日々の移ろい

実家からの帰り道

職場では、新型インフルエンザの感染拡大を防ぐ為にも、
明日まで年長児の学級閉鎖をしている。

そこで職員も余り気味ならと思い、今日有給休暇をとり、
実家の父母の顔を見に行った。

この前の日曜日に出かけようと思ったら、
風邪気味であるから来なくて良い!との連絡が入り、
しかし、携帯の音声が小さいとの事も気になっていたから、
今日、お休みして会いにいった。

今日の母は、会った時に、先月からの心配な様子は少なくなり、
割と元気な感じになってきたから、一安心。

ところが、突然、爆弾発言が飛び出た。
年が明けたら待っている長女の結婚式に出席を渋っている。
このところ疲れるし、着物ももう着れない、などと気落ちした事を口にする。

確かに、無理して出席して欲しい!と言うのも憚れるのかもしれない。

と言うのは、このところ病院通いで疲れている。
そこに加えて、白内障で片眼が殆ど見えない状態になっているらしい。
近くの一番評判の良い眼科に手術をしてもらう事になったが、
年内はスケジュール的に無理だそうで、
3月3日とひと月開けて4月3日ともう既に決まっているとの事。

でも、この白内障の手術は日帰りの今では簡単な手術の部類に入ると
聞いている。
残念な事に、長女のウエデイング姿がはっきり見えないのは悲しいが、
私が玄関から式場まで、車で送るから!と話し、
出席を楽しみにしてくれるように気持ちを変えてくれた。

83歳と80歳。
まだまだ二人での生活がずっと続くと思っていたが、
二人の会話を聞いていると、悲しいかな心許なくなってきた。
「その日」というのはずっと遠い事と、私の意識の枠外に追いやってきていたが、
視野に入れざるを得なくなってきていると、実感しつつ
ハンドルを握っていた。帰りの名古屋高速。

そして反復していた。
実家にて 母にきつい言葉を発して、怒らせなかったか?と。
前回も帰宅直後、父からお小言を頂いたのを思い出し・・・。

お土産は、実家の庭にで色づいていた柿を、もいできた。
約50個。
両親は、入れ歯では 良く熟れた柿しかもう食べられない、と。

来年も再来年も、元気な父母が傍らにいて、
庭で柿をもぐことが出来ますように!
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