湊かなえ 著。 ユートピア という言葉から 理想郷を思いつく。 舞台は 海の見える田舎町。 いつもの作風にある 女性特有のドロドロ感満載、 車椅子、ボランテイア、ガラス工芸などと 優しく耳障りの良い言葉が 連なっていたけれど、 今までの湊さんの作品に比べ、 一晩で読んでしまいたい! とは 思えなく 途中で止めてしまおうか?とさえ思った。 どんでん返しは待っていた、けれど やっぱり あの女の子は 歩けたんだ。 歩かなかった理由は 理解できる。 さて、 理想郷 って どこかに あるのだろうか?