「まずは無理せず韓国岳かな」
「それがいいが~」
南九州は特にインフルエンザが大流行中・・・
しかも宮崎県は一医療施設の患者数が全国トップ3を数週間維持していて・・・
先々週後半に発症・・検査するとB型インフルエンザだと
ここ数年1月中旬に毎年の様にインフルエンザになりタミフルを処方してもらていたが、
今年はイナビルという息を吸って吸入するお薬をもらい
容器中の薬を2回吸い込むだけ、合計4回大きく深呼吸のように吸い込む事で処方終了でした。
お薬も飲み薬だけで無くパッチを張ったり吸入したり・・日々の進化に驚きます。
発症からほぼ1週間経ち・・・熱が下がって4日が経過し・・・
土曜日晴れの予報~~!行くっきゃ無いでしょう~。
まだ咳が出るので・・雪遊びは遠慮し~~無難に韓国岳へ
10時2分出発
迂回路1合目付近で、硫黄山からの風向きが登山道方向へ・・・
薄いブルーの霧の様な火山ガスが・・たちこめてきて・・
「うわ~~~、羊の皮を焼いた様な臭いや~~」「羊の皮を焼いたらこんな臭いやっちゃ~」
「知らんけど・・動物の毛を焼いた臭いより嫌な臭いやん」
「・・・・そういう事ね,,,,,確かに硫黄臭と言うよりタンパク質が焼けた様な・・」
とにかく温泉特有の硫黄臭では無く・・不気味な.....
急いで通過したいのですが・・なんせ登り!
無事2合目3合目を通過し・・すると上で待って居るお二人が
いつもお会いする、横川のご夫婦でした~~
「先週も先々週も雪で良かったよ~~~」「やっぱり・・でもインフルで寝てました」
「あら~~今日山で治すだね」と
朝宮崎市内の気温は-3℃と寒かったため・・山はもっと寒いであろうと・・上下冬用インナーを着て
しかしえびの高原では-3℃、登るにつれ温かくなり・・・上着はほとんど脱ぎ、更にズボンのファスナーを開け
快晴無風~~桜島も開聞岳も~~屋久島も西部がちらっと
8合目でも「あら~~」
またまたよく声をかけていただく鹿児島在住の方とお会いし、しばしお話
この日は人が少ないにもかかわらず、「あら~~」の多い日でした
昼間表面が溶け夜凍ったツルツル登山道
山頂直下、新燃岳と高千穂峰が見えて来て~~もう何処も雪はなさそう
最近山頂まで2時間が普通となってしまい・・12時5分、253回目の山頂
無風の山頂で皆さん休憩中の中、更にお気に入りの休憩場所へと進みます
今日はトマトと鯖缶のスープパスタ
いつもの風景で~~穏やかなお昼
50分の休憩後
登山道まで標高差10mを登り・・これが本当に「めっちゃ辛い~~~」
大浪池も凍ってます
快晴の景色で~~
ビューソフトでは背振山が見えるハズ~~、左の奥は佐賀の山々
拡大して見ても・・・コントラストや明るさを変えて見ても・・・やっぱり写ってません・・見えません
そして気になるもう1箇所
ビューソフトでは尾鈴山の東に四国の山と水平線が・・見えるハズ
こっちもやっぱりダメでした
距離が200km近いとなかなか見る事はできませんね~
4合目まで下りて来て
朝とは風向きが変わった様で噴気は東に流れていて・・やれやれ
しかし、もしこの時点で噴火に遭遇したら・・・皆さんどうしますか?
噴煙の方向にもよるでしょうが、選択肢は大きく二つ、登って距離をかせぐか?・・・下って降灰の中を強行下山するか?
ここまで下って来ると選択肢は、よほどの事が無い限り下るしか無いでしょう
その際、先が見えないほどの降灰に遭遇したら・・右側(下りで)のロープの方がたどりやすいな~
とまあそんな事を考えながら・・・無事下山でした。
14時10分到着
無事に、遊んでもらって「ありがとう~~」
手に持っているのは拾ったマンモスのネット帽、持って帰ってます
心当たりの有る方はご連絡を~~
GPS計測で距離5.4km、時間4時間(休憩50分)、累計標高差536mのお山歩でした。
毎年恒例行事の様になってしまった、1月中旬のインフルエンザ・・・情け無い様な・・これが衰え?
1週間お山歩を休んだだけで結構きつかったこと、しかし快晴の中でお山歩が出来た事に感謝です。
噴火警戒レベルが設定されている活火山地帯を登山する以上、噴火のリスクは避けらません
もし噴火に遭遇したら・・登るか下るか岩陰に留まるか、最低この3択をすぐに迫られるはずです
歩きながら「今!ここだったらどうする!」などと考えながら登る事も必要な事だと、つくづく感じます
誰もすぐには助けてくれません....自分の責任で行動です
もちろん入山するかしないかも、同じです
さて今週末は~~体調も良くなった事だし~~今しか雪と戯れる時は無いし~~
「で、何処!」「・・・・」