十数年前にわが家が火事になり、衣類はもちろん大切なものを失ったことがあるが、当座は着る物がなくて困るのである。
そんなときに各方面からYシャツ生地やらなにやら手を差し伸べていただき、人の情けのありがたさを実感したものだ。
今回は被災したわけではない。「退職して外出する時に着るものあるのか? 背広ってわけにもイカンだろう」と心配してくれたのである。
毎年、春と秋にブランド物の新作を手に入れているそうで、その中から似合いそうなものを選んで送ってくれたのである。
暖かそうなズボンが1本ほしいと言っただけだが、段ボール箱からズボン2本と厚手のジャンパー、ウインドブレーカーが出てきた。
ブランド品だけあって、さすがに物が良い。デザインも作りも凝っている。
普段はもっぱらユニクロで済ませている身にはまぶしいものばかりである。
今冬は充実したファッションが楽しめそうである。柄にもなく、ちょっとウキウキする。
サンタクロースが一足先に来てくれたみたい。しかもこの年になって…。感謝!
ところで、朝日の内部が荒れ模様のようである。
むべなるかな。原発事故の吉田調書の記事を取り消したことについて、ジャーナリズムに関心を寄せる外部の識者を含め、多くの記者がたちが「命令違反かどうかの評価の部分は別として、社員が遠く離れた場所に一時的に避難した事実まで取り消す必要があるのか」と疑問を呈し、社員集会まで開いて記事撤回の撤回を訴えているようである。
OBが社長と役員全員の早期退陣を求めているのは知っていたが、確かに一連の出来事では、池上氏の批判を握りつぶしたり、常軌を逸していた。なますを吹いちゃったようである。
社長が辞めないのも常軌を逸している。「再建の道筋をつけてから」なんて理屈をつけているが、間違った判断をして混乱を引き起こしてしまった人物に、そもそもその資格があるのかどうか。
産経の論調は暴走気味だし、読売も朝日追い落としに躍起になっている。力を入れる方向が違うんじゃないのと言いたいが、朝日も含めて日本のジャーナリズムはお先真っ暗ではないか。
こういう時こそ、地域に根を張る地方紙が、中央の様子を冷静に見つめながら、堂々と正面から論陣を張って世論をリードして行かなくてはならない。
ジャーナリズムへの信頼をつなぎ留めていってくれよ。頑張れ地方紙!
初めての武家政権だって明治維新だって、みんな地方武士の決起だぜ!
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