「シモバシラを見に行こうや~」
「出来てると??」
「行ってみないと判らない」
シモバシラ(霜華)はシモバシラ草が造形する氷の芸術です
寒気ももちろんの事
幾つもの条件が整わないと出来ません
2018年は見事なシモバシラを見る事が出来
2018年12月『シモバシラを見るだけに車で2時間走る』
しかし今季は・・・
12月に本格的な寒気が南下せず
また雨も降り、出来ていなかった様です
年を越し1月になり・・・
シモバシラ草が完全に枯れるともう出来ません
そこで行って見る事に
人吉盆地の朝霧を抜け登山口に着くと~~雲海の上は快晴
登山口に着くと先着車3台、九州脊梁の山々も~~クッキリ
「え・・・・無いやん」「ちょっとは出来てる」
想像以上に出来てません
登山道周辺で何とか少し見つけ
左の枯れた植物が全部シソ科のシモバシラ草
本来なら全部とは言わずともポツポツと出来ているハズ・・・
しかし皆無です
出来ていてもサイズの小さい事
「今年は条件がそろわなかったちゃね~」「だね・・・」
そこに鹿児島のHさんが下りて来られ、新年のご挨拶と雑談
「群生地に福寿草も1輪咲いていたよ~」と情報を頂き
お別れし・・
「どうする・・・福寿草行く?」
「今日はシモバシラをもっと探そうよ」
登山道から離れうろうろ・・さすがに日当たりの良い尾根には無く
北斜面を数分下りうろうろ探すと
「小さいけど・・まあまあ有るよ」「ここも有る」
白くティッシュが散らばって居る様に見えるのがシモバシラ
小さいけれどまあ~~
せめて、この位ないと~~
この透明なシモバシラが見たかった
氷を押し出す元気が少なかった様で・・・小太り気味
光が屈折し綺麗なシモバシラです・・・が
中指に注目・・・
また自損突き指骨折全治6週間です
鱗の様な氷タイプ
くねくねと茎の裂け目から成長した様子が良く判る
同じ様な画像が続きます
根元から氷が吹き出した様な
スタンダード正統派
茎と根元から違った形のシモバシラ
造形の条件の何が異なるのか?
「もういいが~~」「だね~帰ろう」
斜面を這い上がり登山道横でいつもの構図~~
普通の霜柱も小さく少なめ・・・
水を飲みながら歩いていると・・・今年初尻餅
こういう時ザックが大きいと助かります
シモバシラ(霜華)はシモバシラ草が元気に水を吸い上げているうちに
晴天で氷点下が続かないと出来ない様です
なかなか自然のタイミングが難しいですね
今季シモバシラの群生を見るにはもう期待薄です
帰り道、霧島神宮に立ち寄り、
今年もお山歩の安全を祈願し、山のお守りを買って帰りました
2020年初のお山歩は仰烏帽子山
登山口周辺半径数100mをウロウロ1時間でした
今週末連休中九州を低気圧が通りますが・・今のところ雨予報