幸いなことに、ここ数日続いた日の出前の寒さが今朝はだいぶ緩み、午前4時過ぎの室内気温は17℃あった。
じっと動かないままパソコンのキーボードを打ちつけたりしていると、足元から忍び寄る冷気に居心地の悪さを感じる気温だが、なんとか暖房無しでも済む温度ではある。
去年は16℃で我慢できなくなって11月下旬にガスストーブに火を点けたが、今年はさらに耐寒性が衰えているらしく、今朝は何の躊躇もなくガスストーブを頼った。
お陰で、居心地の悪さからは解放され、ヌクヌクした気分でキーボードに向かうことができる。
思い起こせば現役時代は勤労感謝の日が過ぎないうちはコートを着なかったが、リタイアが近づいた4~5年は文化の日を過ぎれば薄手のコートを羽織って家を出るのに何の抵抗も無かったように思う。
南関東が急に寒冷化したということではないから、理由はひとえにボク自身の耐寒性の減衰によるものだろう。
その何よりの証拠が夜寝る時にもぐりこむ布団の中が暖まる時間だ。
50歳台まではどんなに冷え切った布団にもぐりこんでも、ほんの30秒もモゾモゾしていれば布団の中は春のようにポカポカと暖まり、快適な睡眠を保証してくれたが、今は布団の中が暖まるのに3~4分はかかるのではないか。
それくらい自家発電量が頼りなくなってきているのであって、悲しいかな、年々この温まるまでの時間が長くなっているようで何とも切ない。
しかも、何時間か経つとそのわずかな発電も細ると見えて、夜中に足元の辺りがやたら寒く感じて目が覚めることさえある。
そういう時は仕方なく足を折りたたんで体に引き寄せ、エビのような丸まった姿勢で縮こまるしかない。
こんなことを書いて、はたして誰かに通じるものだろうかとも思うが、別に理解を得よう、賛同を得ようというつもりもないから、余計な心配と言うものだろう。
ただ一つ言えるのは、たっぷりパトロールをしてきた日とか、庭仕事など日中体を良く動かしたりした日の夜は発電量の蓄積でもあるのか、前述したような情けないことにはならないようである。
その辺りは、これから先の生活を考える上でのヒントになるのかもしれない。
◇
昨日午後2時過ぎの富士山
左手の山々は箱根連山
伊豆半島と江の島
右手の山の連なりは丹沢山塊
庭のブラッシングアイスバーグ