まだ体調不良で山に行けず・・・修理のお話です。
「買い直したら?」
「作り直してみる!」
数年使っていたコンデジ用のミニ三脚が壊れました。
原因は何度も曲げる事による金属疲労。
折れたのは1本でしたがよく見ると他の2本も破断寸前で・・・数回曲げ伸ばしをすると全て折れちゃった。
全てアルミ製の芯が細くなって切れています。
当たり前と言えば当たり前で・・・寿命です。
そこで新たに購入したのがこれ
あえて金属線の芯タイプでは無く蛇腹タイプ!
お値段も高め・・・
ところが最大に足を開いても45度が限界で、カメラを付けると不安定・・・。
風の強い日には・・重心が高いのでフラフラ~~。
実際に岩から転げ落ちた時の画像。
昨年12月27日韓国岳での事件の原因がこれです。
蛇腹タイプとアルミ線芯タイプ・・これだけ柔軟性の限界が違います。
柔軟性がある金属芯の方が寿命は短いものの・・自由度が大きく・・・私は使い勝手いいです。
これに代わる柔軟性のある金属芯にする材料はないかと・・・。
同じ太さのアルミ線を見つけたのですが・・・めっちゃ硬い!容易に曲がらないので却下!
そこで銅線は?・・・友人の電気工事屋に行き・・・なまし銅線で最も太い線をもらって来ました。
(なまし銅線とは、加熱し急に冷やす焼き入れと違い、ゆっくり冷却する事で柔らかくなった銅線の事)
家庭用単相3線の引き込みなどに使う直径2mmのなまし銅線です。
自由に楽に曲がるので、これを使って見ることに。
本体と足は抜けない様に接着しますが・・・押さえのカバーのストッパーを作ります。
熱収縮チューブと言って・・熱すると収縮し接着される優れものです。
熱を加えていくと・・・
余談「一生抜けないリングをお探しの方、どんな大きさの指でもビッチリ接着します・・。太さも長さも自由です」
3本とも・・・熱をかけ過ぎて少し焦げましたが・・・問題無しです。
丁度良い長さに切ってカバーの方に差し込んで・・・熱収縮チューブのストッパーは機能してます・・良い感じ
本体側にも差し込んでみて・・・収まりも良い感じ
エポキシ系の充填接着剤を使い接着します。
別に水中硬化型でもなくて良いのですが・・・これが扱い安くお気に入りです
本体の穴に充填し・・・
差し込んで・・・
カバーをし・・・念のためその隙間にも充填してできあがり。
足の長さは後で切りそろえるつもりでしたが・・・長くても良いみたいなのでそのまま
先はあえてカットしたまま、被服を1mmほど取ってスパイクの様に露出させます。
足が長いのでこんな体制も
こんなのも・・
重心が低く足も長いので安定性抜群です。
またこんなイナバウワー的な事も・・・カメラは机に付いていませんよ・・
足が長いからできる技
調子に乗って・・・こんなのも簡単
ただ欠点は足が長いのでカメラのケースに収まらない・・・
足を二つ折りにして・・・
修理するつもり無かったのですが・・・新品が風でフラフラするのを見て・・作り直す気になりました。
材料は何処にでもある電線!
なまし銅線なので柔らかい、曲げやすい、安価。
もし壊れてもまた作れば良いので気兼ね無く曲げ曲げできます。
1回しか使って無い1,000円で買った蛇腹タイプのミニ三脚がいらなくなりました。
「売ったら~~」「どっちを?」「要らない方」
「買う立場なら電線仕様を買うな~~」「じゃあそれ作って売ろうや!!」「・・え~・・・」
今週から全国的に大雪、くじゅう牧ノ戸峠のライブカメラもえびの高原のライブカメラも・・・雪!
南九州も霧島などの山も積雪!・・・
しかし初お山歩に行けてません・・・。
今週末も所用で×・・・
いつに成ったら行けるのでしょうかね~~。