結婚式だー、外来研修だー、人生の旅友Mちゃんとの「妙齢女子二人、フェロモン旅行 in サルディーニャ」と、ゴタゴタしていたので2度目の人工授精トライ後、2ヶ月ほどお休みしていたわけですが、今月のサイクルからまた治療を再開しましたよ。
実は先月も再開しかけ、5日間の抗エストロゲンというホルモン剤(ピル)を服用はしたものの、外来研修がストレス極まり、こんな見るからに図太い私が、プレッシャーとストレスとで過換気を起こすという事態にまでなり、上司とも相談し、私も状況を考えた結果、研修も不妊治療もひとまず中断し、改めて仕切り直しをすることにしました。
毎日仕事から帰ると、くやしさと理不尽さとズタズタにされたプライドとで泣いて泣いて、週末をフルに使ってリベンジのために勉強してもまた叩きのめされて、と繰り返し、納得のいくことならまだ耐えられるのだけど、そうではなかった、明らかに上司のプランニング&指導者の人選ミスでそういう事態になっていたので、ついにある日爆発。職場であんなにキレたのは初めてです。
ま、ともあれ。不妊治療で一番大切なのはストレスフリー!ってことで、いくらホルモン剤をぶちまけても、これじゃあ来るものも来ない、と思ったので、ホルモン剤を飲みきったところで中断。
そして仕事の方もなんとか状況が落ち着き、上司も「治療に関してしっかりバックアップするから、とりあえずリラックスしてね」とのことで、また今月から再スタートをきったわけです。
私が通うクリニックは、以前にご紹介したように、食事療法がメイン。その食事療法を続けながら合計4回まで人工授精を行いますが、3度目からは経口でのホルモン剤として抗エストロゲン剤を生理周期の3日目から5日間服用し、その後卵の成長をクリニックでチェックし、人工授精の日程を組んでいくわけです。
不妊治療になんで抗エストロゲン剤?それって閉経後の更年期障害によく使うものでは…。と謎だったのですが、クリニックの助産師さんの説明でも今イチよくわからず。「排卵を促すため」って、私毎月かなりビッグな卵を生産しているようなのですが、なぜわざわざそれをさらに促すような薬を飲むの?と、よく理解できていませんでした。
ちなみに日本のサイトで調べたとことによると、この抗エストロゲン療法は「クロミフェン療法」と言われるもので、不妊治療の初期によく行われるものなんだそうです。以下はそんなクロミフェンの作用機序について抜粋。
「クロミフェンはその化学構造の特性により、作用する部位によってエストロゲン作用と、抗エストロゲン作用の両方を持ち合わせ、次のようなステップで排卵を起こします。
脳に働きかけて、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌促進
↓
性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン)の分泌増加
↓
卵胞刺激ホルモンにより卵胞が成熟し、黄体形成ホルモンにより排卵がうながされる
クロミフェンの処方は、月経周期の5日目から1日1錠ずつ5日間連続で飲むという方法から始めます。1錠でうまく排卵しない場合、1日2錠ずつ5日間へと増量します。これで排卵するなら、その後の周期にも同量のクロミフェンを投与します。排卵しない場合も、もう2~3周期同じ量で様子を見ます。排卵したかどうかは、「基礎体温と経腟超音波」で確認。
クロミフェンの効果は約70~75%の方が排卵します。そして、約30~35%の方が妊娠。」
↑この統計はクロミフェンを使用しての自然妊娠なのでしょうか。だとすると、これにさらに人工授精を組み合わせる、クリニックの治療ではもっと確立があがるのでは…?!と期待度大です。
とにかくなんとなくわかったことは、しっかり卵が作られている場合でも、それが排卵されない場合もあるってことでしょうか。だからこの抗エストロゲンで、完全排卵を目指す、と。あと自然排卵のある人でも、クロミフェンを使うことで質のいい卵ができる、排卵周期がわかりやすく、人工授精などをする場合もタイミングが計りやすい、といったメリットがあるのだそうです。看護師でも専門は糖尿病なので、婦人科関係は難しくてさっぱりです…。
ただちょっと気になるのが、日本ではクロミフェンの使用が一般的なのに、私の通うクリニックではタモキシフェンという薬剤を使用していること。とある婦人科のサイトによると…、
「新しい薬剤は選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM:Selective Estrogen Receptor Modulater)という難しい名前ですが、要はエストロゲン(卵胞ホルモン)に関係する働きを持っています。この中には一般名でクロミフェン、タモキシフェン、ラロキシフェンの3種類があります。
同じ種類のSERMとはいえそれぞれ特徴的な働きを持ち、それぞれに違った薬としての効果があります。3種類のSERMは、
クロミフェン ------- 排卵誘発剤
タモキシフェン ------- 乳ガンの補助的治療薬
ラロキシフェン ------- 骨粗しょう症の予防・治療薬
として使用されています。このうちのラロキシフェンが更年期や老年期に重要な薬剤として注目されています。」
とのことで、うーん、なんでクロミフェンじゃないの?と、疑問。次回診察の時にそのへんのところを聞いてみたいと思います。
ちなみにこのタモキシフェンを使用しての副作用というか、私が経験した症状としては、眠気?それくらいでしょうか。先月試したときには、信じられないほどの眠気、ちょっと吐き気みたいなのはありましたが(助産師さん曰く妊娠初期の症状と似ているのだとか)、でも究極の外来研修ストレスと相まっていたこともあり、そのへんのところは薬によるものなのかどうか、微妙です。
H氏は、同僚や知り合いの奥さんが不妊治療でホルモン療法のために手に負えないほど不機嫌になって、夫婦関係まで崩壊しかねなかった状況を聞いて恐れまくっていますが、今のところ私自身が感じる精神的な影響みたいなものはないし、ほっとしているようです。(上司にはホルモン剤のせいでそんなに研修がストレスだったのか、と聞かれたけど、毎月の生理で経験しているような気分の浮き沈みとは明らかに違うし、やっぱりあれは指導者のせいだ…!と思うことにします)
しかしこの薬のせいでしょうか、助産師さんは「基本的にはそういうことはあまり起こらない」と言っていましたが、排卵日当日、立っていられないほどの卵巣部痛!!!激痛です!!生理痛よりも断然すごい痛みでした。この日は義母70歳の誕生日会だったのですが、午前午後と起きられず、一人家でもがき苦しんでおりました…。なんだったのでしょう…あの痛みは…。
そんなわけで、タモキシフェンを5日服用し、先日木曜日の卵巣スキャンでは日曜日か月曜日だろう、とのことで。人工授精も月曜日に決定。昨晩は排卵誘発注射(インシュリン注射器に似てる)も投与したので、あとは明日の人工授精を待つのみです。またあの排卵痛がやってきたらどうしよう、ていうか今回はタモキシフェンと排卵誘発注射のダブルなので、かなり恐ろしいですが…。
こころ穏やかにがんばりまーす!
実は先月も再開しかけ、5日間の抗エストロゲンというホルモン剤(ピル)を服用はしたものの、外来研修がストレス極まり、こんな見るからに図太い私が、プレッシャーとストレスとで過換気を起こすという事態にまでなり、上司とも相談し、私も状況を考えた結果、研修も不妊治療もひとまず中断し、改めて仕切り直しをすることにしました。
毎日仕事から帰ると、くやしさと理不尽さとズタズタにされたプライドとで泣いて泣いて、週末をフルに使ってリベンジのために勉強してもまた叩きのめされて、と繰り返し、納得のいくことならまだ耐えられるのだけど、そうではなかった、明らかに上司のプランニング&指導者の人選ミスでそういう事態になっていたので、ついにある日爆発。職場であんなにキレたのは初めてです。
ま、ともあれ。不妊治療で一番大切なのはストレスフリー!ってことで、いくらホルモン剤をぶちまけても、これじゃあ来るものも来ない、と思ったので、ホルモン剤を飲みきったところで中断。
そして仕事の方もなんとか状況が落ち着き、上司も「治療に関してしっかりバックアップするから、とりあえずリラックスしてね」とのことで、また今月から再スタートをきったわけです。
私が通うクリニックは、以前にご紹介したように、食事療法がメイン。その食事療法を続けながら合計4回まで人工授精を行いますが、3度目からは経口でのホルモン剤として抗エストロゲン剤を生理周期の3日目から5日間服用し、その後卵の成長をクリニックでチェックし、人工授精の日程を組んでいくわけです。
不妊治療になんで抗エストロゲン剤?それって閉経後の更年期障害によく使うものでは…。と謎だったのですが、クリニックの助産師さんの説明でも今イチよくわからず。「排卵を促すため」って、私毎月かなりビッグな卵を生産しているようなのですが、なぜわざわざそれをさらに促すような薬を飲むの?と、よく理解できていませんでした。
ちなみに日本のサイトで調べたとことによると、この抗エストロゲン療法は「クロミフェン療法」と言われるもので、不妊治療の初期によく行われるものなんだそうです。以下はそんなクロミフェンの作用機序について抜粋。
「クロミフェンはその化学構造の特性により、作用する部位によってエストロゲン作用と、抗エストロゲン作用の両方を持ち合わせ、次のようなステップで排卵を起こします。
脳に働きかけて、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌促進
↓
性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン)の分泌増加
↓
卵胞刺激ホルモンにより卵胞が成熟し、黄体形成ホルモンにより排卵がうながされる
クロミフェンの処方は、月経周期の5日目から1日1錠ずつ5日間連続で飲むという方法から始めます。1錠でうまく排卵しない場合、1日2錠ずつ5日間へと増量します。これで排卵するなら、その後の周期にも同量のクロミフェンを投与します。排卵しない場合も、もう2~3周期同じ量で様子を見ます。排卵したかどうかは、「基礎体温と経腟超音波」で確認。
クロミフェンの効果は約70~75%の方が排卵します。そして、約30~35%の方が妊娠。」
↑この統計はクロミフェンを使用しての自然妊娠なのでしょうか。だとすると、これにさらに人工授精を組み合わせる、クリニックの治療ではもっと確立があがるのでは…?!と期待度大です。
とにかくなんとなくわかったことは、しっかり卵が作られている場合でも、それが排卵されない場合もあるってことでしょうか。だからこの抗エストロゲンで、完全排卵を目指す、と。あと自然排卵のある人でも、クロミフェンを使うことで質のいい卵ができる、排卵周期がわかりやすく、人工授精などをする場合もタイミングが計りやすい、といったメリットがあるのだそうです。看護師でも専門は糖尿病なので、婦人科関係は難しくてさっぱりです…。
ただちょっと気になるのが、日本ではクロミフェンの使用が一般的なのに、私の通うクリニックではタモキシフェンという薬剤を使用していること。とある婦人科のサイトによると…、
「新しい薬剤は選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM:Selective Estrogen Receptor Modulater)という難しい名前ですが、要はエストロゲン(卵胞ホルモン)に関係する働きを持っています。この中には一般名でクロミフェン、タモキシフェン、ラロキシフェンの3種類があります。
同じ種類のSERMとはいえそれぞれ特徴的な働きを持ち、それぞれに違った薬としての効果があります。3種類のSERMは、
クロミフェン ------- 排卵誘発剤
タモキシフェン ------- 乳ガンの補助的治療薬
ラロキシフェン ------- 骨粗しょう症の予防・治療薬
として使用されています。このうちのラロキシフェンが更年期や老年期に重要な薬剤として注目されています。」
とのことで、うーん、なんでクロミフェンじゃないの?と、疑問。次回診察の時にそのへんのところを聞いてみたいと思います。
ちなみにこのタモキシフェンを使用しての副作用というか、私が経験した症状としては、眠気?それくらいでしょうか。先月試したときには、信じられないほどの眠気、ちょっと吐き気みたいなのはありましたが(助産師さん曰く妊娠初期の症状と似ているのだとか)、でも究極の外来研修ストレスと相まっていたこともあり、そのへんのところは薬によるものなのかどうか、微妙です。
H氏は、同僚や知り合いの奥さんが不妊治療でホルモン療法のために手に負えないほど不機嫌になって、夫婦関係まで崩壊しかねなかった状況を聞いて恐れまくっていますが、今のところ私自身が感じる精神的な影響みたいなものはないし、ほっとしているようです。(上司にはホルモン剤のせいでそんなに研修がストレスだったのか、と聞かれたけど、毎月の生理で経験しているような気分の浮き沈みとは明らかに違うし、やっぱりあれは指導者のせいだ…!と思うことにします)
しかしこの薬のせいでしょうか、助産師さんは「基本的にはそういうことはあまり起こらない」と言っていましたが、排卵日当日、立っていられないほどの卵巣部痛!!!激痛です!!生理痛よりも断然すごい痛みでした。この日は義母70歳の誕生日会だったのですが、午前午後と起きられず、一人家でもがき苦しんでおりました…。なんだったのでしょう…あの痛みは…。
そんなわけで、タモキシフェンを5日服用し、先日木曜日の卵巣スキャンでは日曜日か月曜日だろう、とのことで。人工授精も月曜日に決定。昨晩は排卵誘発注射(インシュリン注射器に似てる)も投与したので、あとは明日の人工授精を待つのみです。またあの排卵痛がやってきたらどうしよう、ていうか今回はタモキシフェンと排卵誘発注射のダブルなので、かなり恐ろしいですが…。
こころ穏やかにがんばりまーす!
副作用は人によって差がありますが、体験者の声を読めてよかったです。