平方録

姫を送り、大宮の焼鳥屋へ

わが家の二階から見える三島神社の秋祭り。
朝早くから子どもたちの笛太鼓の音が聞こえてくる。姫と母親、妻の4人で出かける。
急な石段を百数十段上りきったところに社があり、詣でたところ、みかんを4ついただいた。

姫は子どもたちのやっている屋台にへばりついて動かない。空くじなしの1回50円のくじを2回引いたらお菓子の詰まった袋までいただいてご満悦であった。町内会手作りのお祭りで、テキ屋なんか出るわけもないから健全そのものなんである。
朝から雨が降っていたが、朝ご飯を食べるころからみるみる雲が切れてゆき、出かけるころは日が差すほどに回復する祭り日和。
しかし、早朝が雨だったためか、子ども神輿や山車は中止。手作り祭りだけど小回りは利かないらしい。

ママの通った小学校まで足を延ばすと「姫のいく小学校のほうが広いよ」と張り合う。子どもは何しろ自分が一番でなければ気が済まない。何もかも変わっていない、とママのほうが感慨深げであった。

午後4時過ぎの湘南新宿ラインに揺られて帰るという。グリーン車に向かい合って座り、大宮まで送っていく。
ホームで手を振ろうとしたら、ママの胸に顔を沈めて泣いていた。姫だけじゃないよ、じいじも寂しいんだよ。

ベソをかきながら帰っていく姫を乗せた列車を見送り、焼き鳥屋にでも行こうと改札口へ。
しかし、初めて降りる駅。飲ん兵衛そうな若い男に聞いたり、挙句に交番のお巡りさんに飲み屋街はどこか、行きつけの店はあるか、などと聞き込みをしたが、有力情報には出会えず、西へふらふら東へふらふら、思わぬネオン街探索になってしまった。

比内地鶏を掲げる店のカウンターに落ち着き、焼酎を飲みつつ焼き鳥を食べて、それはそれで美味しかったのだが、なかなか酒場放浪記のようにはいかないもんである。
ここには神田から移った交通博物館があるから、いずれまた来なくてはいけない。その時は前もって少しリサーチしておこう。
しかし、日曜日の夜なのに大宮の駅と周辺は人でごった返しているねえ。驚いた。



若いお母さんたちはなかなか粋なんである


大宮駅東口の右手にある飲み屋街


比内地鶏
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