「お天気良いね~~」
「曇り雨の予報だっただけど・・」
お天気がどうであれ木道を歩き、八郎坂を下って標高950mの称名滝バスターミナルまで標高差1450m下ります。
山ではメチャクチャゆっくりの7時20分出発、しかし山小屋では無いので皆さんより早め
曇り雨の予報でしたが・・・朝焼けも見られたとか・・
出てすぐ・・剱岳に続く早月尾根がくっきり~~(中央奥が早月尾根と剱岳、馬場島は隠れて見えないもっと下の下)
どうしても、あのギジャギジャ尾根を見ると・・・あれを登ったんだ~~とほほえんでしまいます。
皆さんは左に見えるターミナルへ・・・私達だけ右折・・・・
今回の最終日~~「楽しもうね~~」
剱岳側を振り返ると・・自然と視線が・・・早月尾根を指さして~~~。それだけ印象深い尾根でした。
30分ほど歩いて天狗平山荘でトイレをかり・・弥陀ヶ原まで2時間30分・・・爽快な草原の木道歩きが続きます。
この木道はあまり人が歩いていませんね・・・もったいない。
次から次へとバスが通る事!しかも満席!・・・
丁度バス道の横を歩いて居る時、みくりが池温泉で同室だった方がバスの中から~~~手を振って下さいました~~。
「またどこかで~~~」
池糖が点在する・・・台地を~~「めっちゃ良いね~~~」
ワタスゲが沢山(ピンぼけ・・)
「雲が出てきた」「基本今日は曇り時々雷雨だし・・・」
大日尾根に雲がかかり始め・・・
チングルマの群生地と言いたい所ですが・・・ずっとこんな感じで・・すごい所です。
国産ブルーベリーも沢山、時期が早いのか・・「美味しくない」
本格的に雨が降りそうな雲行きに・・・
しかしこの木道の良く滑る事「そこめっちゃ滑るよ~~」「わかってる!」しかしこの直後足が上に上がるほど尻餅を・・。
ガキ田と呼ばれる池糖だらけの場所
「綺麗に田植えがしてあるね~~誰がしたっちゃろう」「ガキがしたっちゃない」
昆虫もいっぱいモウセンゴケもいっぱい
「苗が足らなかったちゃね~~」どうも深さが関係しているようで・・。
一ノ谷を渡る所・・・下りも登りも鎖場が有ります。
理由はわかりませんが・・・ここの岩の良く滑る事・・・馬鹿に出来ないアップダウンです。2箇所で徒渉します。
ガスがかかって景色は見えなくなるも・・・心地よい高原歩き・・・ここをバスで数十分で抜けるのはもったいないです。
ワタスゲが点在しているのがわかりますか~~。
下るごとに少しずつ植生が変わってきて・・・チングルマが無くなり・・・ワレモコウなどが・・・
池糖がすばらしい~~つい木道から離れて池糖に行って見たくなります。
3時間歩くと・・急に人が増え・・弥陀ヶ原ホテルへの分岐・・
「雨が降りそうだよ・・弥陀ヶ原からならバスに乗れるけど・・・」「え・・歩こうよ~~~」「わかった・・・」
この時すでに3時間の木道歩きで・・・普段使わない、登山とは違う筋肉を使い・・すでにお疲れだったのです。
「雨が当たった」「もうさっきから当たってる」
傘を差して「その先30分弱ぐらいの弘法バス停にトイレが有るから休憩してお昼と合羽着よう」「了解」
しかし直後・・・土砂降りの雨に・・
思い込みでした・・・『天狗平山荘のバス停では綺麗な専用トイレと休憩所も有ったので、弘法のバス停も十分に休憩出来るスペースとトイレが有ると』勝手に思ってました・・。
現実は大きな合板6枚で出来ている三角とんがり屋根トイレ・・・床が大きな合板1枚奥半分がトイレ、そして壁兼屋根が合板を左右2枚ずつ・・奥の壁が△もちろん入り口も△・・・
説明が難しいので画像を拝借
とても休憩など論外・・木の下で合羽を着て
土砂降りの外で待つ事・・・○○分・・なかなか出てこない・・・「めっちゃ汚かったからお掃除してた・・・・」「・・・」
とてもお昼を食べれる状態でないのでそのまま出発・・
八郎坂分岐から称名滝へ・・時折雷雨・・・。
「これ見て~~」「わかってるけど滝は見えないやろう・・」「違う標高!・・朝から標高1000m下って来た~~」
この八郎坂・・とにかく急・・それに岩の滑る事危険きわまりなく・・
「岩に乗ったらダメよ・・」「岩じゃない所ほんの少しやし・・」
2人とも数回大転倒・・幸い道幅が1mほどの広い所で大事には至りませんでした。
「いや~~~道幅狭かったら滑落してたぞ!!!!」「なんで転けたかわからん,,,,気がついたら転けてた,,,,,」顔が動揺してました。
休憩もせず、話もせず、写真も撮らず・・ただただ土砂降りの中・・必死で汗びっしょりで駆け下りました。
この急坂を・・・グーグルアースで再現・・
標高1400mから標高1150mまで標高差300m下るのに水平距離が何と230m・・・平均斜度52°
手を突いて登る岩山ならともかく・・・樹林帯のツルツル岩の一般登山道・・・つづら折りではありますが・・立山恐ろしや
汗と雨でまたずぶ濡れ・・1時間かかって八郎坂をなんとか・・・下りきり・・不機嫌!
称名滝方面へ~~まだ先に展望所が有ったのですが「もうここでいい・・・」上部半分はガスの中~~
また全容は今度来た時と言う事でしょう~~~。
この時13時、弘法のバス停でお昼の予定が土砂降りで×・・・途中急坂で食べる気持ちになれず・・
結局みくりが池を出て7時間半、行動食のラスクとドライフルーツ以外何も食べていませ・・・
歩道を歩きながら・・・昨日立山ターミナルで買ったおいたおにぎり1個を・・・歩き立ち食い・・
お腹は減ったしずぶ濡れだし、疲れたし・・・最高に不機嫌な顔をお見せできないのが残念です。
「不機嫌じゃなく精神的に疲れた・・・」
称名滝バスターミナルに下りて行く途中に標高の書いた標識があったので・・
標高1035mいつもの構図・・「1が隠れてた・・」当時は確認する余裕も雰囲気でも無く。
みくりが池温泉標高2400mから1400m下って来ました。
歩道を歩き・・・13時40分、標高950mのバスターミナルに着きました~~~~~。
意外に軽装登山の感じの方が多く・・八郎坂を登って称名滝見物予定だったとか・・・
GPS計測で距離13.4km、時間6時間18分(ほぼ休憩無し)、累計標高差登り196m、下り1560mのお山歩でした。
標高2400mの室堂みくりが池温泉から、標高950mの称名滝バスターミナルまで1450m下る事ができました~~~。
木道歩きは登山とは全く違う筋肉を使うみたいで・・・更に滑るので全神経を集中し・・気持ちも足腰もへろへろ・・
「こんな事初めてやね・・・」「あちこちが筋肉痛になるなんてね・・・」木道歩き恐るべし、立山恐るべしでした。
しかしここの木道は歩くべきです。
バスからも見えるのかも知れませんが・・無数に広がる池糖や回りに咲く植物、花の数々・・を見て歩く価値あります。
弥陀ヶ原と室堂間3時間が絶対おすすめです。
「弥陀ヶ原までで・・バスに乗れば良かった・・・・」「いいじゃんその先も行ったからわかった事じゃん」
追分バス停から弘法バス停間は木道が見えないほど草木が茂っている所も有り皆さんほとんど歩いて居ませんね。
称名滝バスターミナルからバスで15分、立山駅に到着~~~
待っていてくれた車を回収し~~14時・・お腹減った~~朝からお互いおにぎり1個ずつ!
「夕食は美味しい富山のお魚が食べられるお寿司屋さんに行こう」「早くこのまま今から行こう~~~~~」「了解~~~~」
次は、下山後いろいろとまとめ編で