「ミヤマ、くじゅうの何処に見に行く?」
「平治(ひいじ)岳を見に北大船(きたたいせん)どう?」
今年の久住のミヤマキリシマ状況の評判は
平治岳(ひいじだけ)を含めどこも
「虫害で全滅」「最悪」「枯れてマッチャッチャ」「山頂付近だけ少し」
けっして良い話は聞こえてきません
確かに色々な情報の画像を見るに花が少ない感じは否めません
こんな年はまず遠くから見るに限ります
4日は6月1週目の土曜日、お天気晴れ
駐車場は明け方には満車に成ると予想
金曜日19時男池駐車場到着、すでにお泊まり組数十台
出入り口からもトイレも遠い場所に停車
すぐに就寝、夜中にはほぼ満車状態でした
予定は男池駐車場→大戸越→北大船山→何処かでお昼→大戸越→駐車場
しかし平治岳があまりに悲惨な状況なら大戸越から
平治岳を慰めに登って東尾根経由で駐車場にと
4時半起床、しっかり朝食を食べ6時出発
もうすでにトイレには列が・・
7時、土石流土砂で埋まったソババッケ通過
8時15分、大戸越(うとんごし)到着
なるほど南斜面の下半分は虫に囓られて茶色
拡大して
2人の共通見解は「まあ咲いてるじゃん、こんな年も今まで有るよね~」
花が多くは有りませんがこんなもんだと
すぐに北大船山(きたたいせんざん)へ
ガラガラの枯れ沢道を登り視界が開けて・・平治岳を望み
「結構赤いじゃん」「頑張って咲いてるやん~~~」
拡大すると
評判からの想像以上に咲いています
尾根に出て~~北大船山へのミヤマロードは~~~
まだまだ蕾も多く
3時間ほとんど休憩も無しで無言で登って来て
この景色に周囲を見わたしながら、
やっとご機嫌タイム
9時30分、男池から3時間半
何年ぶりか思い出せない位久しぶり北大船山頂(調べると2016/06/10でした)
坊ガツル越しに三俣山~~
左右に雨ヶ池もスガモリ峠も、もちろん法華院温泉山荘も見え
大船山本峰方向
北大船ミヤマロードの先に平治岳のピンク
「待ち受け用に撮ってくれ」「・・え・・・」
「良いじゃん自分が見るだけだし」
北大船ミヤマロードの一番奥(右)の丘の下に有る池の畔でお昼にします
こんな景色を見ながら~~奥へ
あの丘の下でお昼です
池は涸れてますね~~
右へ左へと花の迷路を抜けながら奥へ
10時20分ホットサンドとコンビニおにぎりを焼きおにぎりにして
食後の散策
枯れている様に見えますが虫は全く居ません
良く見ると泥まみれの枝が多くあり
水没した?
兎に角まだ蕾がいっぱいです
まだまだこれから~~~
クサボケも沢山有って
クサボケ、ミヤマ、リンドウと一緒に撮りたかったが
3花写すも1花も・・・映らず
平治側の見晴らしも良く
「うわ~~登りも下りも渋滞してる」
「山頂もやね・・」
肉眼では登山道に蟻さん行列!びっしりと見え
帰りましょう
10分ほど下り
この景色もここで見納め
坊がつる、三俣山方向
平治岳方向
平治岳と大船山の鞍部大戸越に下りて行きます
ここから樹林帯
ちょっと偵察
蕾がいっぱいです
標高を下げ大戸越に近づくにつれ喧騒の様な声が鞍部にこだましていて
大戸越に着くと座る所がないほどの混みよう
再度平治岳に登る気合いはもう有りませんが念のため確認
「そこそこ咲いてたからもう(平治には)行かんで良いがね」
「人多すぎ!混まないうちに戻ろう」
ガンガン下るので靴の紐を締め直し、
東尾根取り付きまで一気に下り休憩
通る人に関所の様に自家製レモンピールを
「美味しいよ~~食べて」と無理無理配り
おせいじに「美味しい」と言っていただき上機嫌
樹林帯をダラダラと戻り13時30分下山しました
スマホ計測で時間7時間40分、距離9.1km、標高差940mのお山歩でした
去年は膝手術後4ヶ月で平治岳には行けず、岩井川岳でしたが
今年は平治岳や大船山のミヤマキリシマを見ること出来ました
虫害全滅とか最悪とかの評判とは裏腹に
私達の印象は、思ったよりも咲いていて、
もっと花の少なかった年もあるので
「今年も頑張って咲いてくれてありがとう」です
実際過去10数年の画像を見返しても2022年は平均的だと思います
しかも6月10日前後でも結構咲いていた事が多く
今回平治岳のミヤマキリシマを直接見ていませんが
今週末もまだそこそこ咲いていると思います
2016年6月10日の『ミヤマキリシマを見にくじゅうへ後編』を見ると
大船大船ミヤマロードが満開でしたね~
今回北大船付近はまだ蕾も沢山有ったので今週末満開ぐらいかな?
次のミヤマキリシマは韓国岳か・・もう一回久住か!迷うな~