アベなんちゃらは消費税１０％へのアップをやめる決断をしたんだ !
来年７月の参院選直前の６月にこの事を、あの短い舌で得意気に発表する気だぜ。
だって、そうだろうよ。
連立政権の数合わせの公明が何を血迷ったのか「ケイゲンゼイリツ、ケイゲンゼイリツ」というムリナンダイ念仏を声高に唱え始めたんだ。
それを、アベなんちゃらがうまく利用して、自民党の税調会長の首を切ったりまでして公明の顔も立てようと演技したりしてるけどさ、見送りにするんだからケイゲンゼイリツは必要ないし、何のことはない、公明のわがままも利用して自分の野望も叶えようってぇ寸法なのさ。
ま、聞いてよ。
消費税の値上げを見送ると、どうなるか。
まず、日本の財政再建の道は一段と遠のき、加えて値上げの大義名分だった福祉に回す財源はますます細る。だから、増え続ける老人や非正規労働による格差の拡大で弱い立場の人々の暮らしは、さらに苦境に追い込まれてゆく。
よしんば国の財政が破たんしたって、国債の大部分を買い込んでいるのは国民だし、そんなものは踏み倒したって痛くもかゆくもない。
挙句にデノミネーションもやって国民をすっからからんにし、通貨も一新するのさ。
そういうことなのサ。
アベなんちゃらにとって財政再建やら国民の福祉やらにはまったく関心は無いのさ。どうでもいいんだよ。
しかも、１０％への移行の見送りがどんな結果を招くかなんぞについて、大方の国民は関心がなく、したがって気付きもせず、「消費税の値上げはしません」という一事をもってアベなんちゃらの決断を大歓迎するのだよ。
その結果、何が起こるのか。
参院選大勝利 ! 間違いなしでしょう。
そして参院でも３分の２の議席を占め、憲法改正の発議に漕ぎつけよう、と言う魂胆なのだ ！
自民党の憲法草案の復古調を見ましたか？
マグナカルタ以来、憲法と言うのは、権力を縛る法規として存在してきたのに、そんなことはお構いなし。
さらに近代的な憲法には基本的人権や男女平等の考え方が盛り込まれ、日本国憲法にはこれに平和主義が加わって９条と言う光り輝く条文が存在するのだ。
もっとも、この９条は誰かさんによって戦争法が可決され、骨抜きにされているけれど、違憲立法審査を請求すれば、最高裁が憲法違反の判断を示す可能性は大なのである。
話を戻して自民党の憲法草案。これが国民を縛りつけようとする、本末転倒、時代錯誤、古色蒼然、支離滅裂、無知蒙昧、厚顔無恥、帝国主義、大日本帝国万歳！ のとんでもない代物なのだ。
お父さんやお母さんを大切にしましょう ! なんてことが大真面目に書かれているんだぜ。
そんなの憲法じゃないよ。ボートレースの標語、じゃなかった、道徳の規範のひとつでしょうが。
なにせ大日本帝国の亡霊が出てくるのだから、軍備も固めるのさ。
今以上の軍事予算をつぎ込み、原子爆弾の開発に突き進み、それでなくても労働人口が減り続けるのに、徴兵制を敷いて若者を軍事訓練させ、自衛隊の名称を変更した軍隊組織に送り込む気なのさ。
最初はアメリカの尻っぺたにくっついていくけれど、そのうちに一人歩きを始めるぜ。
夜陰に乗じて北方領土に上陸したりするかもよ。
拉致被害者の救出名目で北朝鮮にも土足で踏み込むつもりだぜ。
軍隊組織の人員は膨らみ、けが人も出るだろうから、その不足分の労働力を補うために「女性が輝く社会」とか「１億総活躍なんちゃら」という、耳触りのよいキャッチフレーズを今から登場させておいて、女性や老人を死ぬまでこき使おうってぇ寸法なのさ。
魂胆見え見えじゃないの。ね、国民の皆さん ！ 騙されちゃいけませんよ ！
と言ったって、「国民の皆さんのことを考え、消費税の値上げは見送ります」なんていう一言で、選挙になればコロリと騙されちゃうんだよな、これが。
官邸には悪魔が住みついていて台本書いてるんだぜ。
はぁ～、だね…
ひと月近く経って、造形の妙を見せるクサボタンの種が随分と変化してきた（下の写真は１０月１４日の撮影）
