「もう下ろう～～」
「いよいよカニの横ばいやね」
山頂は別山尾根から来られた多くの方々で記念写真渋滞・・
もちろん並んで２人の記念写真も撮りましたが・・いつもの構図も!!!
山頂では今回の予習に何度も見た『ＢＳにっぽん百名山剱岳』にガイドとして出演されたり、
映画『劒岳 点の記』で山岳監督を務められた方に偶然お会いし。
この方達とは前剱まで一緒で色々お話をさせて頂きました。「歳を聞いたら同年やった」
お天気も午後から更に悪化予報だし、それに団体さんが数組来ていて、カニの縦ばいで渋滞しているらしいので、
早月小屋で作ったもらった寿司弁当も半分だけ食べ・・・そこそこに下山開始。
カニの横ばい入り口です。
一番下の方はすでにトラバースのテラスに下りています。２人目の方（中学生）がまさに下りようよしているところ！
カニの横ばいトラバース中です。
私はテラスに下りたところで、トラバースを終えカナビラを付け替えようとしているところを・・撮影です。
「最初の一歩が一番気を使った」「トラバースの後のボルトの下りが嫌やった」ストレスの感じ方は人それぞれです
平蔵のコルまで下ってきて
登りのカニの縦ばいを眺め・・「鎖が続いてる・・・」「早月尾根の方が傾斜は緩いけど難易度高いかもよ」「ぇぇ・・そうかな？」
平蔵谷の雪渓を上から眺め・・
「今度はここから上がって来ようか～～」「アイゼンとピッケルも要るっちゃろう！」「まあね」
西側に越える下りで渋滞しているようで・・ピークで１０人以上待っています。
平蔵の頭の西斜面をトラバース・・・ここもつまずいたらアウト！
この辺の方が・・つまずいたら滑落するし・・落石多そうだし・・危険を感じ、転ばないように慎重に・・。
前剱まで来て・・・大休憩～～～
山頂でお会いしたガイドの方も来られ・・みんなで色々とお話を
「剱が見えて来た～～～」一瞬の出来事でしたが
「ここに居る人みんなお利口さ～～って事やね～～」皆さんにうけてました。
下り始めると雷鳥の雄が道案内・・テクテクと後に付いて歩きました。
「下りていいよ～～」回りに人が居なくなったので落石を起こしそうな斜面はなるべく１人づつ。
予報どおり時折小雨交じりに・・・しかも初めての道！・・マーカーだけは外さない様・・。
数箇所のピークを越え、ひたすら下ります。
「水がもう全部無くなった・・・」「コーヒーがもう少しあるから・・」やはり飲料水がギリギリでした。
「見えた～～～」雲の下に出て。剱沢の建物や今回泊まる剣山荘が～～
「疲れた・・・」「ね～～剱越えて来たし～～」
ガスの中、発電機のエンジン音は聞こえるもののなかなか近づかず・・
１３時丁度、剣山荘に到着～～～
コーラとビール
でかんぱ～い
「越えたね～～」「ピストンじゃなく越えたかったからね～～」
剣山荘は宿泊者無料の温水シャワーも有り食事も豪華でした。水の豊富な小屋はありがたいです。
ＧＰＳ計測で早月小屋から距離４.６ｋｍ、時間７時間１５分（内休憩４０分）、累計標高差登り８９９ｍ下り６４４ｍのお山歩でした。
１日目の馬場島から、２日目の剱越えを
６時間半歩いて距離がたったの４.６ｋｍです・・・岩に十分遊んでもらいました。
去年五竜山荘からキレット小屋までも同じ４.６ｋｍの岩道を５時間半で歩き、
その時の標高差が登りも下りも５８０ｍだったのと比べると
今回同距離で１時間も多く標高差も登り累計約９００ｍ下り累計６５０ｍと断然多いです。
たぶんそのせいか、十分すぎる満足感が～～～。
今回のハイライト、剱岳を早月尾根から越える事ができ気が抜けた感がありました。
翌日からのお天気は当分曇り時々雷雨が続き・・・歩く事はできても視界がある爽快な縦走は出来そうも無く・・
とりあえず次の宿泊地みくりが池温泉まで行く事に。
次は３日目剣山荘からみくりが池温泉まで
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