平方録

考えるカラスと二日酔いのジジイ

昨日は二日酔いで、午前中使い物にならず、ぼんやりとテレビの前に座っていたらEテレで面白いことをやっていた。

スマートフォンで疾走する新幹線を撮っているんである。
写真モードにして、まず1枚目は画面を横にして撮る。それもスイッチが右側に来るように撮る。
2枚目は逆。スイッチが左側に来るようにして撮ってみる。
続いて3枚目は縦に撮ってみる。この場合、スイッチの位置は当然下に来る。
次に逆さまにして、スイッチが上に来るようにして撮る。

いずれも新幹線は右から走ってきて、左に走り抜けていくように撮るのである。
それぞれスマホの位置を替えて撮った4枚の写真は、いったいどう写っているでしょうか。
午前10時ころにやっていた「考えるカラス」と言う番組。もちろん初めて見た。

で、結論。現物の写真を添えて説明すれば一目瞭然だが、わが家から新幹線は遠い。
東海道線の電車を撮影して見たが、たかだか80キロ程度で走っている電車では変化は無かった。
したがって鍵は列車のスピードにもあるようである。残念ながら文章で説明するより方法は無い。

1枚目。窓の上辺だけが右に傾くのである。
つまり、真四角なはずの窓の上辺の左上の角を右方向に押すのである。すると、下辺はそのまま動かないが、上辺だけが右側にずれる。
いわば右に傾いた平行四辺形である。右上の角だけが少し右にずれるのである。すべての窓が右にひしゃげたように傾いて撮れるのである。
縦長のドアも右にひしゃげるのである。流線型と言えば流線型である。
よく絵本などで乗り物の早さを強調する時など、物体を傾けたり、窓を傾けて流線型に書くが、まさに後ろ髪を引かれるような感じに撮れるのである。

2枚目は何と左にひしゃげるのである。新幹線は右から走ってきて、左に抜けてゆくのに、撮影画面を左右ひっくり返しただけで進行方向にひしゃげるのにはたまげた。

3枚目。スマホの位置は縦である。真四角なはずの新幹線の窓は何と、押しつぶされたように平べったく写っている。
そして4枚目。縦位置だが、3枚目とは違ってスマホの天地をひっくり返して撮ると、今度の窓は横から圧力をかけられたかのように、縦に細長く写っているんである。

と、まぁ、これだけの話なのだが、ぼんやりした頭がびっくりして、一瞬目覚めたかのようである。
で、なぜか、種明かしはしてくれないで「自分で考えましょう」と言うんである。
いったい誰に向けて放送している番組なんだ?
時間的にいえば小学生向けだろうな。
小学生には分かるんだろうな。
「考えるカラス」だから、カラスにも分かるんだろうな。

スマホと新幹線の速度にカギがあることくらいは想像がつくが、いったいどうしてそうなるのか。わが頭脳ではからっきしわからん!
何か突き放されてしまったような、取り残されたような気分である。

ところで、スマホを斜めにして撮ると、窓は正しく正方形に写るんだろうか…



現役時代は二日酔いの時、早めの昼飯で決まってカレー南蛮を食べた。これに唐辛子をかけると、身体はぽっぽと熱くなり、汗が出て、新陳代謝が活発になり、目覚めるのである。小春日和の田んぼ道を歩いて蕎麦屋の暖簾をくぐってきた。
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