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日々の移ろい

お向かいさんの木を切る


うちの玄関を開けると お向かいさんの家の裏側と勝手口 が見えます。

そして、その脇にクロガネモチの大木が空に向かって伸びています。


このお宅には、

80代のお父さんと、40代後半の息子さんが暮らしておられます。

お父さんは、デイサービスに通われている光景を何度か見かけましたが 近頃お見かけしていません。

息子さんも、30代までバイクに乗り出勤しておられた姿を覚えていますが、

近年 足が不自由になったのか、
家に籠もり お顔を見かけた事がありません。

お二人共 不自由な暮らしをされていて、
回覧板や町内の掃除等も免除されています。

そういった事情がありますから、

庭の木の手入れ等できるはずもないことは承知しています。

しかし、たまに嫁いだお姉さんが来られた時に、

我が庭に傾いて伸びてきたクロガネモチの木が

気になっていたので、

「切って下さるか、業者さんに依頼して下さい」と 話してみましたが、妹さんから、

一向に 返事がなく

2年経過しました。


このままにしておくと、
木は どんどん高くなり

手に負えなくなります。



このお向かいさんの隣が更地になった事で 丁度伐りやすくなりましたから、


切って良いか?確認したく電話を掛けたり、インターホンで声を掛けていましたが

出て来られない状況が続きました(足が悪いから、電話がとれない?玄関まで歩いて来られない?)

今日も、ダメ元で玄関まで行きましたら、
ドアが開き、

大きな声を掛けましたら、

応答する息子さんの小さな声が!

玄関には出て来られない様子でしたから、

「木を切りますね」と、承諾を得ました‥



うちのリビングから電気コードを繋ぎ繋ぎして、

夫、
チェーンソーで、とうとう倒しました。




クロガネモチは苦労しなくてもお金が貯まる という縁起の良い木だそうですが、

公園樹や街路樹として使われる大きくなる木です。

うちの庭に向かって倒れるように夫は切り倒しましたが、

その後小さくする為に、再度チェーンソーを入れたら、

木は、次に 夫の方に倒れ 夫がヘルメットを被っていなかったら、

頭に直撃したかも、

難を逃れて一安心でした。

明日は、
この大木の処理をします。





短くしても 重いこの木や枝。

一体 何袋になるのでしょう?

また、そのゴミ袋をごみ置き場に運ぶのも大変そうですが、

夫は、「ま、ゆっくりやるわ」と、楽観しています。

やはり、動物を飼う場合同様、
木も植えたら、

高齢になるまでに、

体力のあるうちに、

切ったり 片付けたり しておくべきだと、

うちの庭の真ん中に植わっている

花桃の大木を見上げながらも、

いつか、、と、考えてしまいました。







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