横浜イングリッシュガーデンの河合伸之スーパーバイザーから願ってもない電話をもらった。
バラを増やしていく方法のひとつで、ノイバラの台木に増やしたいバラの枝を埋め込んで育てると接ぎ木したバラが咲くんである。
「私が教えますよ」という。
いずれの日か、手を染めたいとひそかに思っていたんである。日本有数のバラの育種家から直々に教えてもらえるなんて、これは絶好のチャンスである。
日を改めて教えてもらうことになったが、こういう作業を覚えてしまうと、わが家はバラ邸になってしまうのではないか。
これは懸念ではなくて、嬉しい悲鳴である。
まだ何も手をつけていないのに悲鳴を上げるなんて、われながらおめでたい性格だが、熱中しそうな予感がする。
「病膏盲に入る」の例えもある。抜けだせなくなるかもしれないが本望である。
その先は新種のバラ作りかなぁ。
何かと何かを交配して新しいバラを作り出す作業である。
ま、こちらはおいおい…
先日、ガーデンで運営会議があった際、庭を覗いてみて驚いた。
木立性のバラのせん定が行われていて、見ると地上から膝頭あたりで切りそろえられているバラの一群を見つけた。
随分切り込んだなあ、こういう選定方法もあるんだ、と思って指示したガーデナーに聞くと、「アルバイトの人に頼んだんだけれど、説明が不十分だったのであんな風にされてしまいました。河合さんにも𠮟られました」とうなだれる。
怒られて当たり前である。
冗談じゃぁない。花が咲かないかもしれないじゃないか。バカ者!
売り物のバラだよ。素人に手を出させてうまく行くわけがないじゃないの。
私が手伝うのはつるバラのせん定だけだが、それだって、河合スーパーバイザーから基本的なことを教えてもらって、実際にその作業を見せてもらって、自分の家でやってみた上で、恐る恐るハサミを持つのである。
まったくどうかしている。
そんなに人手が足りないのなら、手伝ってあげるしかないか。
昨年暮れに10日ほど寒風の中でせん定作業を手伝ったら、ぎっくり腰になってしまい、年明けから手伝っていない。
ずぶの素人よりは多少耳学問を持っている。疑問があればちゃんと確かめてから行う慎重さも持っている。
啓蟄といきますか。やれやれ…である。
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「たまには外で飲みたい」と妻に誘われ、山越えのルートで街中へ。途中、円覚寺の伽藍を南側の山から眺める。青い大屋根は仏殿。
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ささ身のたたきは絶品
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鳥肉屋がやっている店だが、なぜか海産物が安くておいしい。これはホヤ。