へら浮子とJAZZが好き

へら浮子叡峰の製作日記と今日聴きたいJAZZ

羽根の整形・Ⅲ

2012-02-29 17:23:33 | ヘラブナ釣り


 接着までに、羽根の整形をしておきます。

 仮巻きの状態





 まだ羽根の間に隙間が有ります。





 いきなり急なテーパーを付けると
羽根同士が食い込んだり、重なってイビツになります。

 特に肩部の絞りは、ボディからトップへ絞るのではなく
トップ側からボディに向かって
絞っていきます。
殆どの人が苦労する所です。

 納得するまで何度も繰り返し、肩・足元のテーパーを調整して
仮巻きで形を作ってやります。
但しやりすぎると、だんだん短くなってきますので
ホドホドニに
下の羽根は、元は全て同じ長さの羽根でした。

此れで仮巻き、ほぼ完了です。



         

此処までで、其々の出来上がりの予想がつきます。

この後は、いよいよ接着です。

接着は、ボデイの真ん中・足元・肩部と
三段階に分けて接着をします。



今日の一枚 たまには女性ボーカルで
JANE MONHET - Taking a Chance on Love


寒さ対策

2012-02-26 17:58:21 | vulcan classic



 1月に走ってから、腰痛や花粉症の発症で
最近ほったらかしのVULCAN。

 バッテリー上がりが心配やし
チョコット走ってみようかと思ってるんですが
寒いしネェ

 年末に、デイトナの巻きつけタイプのグリップヒーター付けたんですが
ちゃんとスイッチONで電流が流れてるんか心配です。
ひょっとしてスイッチ関係無しに流れてたりして・・・
説明書を見てもイマイチ理解不能やし

 色んな物後付したんで
配線がぐちゃぐちゃです

    

 テスターで、色んな色の配線を刺しまくって
多分リモート線やと見当をつけた線に+を咬ませて、ボディアースを取って
おしまいです。
って、偉そうに言うてるけど
配線図を見ても、チンプンカンプン



多分出来たとは思いますが自信が無いし

 ちなみに、一応エンジンスイッチONでで電流が流れ
ハンドルポスト横に着けたスイッチONで暖かくなります



 ハンドルカバーを装着し、スイッチONすると
ジワーと暖かくなってきました。
冬用のごついグローブ要りません

  

 ホントは、ハンドルグリップごと交換したかったんですが
やり方が解かりませんし・・・
しかも装着後気が付いたら、左右逆に着けてたし

マァ何れ其のうちにネ

それにしてもアメリカンにハンドルカバーは
不っ細工で似合いませんワ


今日の一枚 DOUG WATKINS QUINTET SOULNIK




羽根の整形・Ⅱ

2012-02-24 18:00:59 | ヘラブナ釣り

 今回の作業は、削った羽根の組み合わせをします。

 先ず、硬さ(羽根表面の型さ・ワタの型さ)別に選り分けます

 前回、肩と足元の型を取った時に
其々の硬さや太さによって大雑把に分けておいたのから
太さが合いそうな物を選び出します。 
この後は、三枚合わせ用・四枚合わせ用に分けていきます。

  

 この方法で選り分けるのが、一番失敗が少なくて済むようです

 四枚合わせを1本作るから羽根を四本とか、三枚合わせを二本
作るから羽根を六本を、と言う作業を私はよう出来マセン。

 羽根には其々癖があって、相性があります。
それらを旨く組み合わせるのが大切です。

 私の場合、最低でも100本単位で羽根を削る必要があります。
勿体無いですが選り分けていく内に、3割位が使えなくなる羽根が出てきます。

 プロの浮子師さんは、こんな無駄な事はされません。
私の師匠の仕事を、何度も繰り返し拝見させていただいたんですが
到底真似できません。レベルが違いすぎます。

 其のうち、もっと旨くなれば出来るかもしれませんが
残念ながら未だ其の段階までは達する事が出来ません。 

 昔の浮子作りの仲間の言っていた言葉で
かっこ悪い浮子は作品とは言えへんと聞かされたことがあります。
 自分の浮子に、銘を入れるんは作品に責任を持つ言う事やとも、教えられました。
名言やと思います。
性能も機能もエエもんを追求していくと、自然とカッコ良く為るそうです。



 話が横道にズレてしまいましたんで、続きを・・・

 其々の組み合わせがが完了したら、其々の
羽根の長さを改めて揃えます。
一本でも長さが違う羽根が混じっていると
歪みや、センターのズレに繋がり、出来上がりに
悪影響が出てしまいます。

 この段階では、少々の違いは無視します。
仮巻きをする毎にそろえて行きますので。

 改めて、長さ・太さ・硬さが同じ様な羽根の組み合わせが
出来たら、やっと第一段階の仮巻きです。


 仮巻きに使う糸は、撚りのかかっていない
絹の単糸を十二~十五本纏めた糸
を使います。

    

強く引っ張れば切れる位が目安です。
切れない丈夫な糸を使うと、羽根に糸の痕が付いてしまいます。
カッコ悪いです。


 一度目の仮巻きです。
此処で特に注意するのは、絶対にずらさない事です
肩も足も、特に合わせ目も。
この状態で、二~三日置いておきます。

    

 次に、糸を外したら600番のペーパーで整形をしなおして
二回目の仮巻きをします。
勿論、此処でもズレや曲がりは厳禁です。  

    
 
 この作業を、何回か繰り返していけば
ほぼ、出来上がりの形が想像できるようになります。
仮巻きの回数は、羽根によって違いますので
何回とは決まっていません。
気が済むまで仮巻きをします

 肩や足元のテーパーをきつくするのも、緩くするのも
この仮巻きの作業中に調整していきます。
コツは簡単です。 『根気』です。


 次回は難問の接着です。


 今日の一枚
ALAN BROADBENT YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC



羽根の整形・Ⅰ

2012-02-17 20:37:38 | ヘラブナ釣り
 今日は羽根の足元の細工です。

肩部と同じ様に、鉛筆で印しを入れます。



 大雑把にカットした後は、使い古した320番位のペーパーで曲線を仕上げます。
新品のペーパーでは荒すぎますので。
此れで、肩と足の第一段階の整形完了です。



 次に肩部は、0.8mmのピアノ線でトップの溝をかたどります。
此れで1.2mm~1.5mmのトップのガイドが出来上がります。

    

 足元(竹足以外は使用しません)は、実際に取付ける
足(羽根の内部)の長さより1cm位短いめの竹足の部分で形をとります。

    

 羽根には一本づつ、硬さ・太さ・歪み・反りが有りますので
この時に、相性の良いもの同士を選り分けてやります。
 今回作る予定の三枚・四枚合せの場合、大体100本位を削って
組み合わせます。
組み合わせを決めた後第二段階の整形をし、20本位組めれば良しとします。

 この後、いよいよ組み合わせた羽根の仮巻きへ進みます。



本日の一枚
Willie Pickens Trio - Seaspns of The Heart


らっきょ浮子

2012-02-15 17:38:46 | ヘラブナ釣り
  プロフ写真に使っているセミカンザシ浮子ですが
今まで、お世話になった方や御挨拶代わりに使って頂くように
お渡ししてるうち、気が付いたら一本も手元に有りません。

 プロフ写真の二本は、トップの塗り直しに里帰りしてきたのを
記念に写しておいた物です。

   

 以前に作ったんやから、もう一度作ればエエのですが
何度再挑戦しても出来ません。

 センターはズレるし、形もイビツで見られたもんとちゃいます


 去年、四国の友人宅に遊びに行った折に
ぼやいて泣きをいれたら、送ってきてくれました。
おおきにどす、ごっつ嬉しいです

 もう二度と、よう作れません。
セミカンザシではなくラッキョ浮子 四拾壱枚合わせです



本日の一枚
BASSのNIELS HENNING ORSTED PEDERSENを初めて聴いた
KENNY DREW TRIO DARK BEAUTY