コペンハーゲン郊外のTaastrupに引っ越し、庭付き1軒家に住んではいるものの、なかなかノアブロ70平米のアパート時代に憧れていたガーデニングなどをいそいそとする夢は果たせていません。
というのも、階下に住む義姉のだんなさんCがこれまで庭の手入れをしていたので、私が紫蘇や日本の野菜を植えるスペースがない…。ていうかスペースはあるんだろうけど、なんとなく彼が大切に育てているバラ達の横にししとうとか植えるのが気が引けるのです…。私達の居住スペースが2階ということもあり、ガーデニングのためにいちいち庭に降りていくのも実は面倒だったりもするし。
芝アレルギーのCのために、夏は週に1回の芝刈り(広いのでけっこうな肉体労働)、年に1回は垣根をきれいにカットしたりと、そういうことはやらされているけど、実は面倒くさくて仕方なく「芝生なんていらない!コンクリートでいいんだ!自宅にバスケットコートができていいじゃないか!」とヤケになっているH氏は、苺やベリー類が収穫できる夏以外は、ほぼ庭を活用することもありません。
しかし、家の向いにあるコレクティブハウス(大きな屋敷を複数人でシェア。夕飯を一緒に食べたりとヒッピーな生活をしている)が、夏から鶏を飼いだしたのがきっかけとなり、「なんかヒュゲそう!毎日新鮮な卵も食べられて、残飯も処理してくれるし、いいじゃん!」と、私達も庭で雌鳥を飼うことにしました。
しかし、インテリアコンサルタントである義姉から「臭いしうるさいし、だいたい庭の景観が崩れるから嫌!」と反対意見が。2世帯住宅というのは、色々協力し合ったり、子供同士も遊べるし、良い事がたくさんですが、こういった反対意見が出た場合、話し合いで折り合いをつけていかねばならず、すぐに自分たちの望むようには事をすすめられないのが難点です。
義姉の猛反対に遭い、「共同の庭なのに」とちょっとムッとしながらも、なんとなく流されそうになっていた庭de鶏プランだったのですが、なぜかH氏はどうして~も鶏のことを諦められず、「じゃあお試しで1ヶ月飼ってみて、鶏がいかに素晴らしいか証明しよう!」と、とあるところから雌鳥2羽と、簡易鶏舎を借りてくることに!一体なにが彼をそこまで鶏に熱くさせるのでしょう…。
とにかくも、ポータブル鶏舎ごと借りてきた2羽の雌鳥。これがまたかなりヒュゲリでしたよ。「くーくー」とか細く鳴くところとか、嬉しそうに芝生を掘り起こしてミミズを食べまくる様子とか(お陰で芝生は穴ぼこだらけで台無しに…)、意外に肉食女子なようで、古くなったレバーパテやサラミを飼い主の手をもついばみつつ猛烈な勢いで食べていたり(好物はスパゲティーミートソースだそう)。ちなみに倫理的に鶏肉と卵をあげるのはタブーとしました。絶対、わからないでばくばく食べてそうだけど。
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Produktion skoleというちょっと問題がある若者がいく作業所的なところで作っている、ポータブル鶏舎。
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大きな鶏舎から、突然小さめの鶏舎に引っ越したにも関わらず、ストレスとかそういう繊細さはないようで、翌日からしっかり卵を各自ひとつずつ産み落とし、毎日2つずつの卵は私達の消費量にもちょうどよかったです。
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白い方が市販のM~Lサイズ卵。自家製はでかいよ!
雌鳥マダム達にはちゃんとLotteとGokkeという名前も付け(どっちがどっちかよく見分けがつかないけど)、たまに庭へ放して息抜きをさせたり(しかし回数を重ねるごとに自由の味を占め、捕獲が困難に)。
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マダム達。
ちなみに雌鳥を複数飼うときは、雄鶏をリーダーとして置かないと群れの統制が取れないのだとか(ハーレム状態)。なんか、熟女ナースばかりのステノの職場会議みたいです。女ばっかは確かにまとまりがないというか…ひとつの物事を決めるにも時間がかかります。デン語でよく、女性が集まってかしましくしている様子を「雌鳥牧場」と言いますが、まさしく。男女平等が進みつつも、やはり生物学的にはオスメスのバランスは必要だわ…と、昼下がりの庭で芝生を掘り起こしている雌鳥を眺めつつ、物思いにふけってみたり。
そんなヒュゲリな庭de鶏な自給自足(卵だけ)ライフだったわけですが、1ヶ月のお試し期間も終わり、LotteとGokkeは古巣へと戻っていきました。H氏はこの1ヶ月間でだいぶ鶏についてのノウハウを学んだようで、来春自分たちの鶏をゲットするに向けて、今から楽しみにしているようです。
というのも、階下に住む義姉のだんなさんCがこれまで庭の手入れをしていたので、私が紫蘇や日本の野菜を植えるスペースがない…。ていうかスペースはあるんだろうけど、なんとなく彼が大切に育てているバラ達の横にししとうとか植えるのが気が引けるのです…。私達の居住スペースが2階ということもあり、ガーデニングのためにいちいち庭に降りていくのも実は面倒だったりもするし。
芝アレルギーのCのために、夏は週に1回の芝刈り(広いのでけっこうな肉体労働)、年に1回は垣根をきれいにカットしたりと、そういうことはやらされているけど、実は面倒くさくて仕方なく「芝生なんていらない!コンクリートでいいんだ!自宅にバスケットコートができていいじゃないか!」とヤケになっているH氏は、苺やベリー類が収穫できる夏以外は、ほぼ庭を活用することもありません。
しかし、家の向いにあるコレクティブハウス(大きな屋敷を複数人でシェア。夕飯を一緒に食べたりとヒッピーな生活をしている)が、夏から鶏を飼いだしたのがきっかけとなり、「なんかヒュゲそう!毎日新鮮な卵も食べられて、残飯も処理してくれるし、いいじゃん!」と、私達も庭で雌鳥を飼うことにしました。
しかし、インテリアコンサルタントである義姉から「臭いしうるさいし、だいたい庭の景観が崩れるから嫌!」と反対意見が。2世帯住宅というのは、色々協力し合ったり、子供同士も遊べるし、良い事がたくさんですが、こういった反対意見が出た場合、話し合いで折り合いをつけていかねばならず、すぐに自分たちの望むようには事をすすめられないのが難点です。
義姉の猛反対に遭い、「共同の庭なのに」とちょっとムッとしながらも、なんとなく流されそうになっていた庭de鶏プランだったのですが、なぜかH氏はどうして~も鶏のことを諦められず、「じゃあお試しで1ヶ月飼ってみて、鶏がいかに素晴らしいか証明しよう!」と、とあるところから雌鳥2羽と、簡易鶏舎を借りてくることに!一体なにが彼をそこまで鶏に熱くさせるのでしょう…。
とにかくも、ポータブル鶏舎ごと借りてきた2羽の雌鳥。これがまたかなりヒュゲリでしたよ。「くーくー」とか細く鳴くところとか、嬉しそうに芝生を掘り起こしてミミズを食べまくる様子とか(お陰で芝生は穴ぼこだらけで台無しに…)、意外に肉食女子なようで、古くなったレバーパテやサラミを飼い主の手をもついばみつつ猛烈な勢いで食べていたり(好物はスパゲティーミートソースだそう)。ちなみに倫理的に鶏肉と卵をあげるのはタブーとしました。絶対、わからないでばくばく食べてそうだけど。
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Produktion skoleというちょっと問題がある若者がいく作業所的なところで作っている、ポータブル鶏舎。
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大きな鶏舎から、突然小さめの鶏舎に引っ越したにも関わらず、ストレスとかそういう繊細さはないようで、翌日からしっかり卵を各自ひとつずつ産み落とし、毎日2つずつの卵は私達の消費量にもちょうどよかったです。
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白い方が市販のM~Lサイズ卵。自家製はでかいよ!
雌鳥マダム達にはちゃんとLotteとGokkeという名前も付け(どっちがどっちかよく見分けがつかないけど)、たまに庭へ放して息抜きをさせたり(しかし回数を重ねるごとに自由の味を占め、捕獲が困難に)。
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マダム達。
ちなみに雌鳥を複数飼うときは、雄鶏をリーダーとして置かないと群れの統制が取れないのだとか(ハーレム状態)。なんか、熟女ナースばかりのステノの職場会議みたいです。女ばっかは確かにまとまりがないというか…ひとつの物事を決めるにも時間がかかります。デン語でよく、女性が集まってかしましくしている様子を「雌鳥牧場」と言いますが、まさしく。男女平等が進みつつも、やはり生物学的にはオスメスのバランスは必要だわ…と、昼下がりの庭で芝生を掘り起こしている雌鳥を眺めつつ、物思いにふけってみたり。
そんなヒュゲリな庭de鶏な自給自足(卵だけ)ライフだったわけですが、1ヶ月のお試し期間も終わり、LotteとGokkeは古巣へと戻っていきました。H氏はこの1ヶ月間でだいぶ鶏についてのノウハウを学んだようで、来春自分たちの鶏をゲットするに向けて、今から楽しみにしているようです。