「旧参道ならどう」
「行って見ないと判らん......」
先週膝痛が発症し・・
診断の結果、膝蓋じん帯炎症と.......
骨の変成も有るが今は悪さしていないと.....
ぞくに言う”ジャンパー膝”、使いすぎ・・・納得は出来ないにしても、まあ有りです。
医師から「炎症を治し、更に筋力を付ける事! 上体を捻った階段の上り下り動作が特に悪いと」と言われた
「平らな所や、段差を真っ直ぐ登り降りして筋力を付けなさいって事ね」
「たぶん・・・」
そこで・・・アスファルトや岩の無い
足腰に優しいフカフカ落ち葉で段差の少ないダラダラ道とは・・・何処やろ・・・
思い当たったのが、行った事は無い、
霧島神宮から高千穂河原の古宮に続く旧参道『高千穂嶽道』・・・歩いてみる事に
9時20分
霧島神宮駐車場に駐め、お参りをして社務所の横から~~
もちろん、ザックには合羽など衣類と水以外は行動食のみ
すぐに高千穂嶽道(おたけみち)標石
9時40分、すぐ先に有る、山の神樣にお参りをし・・
1/25000地形図では当分2本線の道(車が通る程度の道)を約500m進み川に出て右折・・そこから登山道と理解・・・
車が通る道を進みます・・・しかしこの時すでにミスコース
地形図とは違うカーブが多く・・進む方角が違い・・「この道・・・違うかも・・・」
「他に広い道無かったよ~~~有ってるが~~川に出るが~~」「・・・」
また数100m進み・・ここで初めてGPSで現在地を確認
「やっぱ全然違う・・尾根越せばショートカットで行けるけど・・戻ろう」「最初の最初から違うって事」「かも......」
山の神から数10mの地点ですでに違ってました「こんなん・・・絶対みんな間違える」(詳細は最後に)
10時30分、45分のロスタイムで、とにかく地形図の2本線の道に入り
「ちゃんと標識あるやん~~」
破線の登山道に入り~~~でもこんな所
若干狭く急ない所でもこの程度
思った通り平らなダラダラ登山道
思った通り落ち葉のフカフカ登山道
程なくいつも通る県道と交叉~~~
「ここに出るっちゃ~~~」
妖精の居そうな~~背の高い木々の森を進み・・
足元に紅葉の落ち葉を見つけ・・始めて頭上の紅葉に気付き~~
進むにつれ~~森が明るくなって来て
良い感じの紅葉も~~~しかし、いかんせん背が高い
見上げて~~「良いじゃん」
登るにつれ~森が更に明るく背が低く
また車の音が聞こえ始め・・・県道480号高千穂河原線と数10mの間隔で林の中を併走
12時45分「出た~~~~」
高千穂河原三叉路ど真ん中へ
今回の目的地、古宮へお参りをして~~
いつもの構図
実はここで大きな勘違い!
帰りは膝の事を考え、バスで霧島神宮に戻ると・・安易に考えていた
しかしそれができたのは以前の事・・・今の霧島連山周遊バスは左周りのみで・・
高千穂河原から霧島神宮にバスで戻るには・・大浪池→えびの高原→大浪池→丸尾を経由して大回り
歩くしか無く「大丈夫やが~~ゆっくり下れば・・」
元々軽くして来たザックの荷物を、移し変え・・・更に軽く
重くなった方のザックは、帰って計ると18kg越え
30分の休憩後、また三叉路から県道の車が木の陰から見える程度の距離を
車の方もこちらが見える様で・・ほとんどの方が「e!!あんな所人が歩いてる??」的な表情で
県道から離れると、気持ちの良い紅葉の林を~~
逆光ですが~~紅葉が輝いて
木々の背が高くなり
一気に清々しい森へ~~
噂で、この森は『精霊の守り人』のロケに使われたとか・・
途中大木に囲まれた広場では・・「ここ集落に使ったじゃない^^」
鬱蒼とした森では・・「この辺は刺客から追われ大木に身を隠しながら逃げた所じゃない」とか・・・勝手に想像
行きも気になった標識「御池飲雑」何でしょう?場所の名前?
再び県道横断し
登山道も一面ふかふかの落ち葉
それでも道は何となく判りますが・・・マーカーを頼りに・・・
硫黄の臭いがする温泉の施設を過ぎ、少し狭い坂を下ると
地形図の2本線道路に出て・・10分ほど下ると・・・・最初見逃した分岐に
画像左から下りて来ます
幅4m以上有る道路横に標識と幅1mも無い沢のような所が本道・・
しかし数10m先から左折すればまあ広い道です
標識を拡大すると・・確かに『←湯之野 霧島神宮→』と
霧島神宮社務所横から大勢の参拝者でにぎあう参道に出~~~異様な視線を感じながら~~
「ここから何処に登るのですか?」とか「ひょっとしてここから高千穂峰?」とか・・・さまざま
15時15分駐車場到着
GPS計測で距離13.1km(ミスコースを含む)、時間6時間(ミスコース45分、休憩30分)
累計標高差745mのお山歩でした
ミスコースは、標識の位置が悪いのでは無く、
地形図の2本線道路が頭にあり、地形図にない広い道路(林道)を疑いも無く歩き
全く違う方向に向いているにもかかわらず、すぐに気付かなかった事が原因です
もし行かれる方は、まず山の神の先数10mで要注意です。
後は廃道や古い林道とX交叉を数回しますが・・間違える事は無いです。
この高千穂嶽道は標高差700mを全く実感出来ないほど緩やかな、落ち葉の森を歩く歩道でした。
展望は全く有りませんが、大まかに併走する高千穂河原から流れ出る沢の景観も大きな滝やナメが有ったりなかなかです。
しかしこの時期は水量が無くほぼ全て涸沢でした。
問題の膝痛は・・・
「たまに痛いし・・良くもなってないけど・・これだけ歩い悪化もしてない・・・」と
早く完治すには・・・数週間完全休養の方が良いのかも・・・
「休むと筋力がまた無くなるし・・今度は腰痛が出る~~」
アメとムチ・・・どっちだ!