「お天気も良さそうだし、早朝行こうや!」
「馬の背でミヤマと朝日見よう」
5月17日に高千穂河原をお山歩し、「今年は昨年より1週間遅れてる」と感じたので1週間遅れで行ってきました。
馬の背で東雲のグラデーションに映える満開のミヤマキリシマを独り占めに~・・と。
高千穂河原2時に到着、10台以上の車が車中泊中です。
迷惑にならないよう静かに準備をして2時30分出発・・トイレの裏から真っ暗な道を・・・。
古宮からの合流点、かすかに見える『高千穂峰→』の標識・・真っ暗です。
「クモの糸が・・・顔に・・」「枝でも振って歩いたら・・」
真っ暗なお鉢の斜面、ライトの光で足場の良さそうな岩をキョロキョ探しながら・・・(フラッシュをONにしてみました)
足場の良い岩を探し探し、汗をかかないように休み休み登ること1時間30分、
4時に馬の背に到着、日の出時刻の約1時間前です。山頂付近にライトがちらほらもう一組登っているようです。
水平線に水蒸気が有り、綺麗なグラデージョンにならず......残念
いろいろ影絵風に遊んでみました・・・・おじさんとおばさんが
韓国岳や中岳方面もかすかに見えてきて・・・眼下のミヤマキリシマも・・・満開ですね~~~。
焼けてきましたが、ここまででした。
みるみる明るくなって、見えてきます。
お鉢の火口側も・・・。
「あの斜面のピンク・・・花?」「ミヤマのピンクやね~~」
そろそろ日の出の時刻です。
日の出です・・・1時間も同じ場所にいるので「寒くなってきた~~」「合羽でも着たら」
朝日に優しく照らされるミヤマキリシマ・・。
いつもの構図で記念撮影・・・完全に明けてきました。
「そろそろ帰ろうかね~~」見渡す限りピンクです。
火口側を覗き!外側を見・・なかなか進みません。やっと一組登って来られました。
この景色はいつもながらすごいです。
くじゅうの平治山の群生もすごいですが、ここもまた違った群生の景色です。
どうしても近づいて見たくなり・・・立ち入り禁止ぎりぎりまで。
この景色!何十年先も続いて欲しいといつも思います。そのためにも皆さん立ち入らないように。
・・この景色を何枚も撮影しますが・・「見える景色と全然違う・」「頭に保存したら~~」
「眠い・・・ね~」「さあ帰って寝ようや~~」
明るくなるにつれ刻々と色が変わる斜面を振り返りながら一気に下山でした。
結局ペアの方2組とソロの方2人とすれ違っただけでした。
低木樹林帯のところで「これグミやない?」「きゃ~~ほんと~~めっちゃ甘い」キリシマグミでした。
低いところは無くなっているので皆さん同じ事を・・・。
6時過ぎに高千穂河原駐車場に戻り、帰りました。
続々と駐車場に車が入ってきて・・「今日は大混雑やろうね~」「早く帰って寝よう・・」
去年に比べ密生度は劣る気がしましたが、咲いている範囲は遙かに多くなった気がしました。
朝焼けと高千穂峰の満開のミヤマキリシマを独り占め(2人占め)で鑑賞出来ました。
これで年中行事の一つが終わった気がします。
「次は平治山やね・・」「今年は早いらしいよ・・」「うそ...」
とにかく雨でも、花の時期が過ぎていても、10日にしか行けません・・。