平方録

自転車の腹ごしらえ

自転車であちこち“パトロール”に出かけた時、昼飯に何を食べるか、ということも楽しみの一つである。
これからの季節だと、景色のよいところでコンビニのおにぎりをほおばるという手もある。これは景色がおかずになるから味は保証付きといえる。
食べ物屋のない所を走ることもあるから、おにぎりは選択肢から外せない。第一手軽である。値段も安い。

次に頭に浮かぶのはラーメンや蕎麦の類である。
すし屋に寄って行こうとか、ハンバーグを食べて行こうなどと思わないのが不思議である。
ただし、地魚料理などという看板にはひかれる。特に年季の入った暖簾がぶら下がっているような店には弱い。
旬のものをできるだけシンプルに出す店が好きである。
海沿いを走ることが多いのだが、なかなか出くわさない。繁華街を離れたところを走っているのも一因かもしれない。

しかし、いずれの暖簾も真新しいのだが、地魚にこだわってシンプルに供する店を2つ見つけた。
腰越の電車通りに面した座席数4つの店と、平塚の相模川河口に新しく出来た漁協直営の店である。ただし、平塚の店は長蛇の列を覚悟しなければならない。
しかも昼飯にしては値が張る。

ちょっと脱線したが、麺類に戻ろう。
できるだけ新規開拓を目指しているが、最近は○○方面ならあの店、××方面ならこの店、というところが出来つつある。
そんな中で時々無性に食べたくなるのが、玉ねぎのみじん切りしか入っていない平塚のタンメン。これはもう30年近く前に見つけた店だが、その後ご無沙汰していて、最近、美味しさを再認識した。
450円だが、250円の焼き餃子と一緒に食べると、ことのほか満足するから不思議である。親爺は湘南ベルマーレの熱狂的なファンである。

これも再認識組なのだが、藤沢市役所にほど近いところにある札幌ラーメン店。
ここも20数年前からの古い店で、しばらくご無沙汰期間が続いていたが、再訪して2度目に目からうろこが落ちた。
昔から牛乳ラーメンを食べていたのだが、バターラーメンを食べたところ、びっくりした。
ラーメンを食べて「こいつはうまい!」などと心底思ったりしないのだが、ここのバターラーメンは絶品である。
何がって、すべてが美味しい。特にスープ。美味しいものに言葉はいらないんである。とにかく「えっ!」と声が出るほど美味しい。しかも550円!

去年、北海道を旅して札幌のススキノの有名な店の味噌バターコーンラーメンを食べた時も美味しかったが、それに負けず劣らずである。
この発見は先週のことで、近々もう一度出掛けて行って味を確かめてくるつもりである。
その時も、あの感激が味わえれば本物である。

間もなく本格的な自転車の季節が到来する。




シンプルだが味は絶品のバターラーメン(藤沢)


札幌で食べた味噌バターコーンラーメン


魚介系のスープが香る長谷のラーメン(鎌倉)


肉みそがぴりっと辛いラ―チャ―メン(鎌倉常盤口)


番外編 米沢市浅川の昔懐かしの素朴な味わいの米沢ラーメン


もう一つ番外編 米沢市小野川温泉の豆もやしラーメン
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