「帰ろうや～～」
「ここまで来たら・・もったいないね～～」
女の子の考えは、今夜北穂高小屋にこのまま宿泊して・・・
翌日朝日を見て下り、テントを回収し、パノラマコースを下山しょうと・・・。
しかしここも１枚の布団に３人以上とかで・・・、あきらめて下山します。
この景色も見納め・・この時期の大キレットの紅葉も・・すごそうです。
北アルプスで最も高い北穂高から涸沢岳への標高３１００ｍの稜線
稜線から分岐を涸沢方面に少し下ると・・
中央の所々に少し平で岩の無いところが見えますが、北穂のテント場です。
お天気の良いときは最高のロケーションでしょうが！・・・荒れると最悪でしょうね～～～。
しかし一度は泊まってみたいテント場です。
屏風尾根を正面に見ながら下ります。
涸沢カールは手前のまだまだ下で見えません。
屏風の尾根の斜面・・・一段と輝いて・・・
明日下山に使う予定のパノラマコースも紅葉が最高の様～～～。
やっと涸沢ヒュッテが見えてきました。
ナナカマドの赤色が増してきた～～～。
この付近が最も神経を使う所・・
「つまずくな
」「下に人が居る石を落とすな」「判ってる
」半分は自分に言い聞かせて・・・。
離合のために譲るのも神経を使います・・・場所を考えないと自分がやばくなる。
鎖場やハシゴの所より・・はるかにリスクを感じる所です。
つまずくと真っ直ぐヒュッテに向かって落ちていきそう。
まだまだ続きます・・・岩も小さく不安定で落石を起こさないよう慎重に・・自分も落ちないように・・。
まだ急ですがやっと岩が大きくなって安定して・・・でもこの岩を落とすと！最悪
眼下の涸沢カールの紅葉が・・・良いでしょう～～最高ですね～～
。
ハシゴまで下りて来ました。
尾根道からトラバース道へ・・・・やれやれです。
標高が下がって・・カールが目の前に・・・紅葉が更に艶やかに・・
２日間でますますカールの紅葉が・・色づきました。
ほぼ下りて来ました「テントが増えたね～～」
北穂高下りはGPS計測で距離２.０ｋｍ、時間２時間０５分、累計下り７７９ｍでした。
無事涸沢小屋へ到着・・テラスで「乾杯～～～」
昨日のお約束でソーセージセット・・これ単品で１４００円・・１本あたり３００円弱
タンパク質不足・・・肉不足なので・・・奮発して。
テント場まで下りて来ると・・・屏風尾根方向も一段と・・・。
今回男の子は足に”まめ”が・・・
足にまめが出来たなんて登山では学生時代も含め一度も無く、高校時代いきなり２０ｋｍ走った時以来。
すぐに針で水を抜き、テープでしっかり押さえて・・治療しました。
登りも下りも踵をつかずに親指で踏ん張っていたんですね～お疲れさん。
マイホームに戻って・・・しばし休憩・・・疲れました～～～。
紅葉が更に最高ですね～～。テントも人もますます増えています。
下りて来てすぐ涸沢小屋で色々食べたので、ドライカレーとスープで軽めの夕食。
この日もテントが増えましたが・・・静かな夜でした。
ヒュッテも小屋も１枚の布団に３人・・・寝袋持参の人が廊下や談話室にもあふれているとか・・・。
我が家のエアライズ２も脇に荷物を置いて２人で寝ると・・ビチビチです。
お昼前雷の様な音が続き、岳沢か新穂高側斜面で落石が有りました・・。
１人負傷者が出たそうで、午後ヘリが救助活動を行っていました。
他人事ではありません。
豆が出来た以外、２人ともむくみと軽い頭痛は有りますが、足腰膝全く問題なしです。
翌日の天気予報は昼から曇り・・夕方から雨です。
「紅葉も十分見たし・・もう上高地まで下山しようや」「ず～っと晴れやったから、もう合羽着たくないしね」
予備日がもう1日有りますが・・・明日パノラマコースで徳沢へ・・上高地小梨平キャンプ場まで下山する事に。
