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The Dawn Sky (東雲の空)

登山で使う意味が曖昧な用語を考察してみた

トップ画像は新燃岳本格的噴火7日前の画像

これ噴煙?噴気?

小噴火じゃないと?

たしかに微妙やね~

 

連休は久住をお山歩と思ってましたが・・・台風!

台風と言えば子供の頃はおにぎりを大量に作り

蝋燭の明かりでテーブルを囲み

柱が突風できしむ音にハラハラしながらも

楽しんでいました

今回、雨もさることながら風も久しぶりに家がミシミシ言う台風で

お山歩どころか家から出られずPCとテレビの前で2日間過ごし、

今まで疑問に思っていた

科学的に間違っている言葉や、意味が曖昧な言葉を考察してみた

 

山で使う『ガス

水蒸気で霞んでいる状態を登山では総称してガスと・・

つまり雲の中であれ霧の中であれ雲海の中であれ、山ではガスの中

しかし気象用語から言うと、
雲、霧、霞(かすみ)、靄(もや)全て違います

これらの中からこの現象を見る時『ガスの中』を使う様です

したがって遠くから見て『ガス』がかかってると言う言い方は少しおかしいのです

遠くから見て雲がかかってる、靄がかかってるとなります。


 

霧氷と樹氷の違い

過冷却水蒸気が木にぶつかって氷になるのを霧氷といい

霧氷の中に出来る時の気温や風速の違いから

樹氷や祖氷、樹霜が有る

基本的にエビのしっぽは霧氷の中の樹氷だと思います

しかし私はブログの中で

その生成状況により違いがハッキリ判らないので

常に霧氷と書いています。

 

噴火、噴煙、噴気の違い

十数年前ほぼ毎週の様に歩いていた霧島縦走路の新燃岳が噴火しました

以前から火口内では水蒸気が盛んに上がっていましたが、

これは噴気?噴煙?どっちだったのか

噴火前日3km手前の韓国岳山頂から見ると

恐ろしいほどの灰色の噴煙が音と振動を伴って立ち昇り、

韓国岳山頂でさえ留まりたくない雰囲気でした

この時はまだ気象庁の言う噴火はしていません

では噴煙とは『火山灰など水蒸気など気体成分以外の物が
混じって黒や灰色噴出状況』だそうです

当時は確かに色の付いた煙だったので噴火はしていなくても噴煙でした

また爆発的な噴火が収まった後

もうもうと立ち上っていた

真っ白い煙は水蒸気や火山性ガスで噴気です

また噴火とは気象庁の決める基準が個々の火山に決まっている様です

 

火山性地震と火山性微動の違い

最近身近な霧島連山で両方の言葉が盛ん使われています

私自身、大きく揺れるのが地震で
小さく揺れるのが微動?・・
と勝手に思っていました

火山性地震は地下で破壊が行われた振動が地震で
地震計波形は円錐型になる

火山性微動はマグマや水蒸気が移動する時の振動で
細かい振動が数日続く事も有る

地震計の波形が異なるそうです

では・・・どちらが噴火に直結するのかの疑問が湧きますが

発生場所や大きさで違うようです

私なりの理解は、お腹がグルグルし痛くても即トイレ~では無い時と
お腹が痛くて即トイレ~など色々のタイプの違いだと

お腹が変な時は出来るだけトイレが近くに有る事が安心と同じ様に

火山性地震や微動がある時は出来るだけ近寄らないのが安心と解釈しましょう

 

登山道と歩道の違い
環境省に区別の解説資料があります。

歩道の中に登山道と探勝歩道があるようです

環境省歩道整備技術指針より無断コピー

==========
Ⅰ-3 歩道のタイプ
 本指針では、自然公園等の歩道を、設置目的、利用形態、機能等の相違により、便宜的に、
 1) 登山道
 2) 探勝歩道
の2つのタイプに区分する。

歩道のタイプ区分の概念は、次のとおりである。
1)登山道
登山道とは、地形条件や気象条件が極めて厳しい上貴重な自然環境地に立地することが多い歩
道であり、一般的に距離は長く傾斜もきつく、場合によっては岩稜をよじ登る部分もある。この
ような地形、気象条件下で、登山やトレッキング等の目的を持った人が利用する道であることか
ら、利用に際しては、自己の責任に負う部分が多い。
また、その特性上、原則としてユニバーサルデザインに対応した施設の整備は対象としていない。
2)探勝歩道
探勝歩道とは、良好な自然環境を有する山地、高原、河川、湖沼、湿地、海岸、滝、特異な地
形等の景勝地や自然資源、その地域の文化、歴史を含む興味地点を結び、
これらの資源を探勝するための道である。


===============

これを読むと

環境省の視点では『登山道は登山の経験者が登山のために使う道で出来るだけ手を入れない、

しかし探勝歩道は一般の方が自然と触れあう道のため安全が第一でしかるべき指針に則って整備を行う』と・・

自然歩道はこの探勝歩道であり

九州自然歩道の一部である、
高千穂峰登山道や大浪池登山道は探勝歩道なのです

またえびの高原から韓国岳山頂は宮崎県の管理の登山道だと

普段歩いていて明確な違いは感じませんが

そう言われると探勝歩道の方が標識や木道の整備がしっかりしています

環境省の指針どおりお金が掛かってますね

ちなみに久住連山でも探勝歩道は
長者原から雨ヶ池経由で坊ガツル、
坊ガツルより鉾立峠経由くたみ分かれから一番水登山口と思いきや
ガンジー牧場の横の農道?が九州自然歩道

確かに他の登山道より標識も多くベンチや木道もしっかり有りますね

しかし実際問題変わりないかな~~~と

自分自身が気になっていた事を調べて参考になればと書いて見ました

 

また年間十数回以上する車中泊

車で仮眠と車中泊やオートキャンプの違い』も気になっていて

調べ始めたのですが・・・

奥が深いと言うかグレーの部分が多くしっかりまとめ

山に行けない雨の日また調べます

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