「土曜は向坂山行こう~~」
「また・・」
大量積雪の有った韓国岳に何時行くか・・迷った結果お天気の悪い日曜日に
ならば、まずまずのお天気の土曜日は、カンジキの練習に五ヶ瀬ハイランドスキー場の裏山向坂山へ
土曜日9時五ヶ瀬町本屋敷に到着、スキー場下部駐車場入り口でスタッドレスタイヤと4駆の確認を受け合格
カシバル峠の上部駐車場へ
前回(2017/12/09)スキー場営業前に来た時より積雪は数倍ですが、道路は完全に除雪され圧雪路はほんの一部のみ
駐車場の気温は-3℃、お天気曇り時々雪で・・・まあこんなものでしょう。
スキーの方達から異様な視線を感じながら入場リフト乗り場の横を登山口の有る林道へ
久しぶりに見る氷柱「そこ、立ってて~~」氷柱撮るから
林道はスキー場関係者の作業道に使われていて除雪してあり・・鋪装道路のように綺麗
多少滑りますが・・・アイゼン無しで雪道歩きの練習に最高
白岩山登山口に着くと2台の車がすでに有り、一組は今出発されたところ
一昨年買ったカンジキを使うのが目的、早速装着し・・・歩いてみて・・・
去年3月「蒜山で使った感じとは全く違うやろ~」「ふわ~っと沈まないし~~いい」
この樹脂製カンジキは片足360gしか無く、
アルミ製軽量カンジキより更に軽く6本アイゼンより100g重いだけで使いやすいです
先行者数人はつぼ足の様でそこそこ潜っていますが・・そのトレースの上を爽快に
私は俗に言う”がに股”なので、自分のカンジキを踏む事はほとんど有りません、
しかし、彼女は山歩きのセオリーどおりの平行2本線上を歩くため、
足幅を開けないと自分のカンジキを踏んでしまい、前を歩いて歩き方の見本を~~~
先行者のトレースの上をカンジキで歩くため、全く普通に歩けます~~
カンジキの使い方も慣れてきて~~先行者が膝上まで潜っている吹きだまりもあえて~
普通に歩く様にスムーズに
時折頭の上を風が音を立てて吹き抜け・・雪山感が出てきて
「遅いが~~~」「せっかくだからトレースの無いとこ歩いて来た~~」
杉越(白岩峠)に到着し・・トレースは全て白岩山方面に・・
向坂山方向は積雪50cm以上ノートレースです
「完全上までに持ち上げずに少し蹴り飛ばす感じで~~」「こう~~」使い方も上手くなり絶好調
実は私もカンジキを本格的に使うのは約30年ぶり、しかも九州の雪は初めて
持ち上げる時、カンジキが重く・・・疲れ・・・原因は雪質のせいと思ってましたが・・・もしかして単に歳?
しかし救いは積雪膝上ほど有るのに沈まない事、画像を見ても10cm位で止まっています。
そしてこのルートも初めて・・道らしき所を探しながら進みます
地形図の登山道は尾根ど真ん中・・しかし「尾根からどんどんはずれる・・・」「違うっちゃない~~」
「でも・・この地形・・どう見ても道だよね・・・」しかしルートに自信が持てず・・
それより何より、杉越から40分が経過したにもかかわらず・・
まだ200m弱ほどしか進んで無く、山頂までの1/4以下
当然標高が上がるにつれ積雪量も増えるだろうし・・ルートが合っていたとしても、
この二人のラッセルスピードでは山頂までまだ1時間半以上かかる・・・
しかもそれからスキー場に下りるのに前回(2017/12/09)30分かかっているので・・
スキー場まで「まだ2時間以上かかるよ・・」「お昼も過ぎて・・お腹も空いてるしね・・」
「今日はここで止めにしよう」「ぇえ・・・ここで?」「今度は山頂から来ようや~~」と言う事で・・・
樹脂製カンジキは『走れるカンジキ』がキャッチフレーズ
「きゃ~~~早い~~」勢い余って躓きかけ「転けるぞ~~」何とかセーフ
40分間苦労してラッセルした道もすぐに下りてきて・・一往復半しか通っていないのに・・この乱れたトレース
「何十人も歩いた跡みたいや~」「何がいかんと?」
「綺麗なトレースを残したいじゃん・・」「意味わからん・・・」
風の通り道の峠を避け、少し下った所でパンと行動食を食べ・・走って下ります
休憩後はカンジキを外し・・・つぼ足で下りて来ました
まあ大体膝下程度の潜り具合でした
林道に戻ると~~~これです
しかし思ったより滑らない・・・理由は、
1.ソリを忘れシートである事、
2.ザックの後が接触しブレーキになってる事
最大の急斜面で~~
良い感じ~~がしかし・・・途中で大転倒
「かしてん~~」「上手いじゃん~~」
「私も~~」「・・・・」「上手いやろ~~」
「うまいじゃん」と言おうと思った瞬間
大クラッシュ,,,,,前から除雪の山に激突・・起きられません
「待って!写真撮るから」「大丈夫?じゃ無く・・・そっち・・」
お遊びも止め林道をテクテクと・・・
尾根を越える風の音より安室奈美恵のヒーローが大きく聞こえ始め・・入場リフトが見え・・テクテク歩いて終了
お腹ぺこぺこで駐車場に到着、駐車場センターは食事をする所がないので・・すぐに下りました。
GPS計測で距離4.8km、時間3時間30分(休憩10分)、累計標高差337mの雪のお山歩でした
GoogleEsrthで軌跡を見てみると・・地形図の登山道からははずれていますが、
航空写真からでも確認出来る道らしき所をちゃんと歩いています「合ってたちゃない~~~」「かもね~~」
積雪した初めてのルートは地形図の登山道からはずれると、植栽や見た目で明らかに登山道でも不安があり
前回(2017/12/09)無理をしても通っておくべきでした。
山頂まで登ってスキー場へ周回どころでは有りませんでしたが、
久しぶりにカンジキをしっかり使う事ができ、楽しい一日でした。
翌日日曜日のお天気は今一つしかし積雪した韓国岳に行かなくてはと~~~急いで帰り~~。
しかし本当に凄いお天気でした~~。
それは次回に