昨日の土曜日は久しぶりには青空が広がった。
それで発芽以来、あまり日が出ないのでヒョロヒョロと徒長気味になっていたパンジーの苗を太陽にさらした。
人間も日に当たらないとクル病にかかるが、これはパンジー苗の日光浴の話である。
と言っても、いきなり強い太陽に当ててしまうと、芽吹いたばかりのデリケートな苗には良くない。
最悪の場合には痛んで枯れてしまうこともある。
まだ赤ん坊なので致し方ないのだが、朝の軟らかい光が降り注ぐ時間帯と午後遅く、日が傾いたころを見計らって太陽の光を直接浴びさせたのだった。
今日も晴れるそうだから、それぞれの日光浴時間を少しづつ延ばしておけば徒長は収まり、本葉も出やすくなると思う。
ヤレヤレである。
パンジー苗はこんな感じだが、ニンゲンのボクも日光浴を兼ね、少し精神の解放を試みようと久しぶりに自転車でパトロールに出た。
お決まりの波打ち際の湘南海岸自転車道を走っただけだが、やはりいつ来ても海の広がりのもとを潮騒を聞きながら走るのは悪くない。
例え雲が多めでも海辺は十分明るいし、そもそも空気からして新鮮である。
この自転車道は自動車が走る道路と防砂林の分厚い松林で完全に分けられているから車の騒音はほとんど聞こえないのもイイ。
波があれば潮騒の響きで騒音は完全にかき消されてしまう。
気象庁は今年の夏は長いという予報を出していた。
それで、どんな具合なのかと期待しているのだが、長いどころか8月の下旬から曇りや雨の日が続き、これに伴って気温も上がらず、世の中はすっかり秋の気分が横溢しているようにも感じられる。
実際、海辺に出ても、真夏の明るさは消え、海の家の撤収作業も始まっていて、どこか物寂しい雰囲気が漂って「秋風がみにしみる」という言葉が自然と口を付きそうな雰囲気である。
なんだよ話が違うじゃないか…と言いたい。
長い夏じゃなくて、逆に「短い夏」じゃん。
思えば何と儚いことだろう。
これで超大型台風が通り過ぎるとすっかり空気が入れ替わってしまい、とどめを刺されたようになるんだろうな、きっと。
ヤレヤレである。
…奇しくも「ヤレヤレ」の2通りの使い方を同時に並べてしまった。
高校の入試問題に使うというなら、許可はいらないよ。
賑わった湘南海岸・片瀬西浜はごらんの通りの寂しさ
一斉に海の家の撤収作業が始まっている
夏はこれがないと寂しいが、温度が下がるとやはり目障り
初秋の波打ち際=茅ケ崎東海岸
写真には写っていないが浜辺には赤とんぼが乱舞している
ギンギラギンの太陽の光を浴びないとヨットの速度も上がらないんじゃないのか…
秋風が渡っていく…
昼過ぎに家に戻ろうとしてようやく強烈な太陽が戻り始め、富士山も頭が見え始める=自動車専用の江ノ島大橋から人道橋の弁天橋越しの風景
画面中央やや左に富士山の頭がチラッと見えてきた=江ノ島大橋から
夜、明りが恋しいのかカマキリが網戸にやって来ていた
お役目は終えたのかい
昼間はわが家の外壁にへばりつくヤモリくんに出会った
ほとんど動かないのだが、一旦、危険を察知した時の素早さは「電光石火の速さ」で唖然とする