参院で審議中の憲法違反の指摘が出ている安全保障関連法案に関しては“戦争法案”はやはりいやだ、という人が多いのか、今国会での成立に反対する人が62.4%と賛成の29.2%を上回った。
内閣支持率は政権発足以降最低だった前回7月の37.7%から5.5ポイントも上昇して46.45に回復してしまった。
まぁ、アベちゃんやその取り巻きにしてみれば、自分の意見を封印し、節操を曲げてまでアメリカをはじめ、多くの人の注文を聞きいれて、人気取りのためには仕方ないと、渋々作り上げた談話なのだから、してやったりという気持ちだろう。
国民からは見えないように背を向け、仲間内で舌を出し合っている姿が目に浮かぶ。
戦争法案に反対しながらその政権を支持するのは矛盾なのだが、どうしてこういう結果になってしまうのだろう。法案をひっこめたというのであれば、支持率が上昇することも分かるのだが、ひっこめるそぶりはないのである。
このままでは法案は成立してしまうだろう。
あんな薄っぺらな男に騙されるなんて、世論の多くが如何に物事の表面しか見ていないか、改めて思い知らされる。
こんな腹の立つニュースを尻目に姫と一緒に2日続きの市民プール。
「蹴伸び」と「背泳ぎの蹴伸び」の練習。
健気で偉いなと感心するのは、プールに入るなり、昨日の続きを一生懸命に繰り返す。
蹴伸びの方はタイミングが合うと4メートル近くまで到達するようになった。
5メートルまで出来れば、水泳教室のクラスが一つ上がるんだそうだ。
しかし、手を引いてやって5メートルを体験させては見たものの、1人でやる場合には最後まで息が続かないため、どうしても途中で顔を上げてしまう。
バタ足の動作が加わると、まだ力が入ってしまうのだ。
もう少し力が抜けて、ゆっくり息を吐けるといいのだが、まあこれもある日突然できるようになるだろう。
背泳ぎ蹴伸びの方が顔が水面にでる分、下向きよりいいのだが、まだ息継ぎが出来ないので、限界がある。こちらの方が4メートルはコンスタントに届くようになった。
練習の合間は身体を水面から持ちあげて放り投げたり、潜りっこして遊んだ。
何と5時間近くも練習しつつ遊んでしまった。
それにつけても自分から帰ろうと言い出したのではなく、こちらから、もうそろそろ上がった方がいいだろうと強制したのである。
そうでなければ、まだ飽きずにやっていたことだろう。
恐るべきスタミナである。
小学校でもリレーの選手に選ばれるくらいだから、この程度は“お茶の子さいさい”なのかもしれない。
日焼けして背中にはすっかり水着の跡が付くし、顔はゴーグルのおかげで完全なパンダ顔である。
夏休み中の元気な子どもらしい子どもになった。最近の都会ではめったにお目にかかれないような「太陽の子」である。
ご褒美は桃のパフェ。しかし、肝心の桃がまだ固くておいしくない。じいじが注文したブルーベリーが乗った、しゃれた名前のかき氷風のものを横取りして平らげた。
ほてった身体に染み入ったことだろう。
夕方には隣町に住む生後6か月の若が遊びに来て、随分とご機嫌で、愛想を振りまく。
姫も熱心に可愛がり、抱っこしたりミルクを飲ませたり、すっかりお姉さんになって、その気になっている。
若も安心してミルクを飲み、姫の顔を見上げてはにっこり笑う。いとこ同士、なかなか良い雰囲気なのである。
そんな光景を、赤ワインを飲みながら見物している夏の夕暮れである。
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プール帰りに姫が注文した大きな桃のパフェ