズコーナーでクイズ大会をしっぽりと。あとはひたすら人里はなれた草原の一軒家で、しずかーにお茶を飲みつつおしゃべりをして終わります。
そして24日のおばあちゃん家では、午後、行きたい人だけで教会ミサ参加(今年はなんと私だけだった)、家にいる人は姉マリアさんが子供のときから大事にしている伝統、「Disnney show」をTVで観ます(これは彼女にとってプレゼント交換くらい大切らしい)。
その後普通の伝統料理を食べますが、デザートはりんごケーキ。ケーキとは言うものの、煮詰めたりんごにクッキー生地のものを混ぜ、上にどかっと生クリームを載せた、どすこい系デザート(ヨナス母がお米デザートが嫌いなので)。リーサラマンよりヘルシーではありますが・・・(この中にもやはりアーモンドが一粒入っている)。
普通に歌、プレゼント交換とした後は、クリスマスB級映画を鑑賞しつつ、寝るときが来るまで家中に置かれたお菓子を食べまくり、おしゃべりしまくり・・・という具合です。
日本でも地方や家族によってお雑煮の味付けや具が違うように、こちらも家族で(家族の中でさえ)違いがあり、色んな家族の「クリスマス伝統」を聞くのはちょっとおもしろいです。
みなさんの家族の伝統はいかがですか?ちなみに私の実家のお雑煮は角餅、ほうれん草、しいたけ、鶏肉、人参などです。あー、今日は早くも雑煮が食べたい・・・。
ところで、私が今年ゲットしたプレゼントは、ヨナス祖母からシルバー製アンティークのフォーク(6本)とフットバス、ヨナス父から最高級シルバーのアンティークスプーン、ヨナス母からプジョー社製の塩、胡椒すり器、欲しかったサラダレシピ本、ヨナス姉からシチリア料理の本とホルメゴーの水入れ、弟からは好きなデザイナーAnna Blackの花瓶、ヨナスからはグレイズアナトミーシーズン3の日本語版DVD。ほくほく。
今年もヨナスの家族めぐりクリスマスツアーが無事終わりました・・・。
11月ごろからプレゼント集めとか始まり、12月に入ってからは具体的な段取りやスケジュール、といった細かい打ち合わせがあり、12月23日はヨナス父の住むビャーリングボー(オーフスから車で1時間ほど)、24日はヨナスのモアモア(母方祖母)の住むシルケボーにヨナス母も含め本番クリスマス、25日はクリスマスランチの後今度はヨナス母とその彼氏が住む北フュンへ。
で、今日帰ってきたわけですが、感想は「やっと終わった・・・」。クリスマスはその直前までが一番楽しく、本番はとにかく疲れます。なんせわいわいと家族にまみれてデン語漬けなので。日本の正月みたいなもんかと思うと、嫁としては一応気も遣うものです。
たびキャットは今回、3日間留守番をしていたわけですが、出かける前に3日分以上の餌と水をアパートのあちらこちらに置いて出て来たにもかかわらず、玄関で迎えた彼の「にゃー」が嗄れ声!!さては1日かそこらで全ての餌を食べつくしたな!?(もしくはずっと鳴き続けてたのか?)
餌をあげてからは元気にどたどたとアパート内を走り回っておりますが、生きててよかったよ・・・。
不思議人なヨナス父から、「猫が好きな臭いで、人間には麻酔の作用がある」というバルドリアンというお茶(劇的にくさい)をたびキャットのためにもらってきたので、留守番のご褒美としてさっそくあげようと思います。
あー明日からはさっそく12時間勤務です。年末も仕事です。がんばりまーす!泣
11月ごろからプレゼント集めとか始まり、12月に入ってからは具体的な段取りやスケジュール、といった細かい打ち合わせがあり、12月23日はヨナス父の住むビャーリングボー(オーフスから車で1時間ほど)、24日はヨナスのモアモア(母方祖母)の住むシルケボーにヨナス母も含め本番クリスマス、25日はクリスマスランチの後今度はヨナス母とその彼氏が住む北フュンへ。
で、今日帰ってきたわけですが、感想は「やっと終わった・・・」。クリスマスはその直前までが一番楽しく、本番はとにかく疲れます。なんせわいわいと家族にまみれてデン語漬けなので。日本の正月みたいなもんかと思うと、嫁としては一応気も遣うものです。
たびキャットは今回、3日間留守番をしていたわけですが、出かける前に3日分以上の餌と水をアパートのあちらこちらに置いて出て来たにもかかわらず、玄関で迎えた彼の「にゃー」が嗄れ声!!さては1日かそこらで全ての餌を食べつくしたな!?(もしくはずっと鳴き続けてたのか?)
餌をあげてからは元気にどたどたとアパート内を走り回っておりますが、生きててよかったよ・・・。
不思議人なヨナス父から、「猫が好きな臭いで、人間には麻酔の作用がある」というバルドリアンというお茶(劇的にくさい)をたびキャットのためにもらってきたので、留守番のご褒美としてさっそくあげようと思います。
あー明日からはさっそく12時間勤務です。年末も仕事です。がんばりまーす!泣
2年ほど前、友達の五月ちゃんのところで観て以来ずっと気に入っている番組、「The Julekalender(1994年)」が、なんと今年はTV2で再放送しています。
全24話で12月1日から24日まで毎日放送する、いわゆるクリスマス連ドラで、だいたいこの手の番組というと子供向けな感じですが、この「The Julekalender」は大人もとっても楽しめます。
なにがおもしろいって、3人のニッセ(クリスマスに登場する妖精)の英語&デン語ごちゃまぜの会話(I don't over head know!とか、It's pjat!とか)もだけど、なんといっても悪魔役として登場するコペンハーゲン人(超コペン弁)、ユランのど田舎に住む夫婦の、超どユラン弁、このコペンvsユランの微妙な空気。
The Julekalender
最近のマイブームで、よくこのユースクおばさんのしゃべり方とか真似しているのですが、ヨナス曰く、真似っていうかかなり近いものがある、と…。特に日増しに家のクリスマス飾りが激しくなっていくところだそうで…。
今夜も「The Julekalender 」楽しみです。

今年はAdvenskranseも作ってみました。材料費、20kr。
全24話で12月1日から24日まで毎日放送する、いわゆるクリスマス連ドラで、だいたいこの手の番組というと子供向けな感じですが、この「The Julekalender」は大人もとっても楽しめます。
なにがおもしろいって、3人のニッセ(クリスマスに登場する妖精)の英語&デン語ごちゃまぜの会話(I don't over head know!とか、It's pjat!とか)もだけど、なんといっても悪魔役として登場するコペンハーゲン人(超コペン弁)、ユランのど田舎に住む夫婦の、超どユラン弁、このコペンvsユランの微妙な空気。
The Julekalender
最近のマイブームで、よくこのユースクおばさんのしゃべり方とか真似しているのですが、ヨナス曰く、真似っていうかかなり近いものがある、と…。特に日増しに家のクリスマス飾りが激しくなっていくところだそうで…。
今夜も「The Julekalender 」楽しみです。

今年はAdvenskranseも作ってみました。材料費、20kr。
今日は今年の忘年会第一弾です。ヨナスの親友達と私の大好きな友達と、ヒュゲ晩餐。
内実なにげにコンサバデン人なヨナスは、「ユールフロコストっていったらフレスケスタイでしょ、オープンサンドでしょ!」と言ってゆずらず、「なんでそんな毎日食べてるものをわざわざ忘年会で…」という私の文句をあっさり却下。
じゃーせっかくだから、伝統料理でもおいしいいいものを食べようじゃないか、ってことで、出来る限り手作り、もしくは専門店で材料の仕込みをしていくことに。
おいしそうなワインもビールも買ったし、Kryddrsnapsというスパイスで味付けしたアクアヴィット(アルコール度40%のじゃがいも蒸留酒)も作りました。
これから11人が入れるよう家具の配置換えをして掃除、黒パンを2台焼いて、伝統のクリスマスクッキーを焼いて、フレスケスタイを焼いて…ああ、その前に魚屋とスラクターにも行かねば。
黒パン焼くのなんて初めてだし、うまくいくかわからないけど、いっちょやってみます。
内実なにげにコンサバデン人なヨナスは、「ユールフロコストっていったらフレスケスタイでしょ、オープンサンドでしょ!」と言ってゆずらず、「なんでそんな毎日食べてるものをわざわざ忘年会で…」という私の文句をあっさり却下。
じゃーせっかくだから、伝統料理でもおいしいいいものを食べようじゃないか、ってことで、出来る限り手作り、もしくは専門店で材料の仕込みをしていくことに。
おいしそうなワインもビールも買ったし、Kryddrsnapsというスパイスで味付けしたアクアヴィット(アルコール度40%のじゃがいも蒸留酒)も作りました。
これから11人が入れるよう家具の配置換えをして掃除、黒パンを2台焼いて、伝統のクリスマスクッキーを焼いて、フレスケスタイを焼いて…ああ、その前に魚屋とスラクターにも行かねば。
黒パン焼くのなんて初めてだし、うまくいくかわからないけど、いっちょやってみます。