「土曜のお天気は?」
「太平洋側の平地は晴れだけど・・山は寒気で判らない」
「行くだけ行こうや~~」
基本お天気晴れ・・・しかし寒気の流れ込みで韓国岳はたぶんガスガス強風のはず・・
しかしひょっとして先週見られなかった雪景色が見られるかもとかすかな期待をし~~~
近づくにつれ大浪池はギリギリ雲の下、韓国岳は当然雲の中
大浪池東展望台からなら雲の下から高千穂峰や新燃岳の雪景色が覗けるかもと・・・
大浪池駐車場に何台車駐まってるか・・「10台」「2台」意外に少なく5台でした
9時50分出発
「アイゼン無いと無理・・止めた」と下りて来られる数組の方々を見送って・・・
岩の間が氷でツルツル~~頭を出している岩を繋いで歩き
以前老朽化で撤去された避難小屋が新しくなるらしく基礎堀が・・・
でも工事は「+気温になってからや」「なんで~?」「生コンの水分が先に凍るやん」「そうやっちゃ」
思ったとおりの景色・・・思ったとおりの風・・想像どおりの寒さ・・・
登山口の時点では韓国岳はパスして大浪池一周のみかな~・・・が更にそれも止める理由を模索し始め・・
「帰りで良いやん~」「帰り、ガスって何に見えないかもよ~」日差しが出た一瞬・・いつもの構図
東周りの展望台で高千穂峰の雪景色が見えるかもと・・・まあ行くだけ
テンション上がらず・・・止める理由を組み立てながら・・もうそこまででもいいかな・・・と更に・・
登山道は氷でいっぱい、雪では無く全てカッチカッチの氷です
「ササの上歩くなよ、傷むから」「判ってる」
少しでも顔を出した岩や小石の上を~
『どうだ~~~と』言わんばかりの風の音です
「先週よりましよ~歩ける」ここは先週の韓国岳山頂と「標高が400m違うもん、ここえびの高原と一緒」
池を覗き込むと全面凍ってます
「ガスが出てる所やっぱり変やね・・」「だね・・・」
不自然に穴が開いているし、氷の固まり方も周囲と違います
画像中央左に小さな穴が2個見え、その左側な不自然な凍り方です
「あ!!!高千穂峰が見えた~~~」「うそ~~どこ~~~見えん」
一瞬の出来事の一枚・・・これきりでした
見えそうで見えない高千穂峰「もう少し先まで行こうや~」
火口壁の影響か・・風が渦を巻いている様で風向きが左右から・・
おっとっと2歩登山道からはずれ・・後5歩ずれると崖っぷち
風を少し避ける事ができる施設跡地でポットのコーヒーとパンを一口食べながら・・・
10数分待ちましたが全く雲の中・・
「もう帰ろう~~」1周どころか半周にも成らない1/4周で終了・・
前からの風で~~~「うわ~~~また目が開けられん」
難儀なのは風よりこのガチガチツルツル登山道・・・今日はアイゼン無し
「岩の上を歩けばいらんよ~~」まあ確かにそうなんですが~~
氷で踏ん張りが利かないので・・風の強い時は耐えるに限ります
鞍部まで下りて来て・・まだお昼前・・「どうする」「もう下るしかないっしょ」
下り始めると・・。
前爪の付いたアイゼンを岩に引っかけてガシャガシャ言わせて登って来る若い数人組とすれ違い
「せっかくアイゼン付けてるっちゃから氷の上を歩けば良いのに」
「アイゼンで岩歩きの練習かも」とか話していると・・
今度はノーアイゼンの大人2人と普通の長靴の小学生低学年数人が小走りで楽しそうに・・氷の上を
「歩き方が上手いっちゃね~~」
「あの若者達追いつかれてビックリするよね~~」対照的な2組でした。
確かに下りは「おっと~~」と数回言いながら神経を集中し下りました。
GPS計測で距離4km、時間2時間15分、累計標高差354mのお山歩でした。
無事転ばずに下れ、遊んでもらった事に感謝
「転ばなかった~~~」「滑ってちょっと膝打った
」
実は2011年1月30日新燃岳噴火直後、大浪池に噴火の様子を見に行き
下山時この石畳で転倒し中指を骨折しているのです
そして・・帰る途中振り返ると「山頂のガス取れて・・る?」「またや~~」
えびの高原ライブカメラを確認すると「やっぱりね~~~~~昼から登れば良かった~~」
(ライブカメラ2018/02/11 15:00画像を無断コピー)
そして連休2日目は、夜半から朝にかけてかなりの雪が積もる予報で・・
「また明日も行ってみる?」「景色が見えそうなら強風でも登る!!!」とにかく行く事で就寝
翌日朝道路情報を見ると・・・・霧島周辺全部チェーン規制!「よっしゃ!行こう」
霧島神宮に近づくと完全雪道・・しかし高千穂峰は見えるものの韓国岳はどっぷり黒い雲の中
とにかく高千穂河原に行ってみる事に
新雪でスタッドレスタイヤと2WDで十分、爽快に駆け上がり
標高が上がっても「雪少ないじゃない」「風で飛んだっじゃない」「林の中も少ないし・・・」
高千穂河原3差路に着くと・・・景色は見えますが雪景色とは言いがたく・・えびの高原へ
新湯3差路から雪が深く成り大浪池登山口で5cmほど・・・更に登ると
「雪景色になって来た~~~」「でもガスガスやよ・・・」
えびの高原は・・確かに新雪ガッツリ雪景色ですが・・・ガスガスで・・・
2人同時に、登るの「止めようや・・・」車から出るの「止めよう」
でも「ここがガスガスの時、山頂はてる事あるんだよね~~」「で・・行くの」「止める」
せっかくなので滅多とぶらぶらしないお土産屋さんで時間をつぶし・・出ると、更に吹雪状態になっていて
止める理由の正当化が出来一安心・・・ぶらぶら帰りました
しかし・・夜になり2日間を振り返ると・・・・
なんだか中途半端な2日間に欲求不満が残って・・「行けば良かったかな・・あ,,,,,ぁ」でした
もったいない2日間でした。
年齢を重ねると体力が落ちるのは当然としても、
それより気迫?気力?テンション?が落ちてきた?無くなったのをつくづく感じます
雪煙の舞い上がる尾根を見て「よし行くぞ~~」は何処に行ったのか,,,,,,,,微塵も欠片も無くなった。
まあ今の身の丈、これで丁度良いのですけど・・・。
どこか安全お手軽で、でもちょっぴり雪山気分の雪遊びに行きましょうかね~