庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

散り敷く紅葉と小晦日

2024-12-30 10:53:08 | 日記・エッセイ・コラム

今年もあと一日となりましたが、今日12月30日は小晦日(こつごもり)
明日は大晦日(おおつごもり)と言う呼び方がある。

小晦日(こつごもり)とは、大晦日(おおみそか・おおつごもり)
前日の呼び方です。

晦日(つごもり)とは、月が隠れる月籠りのことで月齢で数えた昔の
太陰暦では毎月末日の頃が新月となり、つごもりにあたります。

今年は新暦で数えても、明日31日の大晦日が新月🌑にあたるので、
来年は月齢もちょうど新しい年に合わせてスタートする感じですね!。

当地は天候にも恵まれたのか?今年は年末になっても、木によっては
まだ散り残った色鮮やかな紅葉が楽しめる。

燃え尽きて落葉する前の最後の輝きを放つ紅葉。

 

地上に散り敷く紅葉。

この落葉もやがて微生物等に分解され土へと帰って行くが・・

また来春樹木や若葉を育てるための大切な養分となって行く。。

正月飾りを飾って、大掃除と買い物も済ませた。

さあ、明日はいよいよ大晦日だ。

 

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【再掲】センス・オブ・ワンダーを探して

2024-12-29 10:03:58 | 日記・エッセイ・コラム

拙ブログは、四季の変化や自然観察などを主なテーマとしていますが、この
記事は拙ブログを始めた頃の10年前に書いたブログ記事ですが、読み返し
てみて改めて自然との共存・共生の大切さを感じるので再掲します。

センス・オブ・ワンダー」は、「沈黙の春」などで知られるアメリカの
女性生物学者、レイチェル・カーソンの著作です。

すべての子供が生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」=
神秘さや不思議さに目を見張る感性」を失わずに育む事の大切さを、
海辺で暮らす日々の描写と共に美しく語った本。

若い頃にレイチェル・カーソンの「沈黙の春」や「センス・オブ・ワンダー
を読んで環境の大切さや、自然に対する共生意識に目覚めた様な気がする。

ーーーここから「センス・オブ・ワンダー」より抜粋ーーーーー

「子供たちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激
満ち溢れていいます。

残念なことに、私たちの多くは大人になる前に澄みきった洞察力や、美
しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、
あるときは全く失って
しまいます。


もし私が、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を
持っているとしたら、世界中の子供に生涯消えることのない「センス・
オブ・ワンダー」=「神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほ
しいとたのむでしょう。

この感性は、やがて大人にななるとやってくる倦怠と幻滅、私たちが
自然
と言う力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中
になる
事などに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。」

ーーーここまでーーーー

人間は暑い時には涼しく、寒い時には暖かくいられるようにと自然を改変
し、自分たちだけ心地よくなるように文明を発達させてきたが、その分逆
に動物や自然は心地よくないかも知れないかも?、と想像することを放棄
し、人間至上主義的な考え方で文明を作ってきた。

でも私は、自然と人間は共存するのが一番いいんだから、人間は分を知る
べきだと思う、子供の頃感じた「センス・オブ・ワンダー」=「神秘さや
不思議さに目を見張る感性」
を歳をとっても、いつまでも失わずに生きて
いけたらいいのだが・・・ むずかしい。

鎌倉の海岸にて。

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火の用心~囲炉裏の思い出

2024-12-28 09:53:08 | 日記・エッセイ・コラム

空気が乾燥する冬は火事が発生しやすく、またいったん火事が起こる
と大火事になりやすい季節です。

昭和30年代の子供の頃の田舎の思い出ですが・・・

冬の夜に各村毎に小学生達が集まって、拍子木を打ちながら、皆んな
で「火の用心~!マッチ一本火事の元!」と大きな声で村内を回って、
注意を促しながら回っていた事を思い出した。

当時は、村の子供会の行事の一環として行われていたと記憶している。

寒い冬の夜にカンカンと乾いた拍子木の音がよく響いて、みんなで雪道
を踏みしめながら声を合わせて回っていたことなどを懐かしく想い出す、
今ではそんな風習もとっくの昔に無くなってしまったが・・

当時の子供達にとっては、村の子供達の交流の場でもあり結構楽しみな
がら回っていた様な気がする。。

当時の田舎の家々にはだいたい囲炉裏があって、いつも薪が燃やされて
いたので火の始末には特に注意が必要だった。

懐かしい囲炉裏の風景。(日本古民家園にて)

囲炉裏の炎はどこか懐かしさと暖かい温もりを感じさせますね。。

幼い子供の頃、寒い冬の夜は家族皆んなが囲炉裏端に
集まって過ごしたものだった。

 

舞岡公園古民家の囲炉裏端。

今では火の用心の夜回りの声を、近所迷惑でうるさい!
などと騒音扱いする人もいるらしいが・・

時代が変わったとは言え、なんともせち辛い世の中になった
ものだと想う。。

時代は変わっても、暖房器具など火器を取り扱う事の多い
この季節、お互い火の始末には十分注意しましょう!。

文部省唱歌 冬の夜 (You Tubeより共有)

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年末は心と身体も大掃除?

2024-12-27 09:50:38 | 日記・エッセイ・コラム

今日も朝から快晴に恵まれ、年末の大掃除日和ですね。

窓のガラスを拭きながら・・

 ♪くもりガラスを 手で拭いて あなた明日が見えますか~

と昔、大川栄策が歌っていた「さざんかの宿」の一節を思い出した。

窓ガラスのゴミや汚れは洗剤を付けて拭き清掃すれば、スッキリと
綺麗になって見通しも良くなりますが・・・

私たちは心の中にくもりがあると、見えるべき明日も見えなくなって
しまいがちです。

あわただしい年末、住まいの大掃除や身の回り等の整理はしても、
心や身体の清掃はつい忘れてしまいがちです。 

この一年間で身についた、心のくもりや汚れも一緒に断捨離して
スッキリとした心と身体で新年を迎えたいものですが・・

それが簡単に出来れば、誰も苦労しませんね!とくに、お腹の周りに
付いた余分な脂肪等は断捨離したいと思っても、年末年始はお酒やご
ちそう続きでとても無理?! (笑)

昨日の夕暮れ散歩で観た夕陽と富士。

枯れ草の向こうに沈む冬の夕陽。

冬至を過ぎて夕陽の沈む位置は、これから徐々に
富士山の方に向かって近づいて行きます。

トワイライトに浮かぶ富士。

 

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「数え日」となごりの紅葉

2024-12-26 10:48:35 | 日記・エッセイ・コラム

クリスマスが終わると街は一気に歳末モードへと変わり、街は
歳末大売出しで賑わい何かとあわただしくなってきました。

どの家庭でも大掃除や新年を迎える準備に追われる頃ですね。

この頃の事を「数え日」と言いますが、去りゆく年を惜しむ思い
と、新しい年への期待をこもごも感じさせる言葉です。

子供の頃は、♪もういくつ寝ると お正月~ と

正月が来るのを日数を数えて楽しみに待っていたものでしたが・・

歳を重ねた今となっては、またきたか~!もうきたか~!

 ♪もういくつ寝ると お終末~(笑)。

あ~ぁ また一つ歳をとるのかと思うと・・・

やれやれという気分 (^_^;)。。

今年は台風による被害も無く、寒暖差が大きかったせいか
例年になく一段と色鮮やかで楽しめた綺麗な紅葉も、年末
となりもう見納めだが・・

木によっては、もまだなごりの紅葉が楽しめる。

見上げるなごりの紅葉。

 

落葉したもみじ葉。

私たちの人生の最後も、このもみじ葉のように

色鮮やかに輝きながら終われたら良いのだが・・・。

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