「今年は北登山道から平治岳へ上がろう」
「お天気は??」
平治岳のミヤマキリシマは
昨年2013年は「雨と強風で・・やーめた」見られず、
一昨年2012年は「ミヤマキリシマと友人に会って宴会」楽しいひとときを過ごし、
3年前2011年は「ミヤマキリシマを見にくじゅうへ」大満足で、
2009年より毎年、テント泊で平治岳ミヤマキリシマ鑑賞会でしたが、今年は・・・2人の休みがどうしても合わず日帰りです。
お天気も午前中は何とか・・・しかしお昼から雨雲がかかる予報なので・・昼までに下りてくる計画です。
9日.仕事を終えすぐに出発、食料の買い物や食事をして22時に長者原駐車場に到着。
レストハウス側はほぼ満車、泉水山側は1台置きに整然と並んでいて、
かろうじて3台続けて空いているスペースの真ん中に駐車し・・・すぐに就寝。
朝5時に起床をし・・・泉水山側は障害者トイレ一つだけなので、レストハウス側に行くと完全に満車でした。
食事をして吉部へ移動し・・・300円駐車場へ・・・この時点ではまだ10台ほど、
準備をして6時20分に出発です。
平治岳北登山道へは、まず大船林道のゲートの横から鳴子川沿いに約40分、
再び大船林道に出て約300m(7~8分)で、4号集材路に入り約500m(10分)で北登山口です。
しばらく東に歩き南に進路が変わるとドロドロずるずるの黒土の急斜面に、
ハシゴもドロドロ・・・汚れてない端を握って・・・。
更にドロドロズルズルの急斜面を根っこや枝を頼りによじ登り・・・「手袋しとけば良かった・・・」
尾根に出ると穏やかになり、さらに尾根の中心の窪地を上がって行きます。
ミヤマがちらほら・・・前方が明るくなってくると・・・8時50分突然頂上でした。
山頂は・・平日朝なのに沢山の方でごった返して、記念撮影の順番待ちです。
いつもの景色・・・でもガスで展望がありません......。
ガスが無ければ・・この先に三俣山が見えるハズしかし西尾根の先端も見えません。
でもかすかにピンクが続いているのはわかります。
一面ミヤマキリシマの中でドウダンツツジも満開で主張していますが・・・何人が気づいたことか・・・
大戸越から下山するので南峰へ・・・。振り向いてもガスで本峰は見えません。
南峰からのぞくと...ガスが無ければ眼下に坊ガツルが望めるハズ!ハズ・・・・。
ミヤマの斜面と坊ガツルを望める岩の絶好の撮影ポイントも人がまばらです・・・。
風もそこそこ出てきて・・・「下ろうかね~~」
見えなくても一枚ぐらい撮っとかないとね・・・
更にガスが濃くなり・・・一面ピンクの染まっているハズの平治岳本峰も見えず。下山します・・。
ここが一番混み合うところですが・・・・平日なので・・・静かです。
一方通行の下山路を・・・眼下に見えるハズの大戸越えも見えず。
半分ほど下ると!・・・見えてきた・・・。ガスの下に出たのです。
大戸越えから見上げると・・・・肝心な所だけガスがかかってます。今がほぼピークでしょう。
雨粒も少し感じ始めたので・・・急いで坊ガツルへ・・・テントは10張り程度でした。
炊事棟裏にドロドロになった靴を洗いに行くと 「なんこれ!」「うそやろ....」
空のペットボトルに、ビールの空き缶、缶詰の空き缶、食材の端切れ、焼酎の空パック・・・・。
二人で清掃タイム。空き缶やペットボトルはつぶしゴミ袋に入れて・・・ガッツリ2袋をぶら下げて帰りました。
目に付くゴミを拾いつつ・・・帰っていると。「ガスが取れてきた~~~」
西尾根の先にも南峰の岩にも沢山の人影が・・「みんな おお~~~って言ってるやろうね」
ちょうど平治が正面に見える岩の上で休憩タイムに・・・。
「満開やね~~」「人がアリみたいにうろうろしてる」
今年もこの景色を見られたことに感謝です!。
またすぐにガスがかかってきて・・三俣山も深々とガスの中に・・・
大船林道を経て、大木の多い吉部登山道をてくてくと・・・。
急な坂を下って林道脇の登山口へ下山でした。
実はこの急坂は男の子にとって思い出深い所!
....35年ぐらい昔の話...
膝を痛め、電気の様に走る激痛に耐え、テン泊の重いザックを引きずりながら数時間かかってやっと下り、
その後20数年間、山と無縁になった場所なのです。
その時から考えると今、膝はすこぶる快調で・・・本当にありがたいことです。
「膝や腰は大事にケアしないといかんよ~~」「わかってる」
12時過ぎに、満車になった駐車場に戻ってきました・・・大賑わいですね~~。
GPS計測で距離11.8km、時間5時間50分、累計標高差790mのお山歩でした。
駐車場から山頂まで2時間半!、荷物をいつもより3kg程度減したので・・。
「荷物が軽いとやっぱり早いね・・いつもの荷物なら3時間越してたね」
帰り道、牧ノ戸峠まで来ると雨粒が・・ポツポツと「予報どおり降ってきた・・・」「ギリセーフやったね」
そしていつもの石窯ピッザ『轍』へ直行・・・
いつもの様にピッザと生パスタをいただいて、
またいつもの様にオーナーご夫婦と長々と世間話をさせていただいて、
いつもの様にお持ち帰りのピッザをいただくつもりが忘れて帰ってきました。
ところでこのトマトソースの生パスタは、俗に有るナポリタンソースとは全く別物です。
ご主人が輸入したトマトソース用の生トマトの種を丁寧に取り、じっくり煮込んで作られたソースで・・・。
言葉では言い表せません。百聞は一食にしかずです。(是非平日に・・・だそうです)
今年も平治岳のミヤマキリシマを見ることができ、やれやれでした~感謝です。
しかし今回、《高千穂峰のミヤマキリシマも咲いている場所、面積、広がり方、密生感など全く異なりますが、決して劣らない》と思いました。
(2014年5月29日、2013年5月25日の画像です)
地元の人間として大事にしなくてはとね・・・と。