一番見事に咲き誇るのは玄関アーチに絡ませた「伽羅奢」だが、ようやく3~4分咲になり、花が目立つようになってきた。
これが満開になれば、アーチを覆い尽くして花が盛り上がるように咲き、見事なものである。
隣家との境のフェンスに絡ませている名無しのバラも濃いピンクの花を開き始めている。
この両種は花は小粒だが、株を覆うようにたくさんの花をつけるから大輪のつるバラにも引けを取らない華やかな雰囲気を持っている。
幸い今年もたくさんの蕾を付けているから、これからが楽しみである。
バラの殿堂入りしているつるバラの「ニュードーン」にも蕾がたくさんついている。
このつるバラの開花が遅いのは周知のことだが、こちらもようやく開き始めてきた。
香りも開いた姿も、さすがに殿堂入りのバラらしく、上品で華やかで、不動の4番バッターのようなバラなのである。
春一番に花を咲かせたボケにも実がたくさんついているし、サクラのちょっと後に開花するジューンベリーと言う花木にも赤い実が目立ち始めてきた。
姫に食べさせたら、種をかじったらしく「まずい!」と言ったが、元来は小さいながらも甘みがあり、人よりも先に鳥に食べ散らかされてしまう。
今年も既に突っついて口からこぼれた実が木の下にたくさん落ちている。
数年前に一度、果実酒にしてみようと焼酎に漬け込んでみたのだが、実が小さいのと水っぽいためか、十分な糖度がないようで、ボケの実の酒ほどには美味しいものはできず、以来、鳥の餌状態が続いている。
実のなる木はこの2本と近くの山から採ってきたアケビがあるくらいで、去年は3つしか実が確認できず、実際に口に出来たのは1つだけだった。
花はたくさん咲くのだが、そう簡単に実を結ぶものでもないようである。
4月の中ごろの花の盛りにはハチなど花蜜を好むような昆虫を見かけなかったので、いくつか手の届く範囲の花に雄しべを当てて人工受粉のまねごとをしてみたが、どうなんだろう。
今年はバラの花芽ばかりかじって蕾を殺してしまうバラゾウムシの被害は目立ったが、それ以外のチュウレンジハバチやアブラムシと言った害虫の被害はほとんど見かけない。
エゴの葉を器用に筒状に丸め、その中に卵を産みつけるオトシブミ(落し文)という風雅な名前を持つ虫も姿を見せないようで、“筒状の手紙”などどこにも見当たらない。
うろちょろと何匹も姿を現すトカゲや強制退場させてしまったがヒキガエルのお陰で、こういう害虫たちを退治してくれていたんだろうか。
ハチも少ないようだし、というかほとんど見かけない。蝶々もほとんど見かけないし毛虫も見ない。
まだ蚊にもさされていない。庭にいてもあの高音の不愉快な羽音がしないのである。
沈黙の春…、沈黙の初夏…、かね。
だとしたら不気味である。
昼と夜とで寒暖の差が激しい日が少なくないが、そういうこととも関係があるのだろうか。
バラ真っ盛りの5月に台風崩れとはいえ、列島を縦断して行く異常さである。
永田町は言うには及ばないけれど、何か変だよ。
2階から見たアーチの「伽羅奢」
隣家との間のフェンスに絡んだ「名もなきバラ」
2階から見たジューンべりの実
朝日のスポットライトを浴びるダイアンサス
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