「使える様になる?」
「やって見たがりとしては・・・ほっとけない!」
やっと出来た3.3kgの麦を製粉するために、誰も使った記憶の無い碾き臼を修理する事に、
この挽き臼は約40年前、祖母の実家の蔵に眠っていた物をもらってきた物です。
当時祖母も有ること自体知らず、使われずに汚れて蔵で埋もれていました...。
もらってからも、使う機会も無く更に眠っていました。
センターのピンと横の回す取手が有りません。
まずは水洗いから~~。
調べて見ると、この挽き臼は8分画4溝、九州では珍しく関西から日本海沿岸に多い種類であることがわかりました。
祖母の実家は江戸時代に回船業を行っていたらしいので、その時どこからか持って帰ったのかも・・・。
まずセンターのピンを直します。大まかに寸法をとって荒削り
綺麗に丸く削って
穴に当てて見ます
当たりを見て更に丁寧に削ります。
必要な長さに切って
打ち込みます・・・ちょっと大きめ・・・でもこれが正解!
更に打ち込んで・・・
全体より少し低い程度まで打ち込んでちょうど良いでしょう。
これに4分の鉄筋をピンとして打ち込みます。
そのために穴を開けます。
このピンの直径12.8mmで、ドリルの直径12mm・・・0.8mm小さな穴に打ち込むとちょうど良くなる予定です。
真っ直ぐ穴を開けるために、添え木で直角を出して穴を開けます。
12mmの穴が空きました。
先に穴を開けるとたぶん木が割れていたと思います。
そして直径が0.8mm大きいピンを!
ガッツリ打ち込んで、大成功です。
「ぴったし~~快感やね~~」誰も褒めてくれないので・・・「上手いやん」
合わせて見ます。「良いね~~~~~~」
次に回す取手を作ります。複雑な寸法取りをして・・。
左回しなので力のかかる左側を厚めにしました
粗方削り出して
填めて見ます。
何度か修正し・・・最後はハンマーの先で、微妙なアールや当たる所を叩いて潰し堅くします。
抜けると困るので、完全に打ち込み!
「ヤバ少し入らんかった」少し隙間が出来ましたが、まあこれも愛嬌で。
回す取っ手を付けて・・・「出来た~~~」
これで碾き臼の形になりました
次にもう一つ気になるところが・・・・
碾き臼の命の、当たる石面が傷んではいないのか?・・・・上手く挽けるのか・・・?。
今度はそれをやって見なければいけません。
楽しいね~~~~。