「今日は下って登ってだ」
「やっと涸沢に行ける~~」
30日7時、朝日を横から浴びて・・蝶ヶ岳ヒュッテを出発
槍穂の稜線に日が差し始め・・・紅葉が・・・・「昨日より綺麗・・」
横尾への分岐です。
一気に3kmで標高約1000m下ります・・・見えない手前の谷の底まで....
樹林帯に入り・・・景色が見えなくなる.....
針葉樹の森をどんどん下ります。照葉樹林を見慣れている南九州の人間には新鮮に感じる森です。
所処で視界が開け・・・対岸の景色が見え・・
傾斜が緩やかになり、クマザサが多くなると横尾でした。
ここを登る人は少なく2時間半下る間にすれ違ったのは2グループ7人だけでした。
それに比べ 横尾に着くと・・・人人人・・・で百人ぐらいの方が休憩中・・・・
心配したトイレ待ちも数人で「よかった~~」
Googleストリートビューのお兄さんも「写った?」「たぶん消されるから」「なぁ~んだ」
(GoogleEarthの画像を確認したところこの時広場の真ん中と本谷橋でちょっぴり写っていました)
軽く食事をしていよいよ涸沢街道へ・・・実は紅葉街道だった
横尾橋を渡って・・目の前に屏風の頭が見事です・・
屏風岸壁・・・「あの上にも行きたいね~~~」「明日か明後日か帰りかにね~~」
周りの木々はもちろん・・草まで紅葉しています。
「きゃほ~~~」「すごい~~~」
南岳に続く横尾本谷方向は・・・
横尾尾根の南西斜面といい・・・・見事です。
そして涸沢方面は・・・・・・同じくらい良い感じ・・・期待出来ます。「早く行こう~~」
高度を稼ぐほど艶やかに・・
涸沢カール上部が見え始めると・・・ますます
振り返ると屏風尾根も「・・・・・・・」
そして涸沢の谷も「・・・・・・・」
「うわ~~~・・・・・振り返って見てん」「ちょっと待ってそこまで行ってから・・」
「お~~~~」「あれ常念岳?」「だね~~」昨日歩いた稜線がかすかに見えます。
皆さん振り返って・・・「うぁ~~」「おぉ~~」の声しか聞こえず・・
撮影が忙しく・・なかなか前に進みません
13時半やっと涸沢カールの入り口~~~涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐で、後テント場まで2分
GPS計測で距離8.5km、時間6時間30分、累計標高差登り681m、下だり985mのお山歩でした。
涸沢の紅葉は前日稜線から見たより遙かに鮮やかで・・・進んだのでしょう。
やっと女の子は「・・・・・・・・・・」と息をするのを忘れるほど感動する事出来ました。
本当にに鮮やかな錦絵とはこの事でしょう。
しかしまだ、まだでした。
この後涸沢カールで・・あっちに行ったりこっちに行ったり・・乾杯したり・・。
・・・・それは次回で・・・・