写真で見ると手製のプラカードを掲げ、水色や黄色のメガホンを口に当てて声を張り上げている様子が映っている。ほとんどが私服だが、セーラー服姿の女子高生や胸元ポケットのところに校章らしき刺しゅうが入ったYシャツ姿の男子高校生も混じっている。
「NO WAR JUST PEACE」「WAR IS OVER IF YOU WANT IT」「CHANGE THE PRIME MINISTER」「私たちは戦争法案に反対するために立ちあがった」などとプラカードには書かれている。
中には「とりま廃案」って言うのもあって、今どきの高校生の言葉はチンプンカンプンだなぁと思うが、行動自体はチンプンカンプンどころかよく分かる!
記事には「人の命を左右することなのに、国民の意見を聞かずに決められてしまいそうで納得いかない」という都立高校1年生の女の子の声も紹介されている。
うん、君たち素晴らしいよ!
もう少し前から大学生たちが中心になった「SEALDs」というグループが反対の抗議行動を展開している。
こういうところに参加している学生たちは既成の特定の政治集団に属している若者ではなくて、法案そのものに漠然とした不安を感じ、スマホを使ったSNSを介して自然発生的に生まれた活動らしいのだ。
だから、活動のエリアも国会議事堂周辺にとどまらない。
同じ不安、同じ思いを抱く若者がいる地域なら、スマホがあればわっと集まって、どこにでもあるコンビニでプラカードを作って、地方都市などでも数十人単位で反対の抗議の声をあげているんだそうな。
高校生たちは大学生が始めた抗議行動に参加しているうちに、顔なじみになって「僕たち高校生だけでもやろう」とやはり自然発生的に広がっていったんだそうだ。
いや、ますます素晴らしい!
法案が成立すれば、結局刈り出されて鉄砲を担がせられるのは今の高校生や大学生の諸君である。
ちょっとまともな判断力があれば、すぐに理解できる危険極まりない法案なのである。
第一、武力で平和を築こうなどという発想からして変じゃないか。
憲法9条をきちんと守りさえすればいい。日本には世界から尊敬される平和憲法がある。憲法に違反する「戦争法案」は廃案にしなければならないのだ。
「『SEALDs』という団体は警視庁公安部がマークする団体で、革マルから豊富に資金提供を受けている」
7月中旬に自民党本部で開かれた全国正副幹事長会議でこうまくしたて、デモには特定の左翼団体が行っているものがある、と断言したのは筆頭副幹事長で党総裁特別補佐の萩生田光一。
眉つばである。
革マル云々はでっちあげだと思う。今の若者はそういうものを利用しようと思わないし、必要としないんだよ。
こういうデマ的な話が官邸中枢のアベなんちゃらの側近から出てくるところをみると、官邸の焦り、怯えが透けて見えてくるようではないか。
自分自身で参考人として招いた憲法学者を含めた3人の学者に「憲法違反!」と明確に証言されても、衆院は数にものを言わせて強引に強行採決したが、頼みにしていた支持率は3割台に落ち込み、支持率回復を狙って東京五輪のメーンスタジアムを白紙に戻してみても国民から足元を見透かされ、支持率は上向かず踏んだり蹴ったりのところに持ってきて、無関心に思えた若者が立ち上がり、粘り強く反対の抗議行動を続けている。
あまつさえ、今度は高校生たちまで立ち上がり始めたのだから、不安で不安で仕方ないんじゃないのか。
「戦争法案」に不安を抱いている若者よ、アベなんちゃらは怯え始めたぜ。君たちが立ちあがったのを見て不安で不安で仕方なくなってきたぞ。あと少しだ。もうひと息、ふた息だ。頑張れ! 反対の声をもっと広めよう。全国で展開しよう。「戦争法案」を葬れるぞ。「CHANGE THE PRIMU MINISTER」は可能だぞ。
最後のとどめが必要なら、いつだってわれら老骨も馳せ参ずるぞ!
透けるような白地にほんのりと赤みが差した大輪の上品な朝顔。なんか、恥ずかしいんだろうか。
紫色の朝顔と赤みの混じった茶色の朝顔も
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