7月に入って5日連続。それも雨音を伴う降り方で、決してやさしい降り方ではない。
一昨日は南西の強風も吹きつけたから、庭の草花のうち背の高いルリタマアザミやガウラ、一部のエキナセアなどが倒れたりする被害が出た。
雨に濡れて花や葉が重くなっているから、なおさら倒されやすい。
九州では半端な降り方ではないようで、先日、昔の仲間が山形に集合した際、鹿児島から駆けつけてきた友人が「毎日すごい雨ですよ」と言っていた。
しかし、沖縄では平年より12日も早く、6月の11日ごろに梅雨は明けてしまった。梅雨入りの方は11日も遅かったそうだから、平年なら40日くらい続く梅雨が、今年に限っては半分の20日程度という短さだ。
気象庁の長期予報では、今年は南米チリ沖の海域の海水温度が上昇するエルニーニョ現象が起きていて、これがさらに強まる傾向なのだという。
エルニーニョが起きるとどうなるか。
南米沖の海水温が高まると、それにつられて太平洋高気圧が海水温の高い方に引っ張られるから、日本列島への張り出しが弱まり、夏の晴天と暑さの演出が不十分になって、その結果、冷夏をもたらすのだそうだ。
エルニーニョが冬まで続けば一転して暖冬になるという。
太平洋高気圧の日本列島への張り出しが弱い状態が続けば、梅雨前線を北に押しやる力が不足するわけで、梅雨明けは遅れる。
関東の梅雨明けの平年値は7月21日だそうだから、それを越して8月初めまで梅雨が続くなんてことになったら、道行く人びとは全身カビまみれになってしまっていることだろう。
そんなのは願い下げで、勘弁してもらいたい。
1年の楽しみは何てったって青い空と白い入道雲、かっと照りつける太陽、蝉しぐれ、海水浴、木陰での読書、なのだ。
それだけじゃあなくて、トウモロコシやスイカ、メロン、ブドウ、ナシ、モモ…、水田を吹きわたって来る風、野遊び、花火…、もっともっと山ほどあるのだ。
炎天下に自転車でかっ飛ばしてくると、全身に大汗をかくが、これがまた実に爽快そのものなのである。
暑い夏こそ、精神が解き放たれ、生気を取り戻す季節なのだ。1年分のエネルギーを真夏に充填しておくのである。
熱い夏こそわが季節なのだ。夏ははっきり夏でなくてはならないのだ。何てったって「大暑」の生まれである。
夏が短いっていうのは、本当なら寂しいなぁ。悲しい。
長梅雨傾向もエルニーニョが原因しているわけで、どうやら異常気象である。
冷夏だと、稲作の出来は悪くなるし、米ばかりではない、他の野菜や果物も太陽の光が不足すると成長不良を来すだろうし、果物に至っては甘みがぐっと落ちてしまって、美味しくなくなるんじゃあないか。
何てったって、太陽は恵みの大元。夏の太陽がなくては何事も始まらないのである。秋の実りは夏の太陽あっての賜物なのである。
5月下旬に植え付けたミニトマト。ようやく赤く色づいてきたが、トマトに雨は良くないのである。しかも、太陽の光が不足すると味は落ちるだろう。
一番下についた実は20数粒もあり、重みのためか強風にあおられて折れてしまったが、かろうじて水分の補給は続いているようで、黄色く色づいてきた。
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